空を見上げよう! ー東京でも楽しめる空の情報ー |
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2021年1月11日 幻(まぼろし)なのに「げんじつ」!? (石神井川付近にて15:30頃) 太陽のまわりに大きな丸い白っぽい虹のようなものが見えています。太陽の前にうすい雲がかかった時に起きる現象で、「日暈」(ひがさ)あるいはハロといいます。 左の写真では太陽の左右、太陽と同じ高度の場所がひときわ明るく光っているのがわかりますか。これを「幻日」(げんじつ)といいます。 ハロを写真に撮るには太陽が、画面に入ってしまうと、カメラが明るさをうまく調整できないことがあるので、太陽を隠して撮るのもコツ。右の写真ではポールに取り付けられたボックスで太陽をうまく隠しているので幻日とハロがはっきり写っていますね。 (写真と情報:隊員のGママさん) |
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2021年1月9日 いてつく夜のカノープス (カノープス公園?=西東京市東伏見公園すべり台にて) 冬型が強まった8日(金)の23時半ごろから30分ほど、カノープスの動きを追いました。地平ぎりぎりに見えているのがカノープスです。(はじめのころカメラが動いてしまい、ミスりました)左上の星は、とも座のτ(タウ)星2.9等です。 星の光跡が右下がりになっていることから、すでに南中の時こくはすぎたようです。風はおさまっており、しんしんと足元から冷える夜でした。ジョギングをしているおじさんにも双眼鏡で見てもらったらよろこんでいました。 光がとぎれとぎれになっているところがあります。はじめは、木の枝のかげになっているからだと思っていましたが、そうではなく、すとーーんとあるはんいがぬけているので、低空のもやのせいではないかと思います。動画を見ていると、光がとぎれているところが何か所かあるのがわかります。 動画はこちら→ https://youtu.be/oz15XPuBouI (写真・動画と情報:スタッフのコタジー) |
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2021年1月2日(土) このがけの地そうは、太古のむかしから、オリオンのすがたを見上げてきたのでしょうか? こたえは、ちがいます。この地そうができたのは、数百万年前ということです。星座は、数千年くらいでは、形はかわりませんが、10万年ほどたつと、形がすっかりかわり今のせいざの形をしていないようです。長い長い年月の間、星はそれぞれ固有の動きをしているからです。ですからこの地そうができたころは、まだオリオン座の形はなく、星々は、それぞれ別のところにあったというわけです。 (写真と情報:スタッフのコタジー) |
地そうが赤く光っているのは、まん月すぎの月の明かりがあたっているからです。 |
これが月による「かげぼうし」(月影)です。 |
北の空の星の動きがわかります。まん中にぽつんとあるのが北極星です。その星の左上の方にカシオペヤ座があります。北極星のすぐ右にキラリと光る流れ星のようなものがありますが、これは、イリジウム衛星と思われます。 (写真と情報:スタッフのコタジー) |
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2020年12月26日(土) さて、次回の流星群は「しぶんぎ座流星群」 1月3日 23時ごろに極大となるようです。ただ、この群は、三大流星群の一つですが、年による数のばらつきが多いようです。輻射(ふくしゃ)点は、北斗七星のひしゃくのもち手のそば。夜半はまだ北東の空に低いのですが、明け方にかけて高くなってきます。下弦前の月が明るいので、月のない方を中心にかんさつするとよいでしょう。連写ができるカメラがある人は、三脚につけて数秒の連写をしてみましょう。 (写真と情報:スタッフのコタジー) |
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2020年12月22日(火) 木星と土星の超大接近 22日版 22日も木星と土星の接近は昨日よりわずかにはなれましたが、大接近が続きました。 土・日曜日より大気が落ち着いてきています。木星のしまがなんとか見えるでしょうか? |
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木星版「君(土星)といつまでも・・・」(ぴえ) (写真と情報:スタッフのコタジー) |
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2020年12月21日(月) 木星と土星の大接近 本日は木星・土星が最も近づく日だそうなので、望遠鏡を出してみました。 土星と木星とガリレオ衛星を1枚の画角に収めることができました(1枚目)。 露光時間を短めにすると、土星の環も見えてきます(2枚目)。 3枚目は広角で、左上が土星・木星、右下のポプラのような高木と電柱の間には、富士山がちらっと見えます。 場所は石神井公園第2駐車場の西側、目の前に畑があるところです。 (写真と情報:スタッフのいとうパパ) |
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2020年12月17日(木) 接近中の木星と土星に近づいた月 21日の大接近に向けて木星と土星はどんどん距離をちぢめていますが、そのふたつの惑星に、月齢2.6の月が近づきました。 その様子を、上小の屋上から観察し、写真を撮りました。オレンジ色にそまった空を背景に、シルエットで富士山も見えています。 富士山もいっしょの写真に写るように、広角レンズ(広い範囲が写るレンズ)を使ったため、木星と土星が小さく写り、上の写真では確認しにくいかもしれません。月と木星、土星がはっきりわかるように、望遠レンズで写したのが下の写真です。 →ムービーはこちら ※木星と土星が最も近づくのは22日の3時ころですが、日本では、その時間には木星と土星は地平線の下に沈んでしまっているため、日本から木星と土星が最接近して見えるのは21日の夕方になります。 写真と情報:スタッフのつとむ |
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2020年12月13日(日) 細い月と金星の大接近 細い月と金星の接近は見られましたか? 5時半ごろはよく晴れていて、月が「カプセルをきりはなした」ようすが見られました。月の視直径(しちょっけい)は、角度にしてだいたい0.5°ですから、写真から見ると、この接近は、1°を切っていることがわかります。もちろん、うでをのばしたひとさし指の中にはすっぽり入るわけです。(うでをのばして見た時の大人の指の太さは、だいたい2°) | |
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大接近 9分たつと・・・ 5:51~6:00までの9分間の動きです。 月は、2分間で視直径一つ分動きますから、二つをくらべるとだいたい月四つ分と半分くらいはなれているのがわかります。ずっと連続してとろうと思いましたが、雲が出てしまいできませんでした。 (画像と情報:スタッフのコタジー) |
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2020年10月31日(土) 石神井川に映る「今年最小」の満月 今回は石神井川の川面(かわも)に映る満月を写すことができました。(上) 月は地球のまわりを少しだけ楕円(だえん)を描いて回っているので、正確に調べると地球からの距離が近い時と遠い時があります。今回の満月は今年一番地球から遠いところにある満月、つまり見かけの大きさが「最小」の満月ということになります。 今年最大の満月は4月8日だったのですが、残念ながらその日の写真がないので、4月7日の月と比較してみました。(下2枚・右が4月・左が11月31日の月を並べて合成) ちなみに地球と月との距離は、平均すると約38万km。(これは地球を30個並べた距離と同じくらいだそうです。)それが一番近い時は約36.3万km。一番遠い時は40.5万kmになるそうです。 写真にしてくらべると大きさのちがいがわかりますが、実際に空にある月を目で見る時はくらべようがないのでその大小はわかりませんね。(参考:「月と暮らす」藤井旭 誠文堂新光社) (画像と情報:スタッフのつとむさん) |
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2020年10月1日(木) 中秋の名月 今日は中秋の名月(旧暦8月15日=十五夜)。天候が心配されましたが、みごとな月が上ってきました。上2枚はみなさん見覚えのあるであろう上石神井らしい風景ですね。どこだかわかりますよね。今日の月の出の方位角を確認して、石神井川のところとどちらがいいか地図上で確かめた上で撮影に向かったそうです。さすが!最初はピンク色をしていたようです。 下はマンションの上からの撮影。囚われのお姫様気分を味わえる(?)台所の小窓からの撮影とか(笑)。 みなさんも、それぞれのお月見ポイントを見つけて、楽しんでみてはどうでしょう。 ちなみに本当の満月は明日です。明日の月の出は今日より30分近く遅い17:54.月の入りは翌朝6:28ですからほぼ一晩中ゆっくり楽しめますね。 (画像提供:上の2枚・・・スタッフのつとむさん・下・・・隊員さん) | |
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2020年8月12日(水) ①ネオワイズすい星のうしろすがたを撮影! 7月はじめに地球に近づき、尾をひいたすばらしいすがたを見せてくれた ほうき星 「ネオワイズすい星」のうしろすがたです。8月に入り、地球からどんどん遠ざかり暗くなってきていますが、まだ5~6等級の明るさがあります。尾も左(東)の方にあわく広がっているのがわかります。8倍のそうがんきょうを使うと、ボーっとしたコマがよく見えていました。1等星アルクトゥルスの下の方にあります。 | |
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②ネオワイズすい星 カメラで固定さつえい | |
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③木星 土星 のすぐとなりに夏の天の川が流れる! (画像と情報:スタッフのコタジー) |
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2020年8月5日(水) 国際宇宙ステーション!ISSを動画でとらえました 5日(水)のISSは見られましたか?南西の空を中心に、とても明るく動いていく様子を見ることができました。時こくがお知らせしたのより4~5分ほど遅れていました。すみませんでした。てびきをつくったのが、7月の中ごろだったので、最新のデータを調べてお知らせするべきでした。 動画(→こちら) 動画は、カメラでとった一枚一枚の画像をつないでぱらぱらマンガにしたもの(タイムラプス)です。いて座の中を南東に向かって動いていきました。途中で急げきに明るさが落ちて、最後に見えなくなる様子がわかります。東がわにくると地球のかげがせまっているので、そこに入っていったわけです。 さて、来週は、ペルセウス座流星群の日がきます。極大は12日の午後10時ごろと予想されています。下げんの月がのぼってきますが、気にせず見ていましょう。都会では何個くらい数えられるでしょうか?「観察のてびき」(→こちら)
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2020年7月19日(日) 見えたぞ!ネオワイズすい星! 郊外に遠征する時間がなかったので、ネオワイズすい星を西東京市自宅でねらいました。見つける目安は、北斗七星の左下です。 8倍×11センチの双眼鏡でさがしました。北斗七星の7つの星はなんとわかりましたが、その左下にあるすい星は双眼鏡を使ってもよくわかりませんでした。 焦点距離50mmという昔の「標準レンズ」を使って、すい星のあると思われる場所を30枚ほど撮影して、拡大してさがしました。すぐに見つかりました。 右上方に尾も確認できます。ISO400 5秒ほどの露出です。田無タワーといっしょの写真はイメージが小さすぎて見つけられないでしょうか。 都会ではなんともたよりない姿ですが、1~2時間高速道路で走って郊外にいけば、なかなかの勇姿が見られるはずです。月末に向けてどんどん高度が高くなり見やすくなりますが、すい星自体が暗くなります。月も出てきて見ずらくなりますので、早く梅雨が明けてくれないかなあと思っています。 (画像と情報:スタッフのコタジー) |
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2020年5月24日(日) 見えたぞ!ごうかなトライアングル! ~水星をにくがんで見られたかな~ 見えましたね。夕やけの中にうかぶ三角形がきれいでした。 「見よう①」のクイズの 答えは、わかりましたか。 答えは ア)の「げんこつの中に入る」でした。このトライアングル は、だいたい角度にして7度ほどの範囲(はんい)に入っています。げんこつは、親指から小指の間が10度ほどありますので、ぴったりおさまるというわけです。 下の写真は、ぼうえんレンズで少しかく大したものです。月のかげの部分がうっすらと見えていますが、これは「地球照」(ちきゅうしょう)といいます。月の上に立って地球を見ると、ほぼまんまるの明るい地球が見えるはずです。その地球からの照り(てり)返しをうけて月の夜の部分がうすぼんやりと光るというわけです。 さて、金星はこれから、どんどんいちが太陽に近くなってひくくなります。 ですから、5月12日のクイズは、イ)の「見えるいちがかわって見えなくなる」 が正解です。 さあ、明るい金星はいつまで見ることができるでしょうか? 晴れたら西のひくい空に金星があるかどうかたしかめてみてください。 (画像と情報:スタッフのコタジー) |
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2020年5月24日(日) 水星・金星・月のせっきんを見よう③ 速報! 何とか見えましたね。 速報までにお送りします。 上石神井団地の南にできる、新しい公園の工事現場手前から撮りました。 (画像と情報:スタッフのいとうパパ) |
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2020年5月24日(日) 水星・金星・月のせっきんを見よう② ~水星を見つけるチャンスだよ~ 今日の夕方、金星、水星、二日月 豪華(ごうか)なトライアングル(三角形)を見ましょう。高度10度といっても、思っていたより高いです。 19時15分から15分間くらいがねらいめです。 それより早いとまだ空が明るくて水星が見えません。 右上は昨日(23日)19時17分ごろの雲の中に入っていく直前の写真です。300mm望遠レンズでアップしています。 ★かならず大人といっしょに観察しましょう。キケンな場所での観察はやめましょう。 (画像と情報:スタッフのコタジー) |
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2020年5月23日(土) 水星・金星・月のせっきんを見よう① ~水星を見つけるチャンスだよ~ 「梅雨(つゆ)のはしり」のような雨がちな日が続いています。夕空の明るい金星も、ちょっと見ないうちに、どんどん高さを下げてきているようです。明日の日よう日(24日)は、夕方の西空から目がはなせません。金星だけでなく、すぐ近くに細い二日月、それにふだんなかなか見ることのできない水星のおまけつきです。水星は金星のすぐ左上にあります。(下図) (以前「見つけたよ」にGママさんの水星の写真がのっていましたね) この三つの天体はどのくらいのはんいに近づくのでしょうか。そこで・・・ 「三天体せっきんクイズ」 ア)水星・金星・月は、うでをのばした時 げんこつの中に入る イ)水星・金星・月は、うでをのばした時 手のひらの中にちょうど入る ウ)水星・金星・月は、うでをばした時 手のひら二つ分にちょうど入る 時こくは午後7時15分前後です。(日がしずんで30分後)その時の高さがなんと10度とひくいのですが、金星の見おさめでもあり、天気もうわむきですから、西の空がよく見わたせるところでぜひ観察しましょう。 上の写真は、さく年12月の金星と月です。くもが多くあきらめていましたが、時々くもがうすくなりなんとかさつえいできました。明日はここに水星が入ってきます。 (そうがんきょうを使うと、水星もよく見えるはずです。かならず大人といっしょに観察しましょう。キケンな場所での観察はやめましょう。) (画像と情報:スタッフのコタジー) | |
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2020年5月12日(火) 金星とのお別れが近づいてきました あんなにきらきらと夕空の中にかがやいていた金星が・・・・・・・・あれれっ! これからどうなるでしょうか?「いつまでもあると思うな 親と金」とはこのことをいっているわけではありませんが、 夕空の金星はいつまででも見られるわけではないようです。来月に入ると、金星は宵(よい)の空からはすっかりすがたをけしてしまいます。どのようにしてすがたをけすのか予想してください。金星クイズです。 ア) だんだん明るさがくらくなってきて、ついには見えなくなってしまう イ) 見えるいちがかわっていき、見えなくなってしまう ウ) 6月に入るとある日をさかいに、とつぜんすがたをけしてしまう では、どのようにして見えなくなってしまうのか。それを調べてみてください。 調べ方は・・・ ① 西の空がよく見えるところをさがしておく。 ② 金星の見える時こくを1つに決める(日がしずむ18時30分ごろ 40分でも50分でも19:00でもいいです) 時こくを決めたら、いつもその時こくに観察する。うでをのばして金星の高さは水平から数えて、げんこつでいくつ分あるのか記録をしておく。 ③日をかえて3~5日おきに何回か観察する。天気もあるので「晴れた日は観察する」くらいでちょうどいいでしょう。 5月後半は、天気のいい日もけっこうありそうですから、数日おきに観察にチャレンジしてみましょう。5月11日 は、日がしずむ18:40くらいには、高度がげんこつ3つと半分くらいでした。 望遠鏡のある人は、ぜひ金星にむけてみましょう。倍率を高めでみると、上の写真のように三日月のようにかけた金星を見ることができますよ。 ※かんさつは、安全な場所で、大人といっしょにやりましょう。 (画像と情報:スタッフのコタジー) | |
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金星が西空にしずむところの連続写真です。(4分おきにシャッターを切り、それを1枚の写真に合成しています)21時ごろです。右上にぽつんと見える星は、冬のぎょしゃ座のベータ星で1.7等のエルナトという星です。 金星の明るさをじっくり見ると、ひくくなるにしたがって、暗くなっているのがわかりますか。大気による減光(げんこう)といって、 地球の空気のそうを光が通るうちに、弱まってしまうことによります。写真からはよくわかりませんが、色も赤っぽく見えていました。しくみは、しずむ太陽が赤くなるのと同じです。 (画像と情報:スタッフのコタジー) |
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2020年4月28日(火) 28日早朝のISS(国際宇宙ステーション) 昨日27日(月)は、午後から雨もようで、今日の明け方は無理かな、と思っていたのですが、4時少し前に切れた雲の間からISSを見ることができました。見かけ上、ちょうど北斗七星の上を通っていきました。 明朝は、3時2分 北東の高い空でとても明るいみたいですよ。天気もなんとかなりそうす。高度が高いのでどこからでも見やすいはずです。ぜひ目覚ましかけて観察にチャレンジしてみましょう。 (画像と情報:スタッフのコタジー) |
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2020年4月26日(日) 26日早朝のISS(国際宇宙ステーション) ほとんど快晴でISSをとても明るくながめることができました。時間もほとんど予報どおりでした。通過した場所は、土星・木星・アンタレスなどが見られるにぎやかな場所でしたので、写真に仕上げるには好都合でした。 写真のISSの光のすじは、途中で切れていますが、それは10秒の連写をするためシャッターがとじたときの時間の分です。一つ下の記事の灯台の写真の切れ目とは意味がちがいます。本当は、感度を落として2分間ほどバルブ(シャッター開け放し)でとればいいのですが、都会の空は明るいので、かぶる(全体が明るくなって夜空も星も光の中にうもれてしまい見えなくなること)おそれがあるので、連写をしてあとでつなぐ、ということをします。 ところできのうの夕方は、西の空に細い三日月(新月から3日目の月という意味・新月の日の月齢は0と数えるので月齢は2)と金星がきれいに見えていました。今日の夕方には月齢3の月と金星がもう少し近づいて見えます。金星は28日に最大光度(-4.5等)に達します。天気ちょいとびみょうですが、見えたらぜひデジカメを向けてみてください。スケッチをしてもいいですよ。左の方(東の方)にはまだまだ冬の大三角がしっかり見えています。(夕方7時ごろがいいです)金星とのはなれぐあいがちょうど大三角の一辺と同じなのもおもしろいです。 (画像と情報:スタッフのコタジー) |
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2020年4月25日(土) 早起きしてISS(国際宇宙ステーション)を見よう! ISS(国際宇宙ステーション)が、これから何日か、明け方の空に見えるようです。 今晩(明日の明け方)からさっそく見えるようですよ。 明け方の早い時間帯ですが、こんな時ですから、思いっきり早寝してちょうせんしてみるのはどうでしょう。 ゆっくり流れる超明るい人工の「流れ星」。(中には人が乗っているのですよ!) 空を見上げながら、たまには遠い宇宙に思いを馳(は)せてみましょう。 ※「思いをはせる」=「遠く離れたものごとや人のことを考えたりそうぞうしたりすること」 ※「馳せる」=走らせる・遠くまでやる 4月26日(日)3:46ごろから 南南西→東北東 明るさ マイナス2.9等 最大高度47度 南東 4月27日(月)3:01ごろから 南東 →東北東 明るさ マイナス2.0等 最大高度25度 南東 4月28日(火)3:48ごろから 西南西 →北東 明るさ マイナス3.3等 最大高度47度 北北西 4月29日(水)3:02ごろから 北東 →北東 明るさ マイナス3.8等 最大高度60度 北東 29日は、見え始めの高度が60度なので、北東のとても高いところに突然あらわれ、そのまま高度を下げながら北東の低い空に消えていくようです。見えている時間が2分半くらいしかないので、見落とさないようにして下さい。どうしてとつぜん現れたりするのか、調べてみましょう。 明け方のことなので、日づけをまちがえないでください。26日朝3時ということは、25日(土)(=今晩)の続きという感じで、今晩は目ざましをかけて早めに寝ましょう。 もう日の出がだいぶ早くなっているので、3時台の時間でないと暗い空がのぞめないということですね。町はねしずまっています。静かに観察しましょう。 明け方はまだ寒いので、一枚多く着こんで観察してください。 写真撮影に挑戦する場合は、カメラを三脚などで固定し、シャッタースピードをバルブ(B)に設定し、10秒露出(シャッターを押し続ける)、(※感度=ISO400くらいの設定)だとISSの動きが線になって写るはずです。 また、ふつうのコンパクトデジカメを向けてシャッターを押すだけでも、ISSが点になって写ると思います。ぜひやってみましょう。 ※情報は下のページをもとにしています。 「heavens-above」のページとは、若干数値が異なりますが、とくに問題ありません。 ※こどもだけで、遠くに行ったりせずに、家の人といっしょに観察しましょう。 (画像と情報:スタッフのコタジー) |
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2020年4月7日(火) 今年最大の満月 東の空から大きな月がのぼってきましたよ。 今月の満月は、今年一年で月が一番地球に近づくので大きく見えます。 それをスーパームーンなどとよぶこともあるようです。 実際は月の見かけの大きさをくらべることはむずかしいですが、とにかく自分の目で見てみましょう。 大きく見えるかな? 明るさはどうでしょう? (画像と情報提供 スタッフのつとむさん) |
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2020年3月17日(火) 『一番星の早さがし』にちょうせんしてみよう 今日の一番星はなにかわかりますか? そう。気づいている人も多いと思いますが、夕方西の空高くでかがやく金星です。 とても明るいので、青空の中でも見ることができます。とはいっても昼間はいちがきめにくいので、見えていてもなかなかさがすのはむずかしいです。 ※左:青空の中の金星 17日18:04 右:暗い夜空の金星 17日18:56 夕方、日がしずむころ(18日は17時51分)に青空の中にさがしてみましょう。(17日は、17時43分に見つけることができました。空はまだ半分青かったです。) 日がだんだんのびていくので、見つけられる時こくもおそくなっていくと思われますが、やってみましょう。 ところで、もっと早く見つけることはできないでしょうか? できるだけ空が明るいうちに見つけるにはどうしたらいいでしょうか? 『一番星の早さがし』にちょうせんしてみましょう。 ● 金星を早くさがすポイント ①金星は、太陽がしずむころ、うでをのばして水平のいちからげんこつ5つから6つ分見上げたところにあります。 ②かすみやうすぐもが出ていない日をえらびましょう。 ③目のし力は、じゅうぶんですか?そうがんきょうを使うと、見つけやすくなりますので、さらに早い記録がでそうです。 ※3月25日に金星は太陽から一ばんはなれます。またさらに1か月後の4月の末に明るさが一ばん明るくなります。 ◎一人で遠くに行ってかんさつするのはやめましょう。 ◎太陽の明るさはきょうれつです。いちをきめるときに、太陽をあやまって見ないようにしましょう。 ◎そうがんきょうで太陽をのぞくのもキケンです。ぜったいのぞいてはいけません。 ★金星をみつけたら・・・〇見つけた時の正かくな時こく 〇見た場所 〇かんさつした人の名前 〇かんそう などを探検隊事務局までメールで送ってくれるとうれしいです。 (画像と情報提供:スタッフのこたじー) |
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2020年3月15日(日) 今週は早起きして、月とわくせいを見ましょう ちょっと寒かったですが、今日は天気がよかったので、朝早くおきて、南東の空を見てみました。星空は、もう春をとおりこして、夏です。 月のすぐ下にさそりざのアンタレス、東よりのひくい空に土星、木星、火星がならんで見えています。 今週は、このわくせいのすぐ近くを下げんのほそい月がいちをかえて東の方へ動いていく(日をかえるといちが左がわにうつって見える)ようすがかんさつできます。 火星や木星に月が一ばん近づくのは、18日(水)です。 時こくは、朝5時すぎくらいまで、それよりおそくなると、明るくなって見えなくなります。 明日、あさって・・・と良い天気がつづくようなので、ちょっと早起きして、南東のひくい空をかんさつしてみましょう。 3月は、雨がだんだん多くなりますが、それでも晴れの日はクリアな星空がひろがりますので、ぜひかんさつして、スケッチや、スマホやデジカメなどでのさつえいにもちょうせんしてみてください。 きろくができたら、探検隊のHPなどにもよせてくださいね。 くれぐれも、一人で遠くにでかけたりしないで、大人といっしょに、安全なところでかんさつしましょう。また町はねしずまっています。しずかにかんさつをしてください。 今朝15日(日)の朝の写真とシミュレーションソフトの図をつけますのでさんこうにしてください。 (画像と情報提供:スタッフのコタジー) |
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カノープス 2020年2月18日 中央やや左のマンションの左上、木立のきわ |
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カノープス 2020年2月18日 |
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2020年2月5日(水) 水星が観察しやすい時期です 水星は太陽系の中で、太陽に一番近いため日没時や日の出時の高度が低く、見つけにくい天体ですが、2月10日の東方最大離角に向けて日の入り直後の西の空で見やすい時期をむかえています。ぜひ夕方の西の空で水星を探してみましょう。双眼鏡があるとなお確実です。 ちょっとわかりにくいですが矢印の先が水星。その左上の明るい星が金星です。 (画像提供 隊員のGママさん) |
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2020年1月21日(火) 明け方の月と火星、さそり座のアンタレス この写真では見にくいのですが、月のすぐ右側に火星が、少し離れた右下(画面右下)にさそり座のアンタレスが写っています。 |
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2019年12月29日(日) 細い月と金星の接近(2) この日は、三日月と金星かかなり近くにやってきて、見事なながめになるはずでした。でもあいにくのくもり空で、うまく見ることができませんでした。写真は、雲がうすくなって、時々月と金星がすがたをあらわしたところをさつえいしたものです。 月はひとつきに1回地球のまわりをまわりますから、ほぼひと月後に同じような接近が見られます。次回は1月28日(火)の夕方です。ぜひ観察してみましょう。 (12月29日午後6時すぎ西東京市内にて) (画像と情報提供:スタッフのコタジー) |
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2019年12月28日(土) 細い月と金星の接近(1) とても細い二日月と金星が西の空に見えていました。二日月でも、影の部分が明るく見えていますが、これは、地球照(ちきゅうしょう)といいます。地球の照り返しを月が受けてぼーっと、うすぐらく光るわけです。この時、月に立つと満月のような地球(満地球?)がとても明るくかがやいているはずです。 (12月28日午後5時40分小金井公園にて) (画像と情報提供:スタッフのコタジー) |
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2019年12月26日(木) 部分日食 1年ぶりに部分日食が見られました。でも全国的にあいにくの天気で東京でもほとんど雲の中で見るのがむずかしかったようです。これは、旅先の旭川市でさつえいしたものです。日食グラスごしのスマホでとりました。うすぐもりでピントもNGですが、なんとか下の左側が欠けているようすがわかります。 半年後の6月21日(日)にも夏至の太陽が今回よりももう少し大きく欠ける部分日食があります。日食グラスを早めに用意して観察しましょう。 (12月26日午後3時ごろ旭川空港にて) (画像と情報提供:スタッフのコタジー) |
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2019年9月6日(金) 月と惑星(わくせい)の接近 上弦の月のすぐそばに木星が来ています。 9月8日には土星のすぐそばに上弦すぎの月がならびます。 22時頃には、約1度(月2つ分)まで近付くようです。ただ台風が来るようなので見られるでしょうか。 9月13日(金)は「中秋の名月」。今年は探検隊の「お月見行事」は予定にありませんが、ぜひそれぞれのご家庭で「お月見」を楽しんでください。当日の月の出は17:44。ちなみに中秋の名月は旧暦の8月15日のことですので、必ずしも完全な満月とは限りません。今年は満月は一日後となるようですので、もし13日に空が曇っていても14日の月も見てみて下さいね。 (画像:スタッフのつとむさん 情報:スタッフのこたじー) |
2018年8月17日(金) 月・火星・土星・木星・金星をいっぺんに見よう! 8月17日は、伝統的たなばた(旧暦の7月7日)。頭上にかがやくおりひめ星、ひこ星が話題のメインのはずですが、今日ばかりは、惑星(わくせい)と月に目をむけましょう。まず月のすぐ下にあるのが木星(明るい)、そのかなり左(東)に少し暗い土星、さらに南東にいって赤く光る火星(24日には月と接近)。もっとも明るいのは、西にしずもうとしている金星です。下の図をたよりに惑星を何個数えられるかしらべてみましょう。惑星どうしの明るさくらべもできますよ。なお月もふくめたこの惑星たちが見えるのは25日(土)まで。 (情報:スタッフのこたじー) |
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写真速報1 あいにく雲が出てしまいました。サミットの北、石神井台小のところです。 (画像と情報:スタッフのつとむさんより) |
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写真速報2 山梨市の笛吹川フルーツ公園にいってきました。夏の銀河と惑星のイメージで出かけたのですが、月が明るいのと、照明が多いので全然だめだめでした。19時40分に撮影したものです。 (画像と情報:スタッフのこたじーより) |
2018年12月17日(月) ウイルタネンすい星 ほうき星を見たことがありますか? ほうき星は、わたしたちの太陽系の仲間の星です。 ただ、地球や火星などとくらべると、大きさはずっと小さく、直径が数キロメートルの汚れた雪ダルマのようなものだといわれています。太陽に近づくと、熱であぶられ、蒸発したものでおおわれるようになります。それを「コマ」といいます。 ほうき星のイメージはその名のとおり、長い尾がありそうですが、ウイルタネンすい星は、大きく広がる青白い「コマ」が特徴で、尾はいまひとつのびていません。 今から70年ほど前に、アメリカのカール・ウィルタネンが発見したすい星です。ほぼ5年ほどで、太陽のまわりの一回りしています。 今は、冬の星座のおうし座~ぎょしゃ座の方へゆっくり動いています。ちょうど出かけた15日はおうし座のプレアデス星団(すばる)のすぐわきを通過しているところでした。明るさは、5~6等級。肉眼で見るのは、ちょっとむずかしい明るさですが、双眼鏡を使うと、山間部ではわりと見つけやすいです。 すい星のすぐ近くにあるごちゃごちゃした星の集まりが「すばる」と呼ばれる星団です。 肉眼で見られるようなもっともっと明るいすい星が早く現れるといいですね。 (レンズの焦点距離は上から135mm・300mm・530mm【反射】の三種) (画像と情報提供:スタッフのこたじー) |
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2018年8月17日(金) 月・火星・土星・木星・金星をいっぺんに見よう! 8月17日は、伝統的たなばた(旧暦の7月7日)。頭上にかがやくおりひめ星、ひこ星が話題のメインのはずですが、今日ばかりは、惑星(わくせい)と月に目をむけましょう。まず月のすぐ下にあるのが木星(明るい)、そのかなり左(東)に少し暗い土星、さらに南東にいって赤く光る火星(24日には月と接近)。もっとも明るいのは、西にしずもうとしている金星です。下の図をたよりに惑星を何個数えられるかしらべてみましょう。惑星どうしの明るさくらべもできますよ。なお月もふくめたこの惑星たちが見えるのは25日(土)まで。 (情報:スタッフのこたじー) |
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写真速報1 あいにく雲が出てしまいました。サミットの北、石神井台小のところです。 (画像と情報:スタッフのつとむさんより) |
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写真速報2 山梨市の笛吹川フルーツ公園にいってきました。夏の銀河と惑星のイメージで出かけたのですが、月が明るいのと、照明が多いので全然だめだめでした。19時40分に撮影したものです。 (画像と情報:スタッフのこたじーより) |
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2018年7月30日(月) この夏は15年ぶりの火星大接近 7月31日は「火星大接近」。「大接近」といっても、この日に何か特別なことがおこるわけではありません。地球から5670万kmという数字の上での最接近の日というわけです。火星は、やぎ座の中にあり、マイナス2.8等の明るさでかがやいています。21時くらいから南東の低い空を探しましょう。望遠鏡のある人は、ぜひ向けて表面のもようをスケッチしてみましょう。ひとばん中見えていますので、次の中からできるものを選び、やってみましょう。 課題1.木星と火星はどちらが明るいか?(7月末なら21時ごろがよい) 課題2.さそり座のアンタレス(アンチターレス=火星に「対抗」するものという意味)とくらべるとどちらが赤いのか? 課題3.惑星(わくせい)とよばれる火星や木星と、他の星では光り方はどうちがうか?(チカチカまたたいているかいないか)ほとんど真上にかがやくこと座のベガ(おりひめ星)などとくらべてみよう。 課題4.火星のまわりには、どんな星が見えているか?やぎ座の星は見えるか? 課題5.火星はどうして赤く見えるのか?などふしぎに思ったことを調べる。 ※これらの課題は、31日だけでなく、夏休み全期間を通じてとりくむことができます。 ★しぜん探検隊では、18日(土)に火星の観察会を行います。詳しくはメールで連絡します。楽しみにしていてください。 上の写真のような大型望遠鏡も用意しますので、いっしょに火星を観察しましょう! (画像提供:スタッフのいとうパパ・左は15日22時頃上石神井祝儀山ちびっ子広場より見た火星・右は撮影に使用した望遠鏡装置) (情報提供:スタッフのこたじー) |
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![]() | 2018年1月31日(水) かいき月食のかんさつ 先週の月食、天気予報がいい方にはずれて、ほとんど雲のない中で、みごとな皆既月食を見ることができました。 みなさんは、どこで観察しましたか? コタジーは、山に出かける予定でしたが、午後から雲があつくなってきたので、あきらめて、西東京市のじたくおくじょうで見ていました。 半分あきらめかけていましたが、月食が始まる時こくが近づくと、みるみるうちに空がクリアになってきて、欠け始めるころには、ほとんどくものないよい天気になったのには、ビックリでしたね。 写真は、20時42分~2月1日 0時17分までの5分間かくの連続撮影(上)と20時54分~23時51分までの望遠鏡を使ったかく大撮影(全8コマ)です。 皆既(かいき)中の赤い月をよく見ると、ずっと同じではなく、暗いところ、明るいところがかいきの始まりと終わりでびみょうにうつっていくようすがわかります。 月食クイズ・・・・!! 連続さつえいを見ると、初めのコマ(20時42分)はまだ欠け始めていないのに、もうすでに、左下が欠けているように見えますし、最後の2つのコマ(0時12分と0時17分)は、雲が出てちょっとわかりづらいのですが、月食が終わっているはずなのに、まだ右上が欠けているように見えます。これって、どうしてなんでしょうか? 予報がちがっているのでしょうか? 理由がわかりましたか? さて、次のお月見ですが、3月31日(土)の今年2回目のブルームーン。 そして、夏の7月28日(土)今年2回目の皆既月食が明け方の西の空でみられます。 ただ、皆既になったとたんに西の地平にしずんでしまうので、今回の月食のように赤い皆既の月が見られるのは、ほんのわずなな時間です。 ところでブルームーン って、青くもないのにどうしてそんなふうによぶのでしょうか?調べてみてください。 撮影データ 連続写真:ニコンD-810A ニッコール35mmF2 拡大写真:キヤノンEOS5D MKⅡに口径78mm屈折望遠鏡18mmのアイピースによる拡大撮影 (画像と情報:スタッフのコタジー) |
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2017年11月12日(日) 全天で2番目に明るい星を見よう! 北風がふくようになって、星がきれいに見える季節がやってきました。山梨県甲州市の山の中へ、ひとあしさきに真冬に見えるとてもえんぎのいい星に会いにいきました。 「この星をひと目見ると、長生きができる」といわれている星です。 全天で一番明るい星は・・・? そう、おおいぬ座のシリウスですね。でも2番目に明るい星を見たことのある人は、意外と少ないでしょう。それがこのえんぎのいい星『カノープス』なんです。りゅうこつ座のアルファ星で、中国では『南極老人星』とか『南極寿老人』などと呼ばれています。 見た人がほとんどいないのは、南に低すぎて、とても見にくいからです。東京では、この星の高度は、南中した時で、約4度(ほとんど水平方向)にしかなりません。 写真は2枚ありますが、1枚目(上)は、2時35分から3時くらいまでの連続さつえい、2枚目(下)は、2時35分から4時ごろまでのやく1時間半の連続撮影です。カノープスの位置は、富士山のすぐ左にある明るい星です。たくさんの星のうち一番明るく見えるのがそれです。 シリウスは、この星のほとんど真上に見えています。(この画面にははいっていません) 2月に入ると、この星が夜の9時ごろ、真南にやってきます。東京でも晴れていて、南の水平方向にうすぐもなどがないときは、見ることができます。ビルなどの高い階にいける人はこのえんぎのいい星をぜひねらってみてください。 ※キケンな場所でみたり、子どもだけででかけることはしてはいけません。大人といっしょに観察しましょう。 (画像と情報:スタッフのコタジー) | |
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2017年10月29日(日)22:00 台風一過 先ほどまでの雨がうそのよう。西の空にきれいな月が出てきました。明日は晴れですね。 (画像と情報:スタッフのつとむさん) |
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2017年7月18日(火) 雷を観察してみよう ★雷→雨→晴れ・・と移りゆく空の動画(→クリック) 18日の午後の雨はすごかったですね。 このあたりはたいしたことなかったですが、 駒込?あたりは駅の屋根を破るほどの雹(ひょう)もふったとか。 カミナリはイマイチ良く写りませんでしたが、 晴れゆく空は美しいですね。 (動画提供:スタッフのおおさわさん・撮影場所:練馬区上石神井) |
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2017年1月10日(火) アルデバラン食 星が月によって隠される現象を「星食」と言います。それ自体は特別めずらしいことではないのですが、観察しやすい1等星が隠されるのを見る機会は限られます。今回、おうし座のオレンジ色にかがやく1等星「アルデバラン」が、9日夜半(10日00時01分くらい)に月に隠される「アルデバラン食」がありました。(上の写真では月の左上の小さな点がアルデバラン)再び出てきたのが約1時間後の1時09分頃。 アルデバランが月の左上から隠れ、やがて右下から出てくる様子をスライドショーにしてみました。(下をクリックして出てくる画面をクリックしていくとと6枚の連続写真が見られます) 次にアルデバラン食がおきるのは4月です。観察するには双眼鏡があるといいです。用意しておきましょう。 (画像提供:スタッフのいとうパパ・撮影場所:練馬区上石神井) |
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2017年1月2日(月) 月と金星 あけましておめでとうございます。 今年もみなさんで身近な上石神井の自然を楽しみましょう。 さっそくですが、西の空を見てみましょう。きれいな三日月とそのすぐそばに明るい金星が輝いています。 宵の明星としての金星は今が見ごろです。1月12日に最も太陽の東側に離れ、それを境に太陽に近づき、3月中頃には見えなくなります。 次に出会えるのは4月。今度は明け方の東の空に明けの明星として現れます。 明日3日は、しぶんぎ座流星群(極大は23時頃)です。 ちょっと寒いですが、夜の星空観察を楽しみましょう。 (画像と情報提供:スタッフのつとむさん) |
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2017年1月1日(日) 元日のお菓子横丁と金星 接近の前日の写真です。この時の月が三日月です。川越のお菓子横丁は、すっかり観光地になり、外人さんもたくさん訪れています。有名な「時の鐘」の長い長い工事が終わって見られるようになったというので、出かけました。「時の鐘」のまわりはたてこんでおり、なかなか星空と同時に撮るのは難しいです。時の鐘を入れた星空は、そのうちアップします。 (写真と情報提供:スタッフのコタジー) |
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2017年1月2日(月) 月と金星と赤れんが倉庫 この日は、金星と、月が接近する日です。山にいこうか海にいこうか迷いましたが、正月の横浜に決めました。昔の倉庫だから、何にも入っていないと思ったら、しゃれたお食事どころがたくさん入っているのですね。金星と月の接近は、時々ありますが、必ずみちゆ人々が、立ち止まって「おお!きれい!」といいます。このときも、多くの人がスマホを向けて、さかんに写真をとっていましたよ。 (写真と情報提供:スタッフのコタジー) |
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2017年1月2日(月) 赤れんが倉庫とオリオン 西空で、金星と月の接近を見た後、東の空をあおぐと、ちょうどオリオンがのぼってくるところでした。1コマ8秒ほど連写モードで露光(シャッターを開けて光を入れること)し、その1枚1枚をあとでかんたんなフリーのソフトでつなぎあわせると、このように星の像がすじになってあらわれます。この方法で都会でも星空を撮影して楽しむ人がグンとふえてきました。このような観光地にいくと、夜景だけではなく、星も入れた「星景」を撮影している人けっこういますね。 (写真と情報提供:スタッフのコタジー) |
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2017年1月3日(火)23時30分~4日1時30分くらい 堂平山観測所と2時間の星空 3日の晩から4日の明け方にかけて、しぶんぎ座流星群がくるというので、東秩父郡にある堂平山にいきました。21時ごろつきましたが、もう車がたくさんとまっていて、みんな流星を観察にきた人たちでした。北西の空にカメラをセットして、2時間ほど1コマ20秒の連写をくりかえし300枚ほどとったものをNo3の写真と同じように、あとでつなぎました。残念ながら、流星はどのコマにも写っていませんでした。目で見ていても、時々数えることはきましたが、目立って明るいものはなく、ちょっと残念な結果に終わりました。夏のペルセウ座流群と比べると、かなり地味な感じでした。(カメラはもう一台使って撮影しましたがそちらのにも流星は写っていませんでした。) (写真と情報提供:スタッフのコタジー) |
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2016年12月3日(土) 月と金星 1年で一番日がくれるのが早い時期です。東京では12日までずっと日の入りの時刻は16:28。実は昼間が一番短い「冬至」(とうじ)の日(日の入り=16:32)より今の時期の方が早く日が暮れるのですね。 そんな夕ぐれの空を見上げてみましょう。金星が「宵(よい)の明星」として明るくかがやいているのを見つけることができるはず。(→が金星)この日はすぐそばに月齢4の細い月が見えていました。12月5日(月)には月齢6の月と火星がならぶ様子も見られます。 寒くなってきましたが、ようやく晴れが続き、空もすんで、月や星を観察するにはよい季節になりました。 14日にはあいにく満月と重なりますが「ふたご座流星群」も見られます。 みなさんもぜひ、空を見上げてみましょう。 |
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2016年11月3日(木) 月と金星・土星 久しぶりの夕焼け空のあと、西の空に細い月と金星・土星がきれいな三角形を形作ってかがやいています。(右下が土星・左下が金星) (画像提供:スタッフのつとむさん) |
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2016年7月10日(日) ハロ(日量=ひがさ)が出ていました 梅雨の晴れ間。午後の上石神井上空、太陽のまわりにきれいにハロ(日量=ひがさ=丸い虹)が出ていました。(写真左は上小体育館の屋根) それと探検隊の畑プロジェクトの畑の上になにやらトンボが。小形のヤンマかサナエトンボの仲間か。腹部が細く、線の細い感じがサナエトンボの仲間でしょうかね。 しばらく飛び回っていたのですがつかまえることができなかったので確認はできませんでした。 (情報提供:スタッフのつとむさん) |
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2016年3月9日(水) 部分日食を観察しよう! →観察カードはこちら 「あっ、太陽がかけていく!」みなさんは、日食(にっしょく)を見たことがありますか?日食といえば、4年前に東京で見られたみごとな金環(きんかん)日食を思い出します。今回の日食は、南の国のインドネシアでは、太陽が月にすっぽりかくされる皆既(かいき)日食になりますが、日本では太陽の一部が欠ける部分日食が見られます。それでも、日食じたいはまれにしか見られないので、安全に気をつけてぜひかんさつして、そのようすをきろくにとってみましょう。 3月9日(水)の午前中からおこる部分日食は、午前10時12分に太陽の右下からかけはじめます。かけはじめから1時間ほどたった11時8分に食(しょく)の最大をむかえ、月が太陽の直径(ちょっけい)の四分の一ほど入りこみます。その時の太陽の高さは、東京で約50度もありますので、観察するにはじゅうぶんな高さです。それからじょじょに元の太陽にもどりはじめ、12時5分に部分食が終わります。 学校の授業のある時間ですから、先生とよく相談して観察しましょう。20分休みなどに見られるといいですね。 ★観察には安全な『しゃ光プレート』が必要です。ぜったいに太陽を目でちょくせつ見てはいけません。 (情報提供:スタッフのコタジー)※写真は2012年の金環日食の際に地上にできた三日月型の木もれ日 |
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2016年1月4日(月) 見えたよ。惑星大集合&ISS! 3日の夕方からよく日の明け方の月や惑星を撮影しに千葉県の犬吠埼灯台に行きました。 灯台の光の束(たば)がのびていくのがすてきです。初春に、この幸せの光を、少しでも遠くへ遠くへととどけたい!そんな願いをこめて、シャターをきりました。 右上の明るい天体は、月。 平らな建物の植え込みのすぐ上にある三角形は、上から金星。左下の星が土星。右下がさそり座のアンタレスです。 またよく見ると月のすぐ右にくっついている明るい星があります。それが火星です。 月、火、金、土がそろっている写真です。本当は、木星がこのずっと右側にあるのですが、はなれすぎていて同じ画面に入りませんでした。 また、左の上の方に点線で動いている天体は、ISS(国際意宇宙ステ―ション)です。この探検隊HPにのっている田中さんの報告と同じものを偶然に撮影していました。 おまけにもう一枚、下の写真を。 灯台右側に冬の大三角形がひろがっています。オリオン座は右の丘の上方に、おおいぬ座は、谷間のところにみえています。ほかには、ふたご座、うさぎ座なども写っています。いてつくような寒い夜に見るのがふつうですが、暖冬の影響か、手ぶくろもつけずに撮影できるほど暖かい夜でした。 (写真と情報提供:スタッフのコタジー) | |
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2016年1月4日(月) 見えたよ。ISS!① 今朝(1月4日)のISS(国際宇宙ステーション)です。(画面中央を斜めに横切る線。) 明るく輝くのが月、そのすぐ右横に火星、その少し右に乙女座のスピカ、画面右やや上の明るいのが木星、画面中央やや左側やや上にあるのが牛飼座のアークツルスです。写っているアンテナはNTTの屋上のものです。 本当はもっと長時間露出して画角いっぱいに光跡を入れたかったのですが、東京の明け方の空ですし、また天文薄明はすでに始まっていて、何より月があって空が明るいため、2分間の露出に止めました(5h42mを中心に前後1分ずつ)。そのため露出開始時にはすでにフレーミングの中に入ってきてしまっていて、あたかも途中から突然見え始めたようになってしまったので、画像はトリミングしました。 予報では最高点通過の5h42m13sで最も明るい-2.7等級となっていましたが、実際には見え始めからわずかたった5h40m頃が最も明るく見えました。これは、太陽とISS、観察者との位置関係から、太陽電池パネルの見た目の太陽光反射面積が観察者にとって最も広く見えたためでしょうかね。 (写真と情報提供:スタッフのつとむさん) |
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2015年12月29日(土) 「早朝のわく星たち」 冬晴れの天気が続いています。早起きをして、南東の空を観察してみましょう。 今、東から南にかけて、4つのわく星がならんでいるのが見えます。 これは、12月29日早朝6時5分に、山梨県甲州市でさつえいしたものです。 東のごく低いところから、土星→金星→火星→木星 の順です。 年が明けてから、この中に、月がころがりこんできます。水星以外の一週間の星がならんでいるのですから、これは見るしかありません。火星は、おとめ座のスピカとなかよくならんでいます。赤と青白の色のちがいがわかるでしょうか?特に1/5~1/8は、細い月とならんできれいです。 晴れたら、ぜひ早起きして見てみましょう。前6時ごろがいいです。 (写真と情報提供:スタッフのコタジー) |
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2015年12月29日(土) 「カタリナすい星」 2013年10月に発見されたほうき星です。1月1日・2日と明け方の明るいうしかい座のアークトゥールスのすぐそばを通っていきます。このところ月がそばにあるので、尾はよくみえません。空の暗い郊外(こうがい)に出ると、大きめの双眼鏡(そうがんきょう)を使うとボーッとした光のかたまりを見ることができます。今、5~6等級の明るさですから、肉眼で見えるか見えないかの、さかい目です。けさ(29日)の山梨県甲州市では、肉眼では見えませんでした。 12月29日午前4時40分撮影。 (写真と情報提供:スタッフのコタジー) |
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2015年12月26日(土) 水 星 西の空低くかがやく水星です。ベランダからの撮影です。 26日17時17分、計算上その時の高度は6.7度。ちなみに方位は235.3°。 水星は、太陽に近いので、ふだんは、なかなか見ることができません。ただ29日には、一番太陽の東側にはなれるので、夕方日没後45分(17時20分ごろ)をめやすに、南西の低(ひく)い空をさがしてみましょう。高さは約7度。南西の低い空です。そうがんきょうを用意すると見つけやすいでしょう。 (写真提供:スタッフのつとむさん・情報:スタッフのコタジー) |
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2015年10月25日(日) 十三夜の月 9月(旧暦8月)の十五夜に引き続き、今日は旧暦9月、十三夜のお月見です。十五夜のお月見は元もと中国から伝わったものですが、十三夜のお月見は日本独自の行事で、中国にはありません。豆や栗の収穫の時期であることから「豆名月」「栗名月」とも呼ばれます。満月の日ではなく、その少し前のやや欠けた月にこそ味わいがあるものとしてまさに栗のような形にも見える十三夜の月を楽しむところに、日本人独特の感性があるようにも思われます。よく「十五夜に晴れなし、十三夜に曇りなし」と言われますが、今年は十五夜も十三夜もどちらも美しい月を心ゆくまで楽しむことができました。 (写真提供:スタッフのつとむさん) |
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2015年9月23日(金) 満月に近づいていく今日の月 9月27日(日)は中秋の名月、そのよく日28日(月)は、今年最大の満月(スーパームーン)。あと数日です。台風が来ているようでお天気がちょっと心配ですが、見られるといいですね。 詳しくは「中秋の名月とスーパームーンの観察のてびき」(観察カード付き)をアップしましたので、ご覧ください。 (画像提供:スタッフのつとむさん) |
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連日の虹。 ただ、北関東の災害を思うとき、虹をながめる思いは複雑です。 撮影地 練馬区上石神井 (画像と情報提供:スタッフのつとむさん) |
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2015年8月7日(金) 02:44 大三角をのぞむ夏のカンナと大東崎灯台 千葉の九十九里浜をさらに南下し、一宮をすぎると大東崎の灯台が見えてきます。 灯台の明かりは強烈なので、明かりが正面を向かないときをねらってシャッターを切ります。そうすると少しビームのような光の束が写ります。 バックの夏の大三角が分かりますか?はくちょう座の北十字もうつっていますよ。さがしてみましょう。 次の話題の月は、9月27日(日)の中秋の名月、そのよく日28日(月)のスーパームーンでしょう。スーパームーンってどんな月のことか調べてみてください。 (画像と情報提供:スタッフのコタジー) |
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2015年7月31日(金) ブルームーンの動き 7月31日の満月は、「ブルームーン」といわれるめずらしい満月でした。 ひと月に、満月が2回見られるときの、2回目の満月をそういいます。 見かけはただの満月ですが、3年に1回くらいしか見られません。 これは、23時30分くらいから、3分半おきに、月をさつえいしたものです。 月の視直けいは、0.5度ほどです。月の動きは、1分間に0.25度 【1回転の360度を一日の1440分(60分×24時間)で割ると(360÷1440=0.25) です。つまり2分間で、月の直径ほどうごくわけです。】 ですから、2分以上あけてさつえいすると、月は、重ならずにうつるわけです。 (画像と情報提供:スタッフのコタジー) |
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2015年7月26日(日) 21:40ごろ 月と土星のせっきん 南の空のさそり座のあたりで、月と土星がかなり接近しているのが見られました。そうがんきょうでは、同じ視野の中にすっかりおさまって見えました。うでをのばすと、月と土星のはなれている大きさは、ちょうど人差し指1本くらいでした。月はかなり大きかったのですが、土星の明るさをかきけすことなく、ぽつんと月の右下によりそっているようすが肉眼でよくわかりました。 約1ヶ月後の今月22日23日にも再び2つが接近するので見てみましょう。 (画像と情報提供:スタッフのコタジー) |
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2015年7月25日(土) 夕ぐれの空を見上げよう! ※詳しい観察のてびきは→こちら 梅雨があけ、暑い日が続きます。でも夕方はみごとな夕焼けが見られ、空には月齢9の半月が見られました。夕方、日がかげって少しすずしくなったらみなさんも外に出て、空を見上げてみましょう。 西の空では7月のはじめに大接近(だいせっきん)した金星と木星がまだまだ見えています。地球から見える明るい天体ナンバー1.2.3(太陽をのぞく)がそろうところをぜひ観察してみましょう。 7月26日(日)には、夕方から深夜にかけて、月のすぐわきに土星がやってきます。角度にして2度くらいです。月が明るいので、そばにある土星が肉眼で見えるでしょうか?双眼鏡の視野にもすっぽり入るほど近づいています。うでをのばして、ゆび何本くらいはなれているのか調べましょう。左の方にある、さそり座のアンタレスも見つけましょう。1等星といっても暗い方なので、都会では意外と見つけるのがむずかしいです。 31日(金)には7月2回目の満月です。このようにひと月のうちに満月が2回あるとき、2回目の満月を「ブルームーン」とよぶことがあります。火山の噴火など、大気のえいきょうで月が青く見えることがまれにある、ということから「めったに見られないめずらしいこと」の意味に使われるようです。月自体はなんらふつうとかわりませんが(青いわけではない)ブルームーンを見ると幸福がおとずれるなどともいわれます。前回は2012年8月、次回は2018年1月に起こります。やはりめずらしい月にはちがいありませんね。 撮影地 練馬区上石神井 (画像提供:スタッフのつとむさん・情報提供:コタジー) |
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夕ぐれ、西の空で、金星、木星が大接近をしているとき、南天では、月と土星とアンタレス(サソリ座)が三角形をつくっていました。明るい月の右の方に写っているのが土星、月の斜め左下のほうに写っているのがアンタレスです。 雲がなかなか晴れず、写真に撮ると目で見る以上に雲がよく写ってしまいます。(画面下のみどり色の光は月の強い光がレンズの中で反射しておこるゴーストという現象です) 夏の十五夜ちかくの月は、南にとても低いことがわかります。(アンタレスに月が近い。場合によっては、アンタレス食が起こることから) 夕ぐれの西の空で、金星と木星の接近がつづきます。(7月1日に大接近) 撮影地 練馬区上石神井 (画像提供:スタッフのつとむさん・情報提供:つとむさん&コタジー) |
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梅雨の雨雲が切れると、おそろしいほどの夕焼けが出現しました。 6月の22日は夏至(げし)でしたが、この時期は1年で1番昼が長く、日の入りの時刻も東京では19:01(24日~7月4日)と1年で一番おそくなっています。 宵(よい)の空には、木星(-1.9)と金星(-4.4)がならんで、30日には大接近します。 みなさんも雨があがったら、夕焼け空を見に外に出てみましょう。 撮影地 練馬区上石神井 (画像と情報提供:スタッフのつとむさん) |
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この日は、朝から太陽のまわりに丸いにじのような輪(わ)が見られました。これは暈(かさ)あるいは日傘(ひがさ)、ハロなどとよばれるもので、上空にとても小さなこおりのつぶでできた雲(くも)がある時に見られるものです。月のまわりにできることもあり、「お月さまがかさをかぶると次の日は雨」という言いつたえの「かさ」とはこれのことです。 この日の日暈は、とてもくっきりと、しかもずいぶん長い時間見えていたので、新聞やニュースなどでも話題になりましたね。 撮影地 練馬区上石神井 (画像と情報提供:スタッフのつとむさん) |
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五箇山(富山県南砺市(なんとし))は、白川郷とならんで、世界遺産に登録された合掌造りの古民家があるところです。雪をいただいた合掌造りの民家にポーッと明かりがともっているところをイメージしていたのですが、2月3月で現地が夜間晴れたためしがなく、この時期になってしまいました。田植えの終わった田の水に地上の景色が反射しているところもあり、そこに星の光も入れられたらなあ、と機会をうかがっていました。でも、不要な照明や悪天候などが原因で、今回は果たせずです。富山県の山間部なので、冬季に、星景写真をとるのは、かなり難しいと思われますが、あきらめずに待ち続けます。 写真では伝えられませんが、カエルの合唱の声がここちよく耳に残ります。 | ||
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オリオン座のベテルギウスをふくむ冬の大三角は、おなじみですが、実は、この時期もっと豪華な「超大三角」が見えています。冬の大三角と相似形(そうじけい)の<var id="yui-ie-cursor"></var>もっと大きな正三角形にならぶ星をさがしてみましょう。、 桜の花のすぐ右にあるのが1等星シリウス。(これは冬の大三角の星)さらに、山中湖の上にある明るい星がわく星の金星、最後の一つが、画面の一番上にある、わく星の木星。その三つがきれいな正三角形を形づくっています。明るさも大きさも、冬の大三角形の比ではありません。 まだ日がしずんでからしばらくは見えていますので、晴れたら西の空をさがしてみましょう。 撮影地 山梨県山中湖村パノラマ台 (画像と情報提供:スタッフのこたじー) |
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3月22日(日)は、とてもよい天気だったので、夕方から多摩湖(村山貯水池)まで、金星と細い月の接近の写真をとりにいきました。 上の写真は、青空がのこるのが18時42分にとったものです。 | ||
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日がしずんで、さらに時間がたつと多摩湖の湖面がおちついていて、星の位置が低くなってきたので、湖面に反射しているのがわかるようになりました。右の明るい光は、所沢の西武ドームです。 月は、ひと月で、またにたような場所にやってくるので、今月の21日(火)22日(水)にもこの接近が見られます。晴れたら、夕方6時半ごろの西の空を見上げてみましょう。 (画像と情報提供:スタッフのこたじー) |
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15時半に、天気の様子を見て、新潟方面に走ることにしました。宇都宮以北の北関東より、上越方面の方が格段に予報がよかったからです。当たりました。関越トンネルを抜けたら、雲がすっかり切れて、星空が広がっているのにびっくり。やはり高い山脈は、大気の流れを大きく分断するのですね。トンネル手前の水上あたりでは、雨ふってましたから・・。南からの湿った空気は山に吹き上がり、上越国境に雨降らし、吹き降ろしの新潟方面では、晴れているというわけです。 南魚沼の六日町ICあたりが、南東側の山並みも高さがなくなり月を見るのにちょうどいいと判断、関越道を降り、うろうろして、ほくほく線線路わきに、場所を確保。 かけ始め30分に、赤道儀を組み立て始めました。 ぎりぎりで撮影が開始できました。まだまだまわりに除雪した雪のかたまりがうずたかく積まれていて、やっと春がきたという感じでした。 皆既中の月の明るさですが、前回より若干暗い感じがしました。その分赤みも少なく、赤黒い色に青と白をまぜたような感じが眼視ではしました。 ISO400で前回は2~3秒くらいでけっこううつったのですが、今回はその3倍くらい露出が必要でした。 (画像と情報提供:スタッフのこたじー) |
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みなさんは、月食を見たことがありますか。まんげつが地球のかげに入って、だんだんとかけていき、ついにはすっぽりとかげの中に入り、明るかった月が光をうしなってしまう「天体ショー」のことです。前回は昨年の10月ましたが、今回を見のがすとこの先3年ほど見ることができないので必見です。 ★写真(上)は前回2014年10月の皆既月食「皆既中の月」(写真提供:スタッフの矢澤さん) | ||
4月4日(土)におこる月食は、全国で始めから終わりまで見ることができます。欠けはじめは、かなり東の低い空ですが、家のまわりか、ベランダなどで十分かんさつができます。 月食のはじまりは、19時15分。それから1時間40分ほどで月は光を失い、20時54分、東の空、高さ30度ほどで皆既(すっぽりかくれる)をむかえます。すっぽりかくされているのは、たったの12分間です。 21時6分にはふたたび明るさがもどってきます。はじめの満月にもどるのが22時45分です。 | ||
こんなことをかんさつ・きろくしてみましょう 〇月はどのあたりから欠けはじめ、月のどのあたりでおわったか? 〇皆既中の月はどんな色をしているか?(黒?茶?オレンジ?赤銅色?ワイン色?)また、 皆既の始まりと(20時54分)と最大(21時ころ)とで明るさや色あいがちがうかどうか(月のどのあたりが明るいかなど)を調(しら)べよう。(色エンピツで記録) 〇月のまわりには、おとめ座、うしかい座などの春の星座がある。月のすぐ下に青白いスピカ、左の方にオレンジ色のアークトゥールスがある。星のいちをスケッチしておこう。 ★写真がとれたらぜひ探検隊におくってください! |
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3月4日(水)の夜(18:59:16~18:59:20)撮影したイリジウムフレアです。 f 20mm(F2.8)、F3.5 ISO400 4秒露出 イリジウムフレアに関してはネットで検索してください。たくさんあるイリジウム衛星のうちのひとつが、太陽光線を反射して明るく輝く現象です。 今夜写した物はイリジウム30衛星。上石神井では最大高度-3.2等。フレア・センター(反射がもっとも強く到達するところ。今回は西に15kmの場所でした)では-8.0等と計算されていました。明るく見えるものでは、上石神井付近で、6日05:16:08にイリジウム94が-5.7等(高度43°、方位角5°)、12日 04:40:30にはイリジウム49が-7.2等(高度31°、方位角6°)、14日04:28:45にはイリジウム25が-7.0等(高度27°、方位角6°)と計算されていますよ。 空がまだ少し明るかったのと、雲が出ていた、月があるなどから、露光時間を4秒と設定したため、イリジウムフレアが両端を切ったようになってしまいました。 感度を下げて、あるいは少し絞って、高度のピークを中心に前後4秒で撮影すればよかったと反省しています。そうすればだんだん明るくなってピーク、そして暗くなる様子が写ったかなと。(もう少し露出時間を長くしないとだめかな…) ちなみに明日3月5日上石神井では、イリジウム57が-1.0等(高度48°、方位角149°)で出現です。 ★2015年3月4日 情報と画像提供:つとむさん★ |
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「日の出を見る会」では、まだ暗いうちから学校の屋上にみんなが集まったので、星空観察も楽しむことができました。土星も見ることができたし、明け方の西の空に輝く木星とその4つの衛星(えいせい)を望遠鏡で観察することもできました。写真は右下の大きな明るい光が木星。その横の小さな4つの光の点が木星の衛星です。木星には60個以上の衛星がありますが、この4つは特に大きく小型の望遠鏡や双眼鏡でも見ることができます。約400年前に天文学者のガリレオが望遠鏡を使って発見したことからこの4つはガリレオ衛星と呼ばれています。ちょうどこの日はその4つの衛星が同じ側にまとまって並んでいるように見えました。 ★2015年1月24日 撮影:つとむさん★ |
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土曜日に早おきをしましょう! 12月20日(土)の明け方、南東の低い空で月齢27の細い月と土星が大接近しているのが見られます。 そうがんきょうで見ると、まゆのような細い月とその右にかがやく土星を一度に楽しむことができます。午前6時前から南東の低い空をねらっていると、きっとすがすがしい朝のスタートがきれることでしょう。 |
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都会で流星を観察するのは、なかなかむずかしいです。ただ、ここ数年流れる数がふえ、明るいものも多<なってきているようなので、晴れたらしんぼう強く観察してみましょう。 深夜に下弦(かげん)の月が上ってくるので、日がしずんでから、夜半までがチャンスです。極大(きょくだい)の21時ごろには、都会でも1時間あたりIO個くらいは見えそうです。 近くの街灯(がいとう)やお店の明かりが直接目に入らないようにくふうしましよう。 ふたご座は19時ころ東の空から上ってきますが、流星は全天に飛ぶので、方角にこだわらず、広く見わたせる所をさがしましょう。 |
~ 10月8日の皆既月食 観察記録② ~ |
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わざわざ出かけずに自分の家で撮影していて正解でした。 比較的天気のよい外房方面に行こうかと前日まで考えていました。 3年ぶりに見事な月食が見られて満足しています。 連続撮影の画像です。ニコンの50mmの標準レンズ・5分ごとのインターバル撮影です。しぼり、スピードは適宜かえてあります。後半は雲がでたため、露出多めにしたのですがオーバー気味のこまが多いですね。 半年後、来年の4月4日にも皆既月食があります。 (撮影・ こたじー 撮影場所:西東京市) |
~ 10月8日の皆既月食 観察記録① ~ |
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皆既月食の観察記録写真が届きました。途中で雲が出てしまった時間もありましたが、満月が左下からだんだんと欠けていく様子、完全に地球のかげに入り、赤黒く光る様子がみごとにとらえられています。 (石神井台2丁目で撮影・画像提供 スタッフの矢澤さん) |
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みなさんは、月食を見たことがありますか。まんげつが地球のかげに入って、だんだんとかけていき、ついにはすっぽりとかげの中に入り、明るかった月が光をうしなってしまう「天体ショー」のことです。前回は3年前の12月にあったもので、東京は晴天にめぐまれてよくかんさつすることができました。今回の月食は、午後6時すぎからはじまり、南東の空で「皆既(かいき)=すっぽりかくれる」になったふしぎな色の月が1時間も見えているという、時間てきには最高のじょうけんです。平日ですが、ぜひ時間をつくってお家の方とかんさつをしてみましょう。 ★写真は前回2011年12月の皆既月食 上「皆既中の月」・下「皆既中の変化」(連続写真) ★写真提供:スタッフの田中さん | ||
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こんなことをかんさつ・きろくしてみましょう 〇月はどのあたりからかけはじめ、月のどのあたりでおわったか? 〇かいき中の月の色はどんな色をしているか? (黒?茶?オレンジ?赤胴=しゃくどう=色?ワイン色?) 〇かいきの始まり(19:15)と最大(19:55ころ)とで明るさや色合いがどうちがうか(月のどのあたりが明るいかなど)→(色えんぴつで記録) 〇かいきが終わると、月はどのあたりから(どちらがわから)明るくなってくるか? 〇かいき中の月の色はどうして赤く見えることが多いのか。(しらべてみよう) 〇かいき中、まわりには、うお座・ペガスス座などの秋の星座がある。秋は明るい星が少ないので、なかなか見つけにくいが、目についたら明るい星のいちをスケッチしておこう。 〇月食のはじまり、かいき食のはじまり、終わり、月食の終わりの時こくをしらべる。正かくに合わせた時計をつかう。よほうどおりだろうか? ★写真がとれたらぜひ探検隊におくってください! |
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今年は9月8日が旧暦の8月15日(十五夜)にあたり「中秋の名月」だったのですが、東京はあいにくの曇り空で十五夜のお月見はできませんでしたね。でも、実は本当の満月は翌日の今日、9月9日です。 大変クリアーな空にきれいな満月が見えています。 次の満月(10月8日)には、4年ぶりの「皆既月食」(かいきげっしょく)が見られるようです。みなさん、お楽しみに! ★2014年9月9日 撮影:つとむさん★ |
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暑い日が続きますね。東京の夏の夜は、雲が多く、どんよりした日が多いのですが、それでも待っていると、なかなかよい夜空に出会えます。 5日は、朝から青空が広がり、今年一番の猛暑になった日です。日がしずんでからも、雲が出ることなく、夏の大三角形の中にある3等星もにくがんではっきり見えていました。 この夏の注目!!は、南の空のならんだ明るい星の列です。明るい火星と土星が夏の夜空に見えているので、いつもよりにぎやかです。 写真は、5日(火)の20時50分ころ西東京市でとったものです。左(西)の低いところから おとめ座のスピカ、左にいって火星、さらに左にいって土星、月があって、木のすぐ左にあるのが、サソリ座のアンタレスです。写真からはいまひとつ色がよくわかりませんが、火星とアンタレスは、どちらが赤いでしょうか?実際に見て、赤さくらべをしてみましょう。 ★2014年8月5日 こたじー★ |
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28日に、横須賀にある観音崎灯台にいってきました。 ちょうどひこ星が灯台のすぐ左上に見えています。 おりひめ星は、写真の上のへりのちかくにあります。 大きなハクチョウがわかりますか?ちょうど画面左がわから右がわにとんでいくようすがわかります。 練馬区でも、晴れていさえいれば、夏の大三角はよく見えますので、さがしてみましょう。 ★2014年8月5日 こたじー★ 知知知 |
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