トンボ池最新情報(2014年4月~15年) |
(2015年1月~12月)
2015年12月31日(木) ガマの穂綿(ほわた)飛ぶころ 「ソーセージみたい!」と人気なトンボ池のガマ。その「ソーセージ」な部分は実はタネのかたまりです。この季節になるといっせいに開いて、小さなたんぽぽのような綿毛を飛ばせます。毎年、よく晴れた風のある日をちゃんと選んで開くのがふしぎです。 2年生の国語の教科書にも出てくる「いなばの白うさぎ」のお話で、傷ついたウサギのちりょうに使ったという「ガマの穂(ほ)」は、このフワフワの綿毛のことのようにも思われますが、実は初夏にこの実ができる時に出る黄色い粉(花粉)のことのようです。ガマの花粉は昔から血止めの効果があるとされて、薬にされていたのだそうです。 年末年始は学校に入れないので、この写真はトンボ池のものではありませんが、きっと今頃トンボ池からもだれもいない校庭にこの綿毛がいっぱい飛んでいるのではないでしょうか。 暖かいおだやかな大みそかですね。みなさん、大そうじや年賀状はすみましたか。来年もまたトンボ池で楽しく自然観察を楽しみましょう。どうぞ、よいお年を! |
2015年12月5日(土) 今日のトンボ池上空 「リース教室」の後、午後2時から定例のトンボ池観察会も行われました。その終わり頃のトンボ池の上の空。空の色と雲、光がとてもきれいで、メンバーからは「かべ紙みたい!」という声が出ました。そう。こんな模様のかべ紙、ありませんか? 日が短くなり、外で活動する時間もへってくる季節ですね。この時期、東京の日の入りはしばらく16:28の日が続き、これは冬至(とうじ=12月22日)の16:32より早くて、実は今が一年で一番日が暮れるのが早い時期となっています。でも日の入り前の空は天気が良ければとてもきれいです。ぜひみなさんも外に出て、夕ぐれの空を見上げてみましょう。 (写真はどちらも日の入り直前の16:15) | |
2015年12月4日(金) しぜんの素材がそろいました!! 今年も5日開催予定の「自然の素材でオリジナルリースを作ろう!」に向け、たくさんの自然の素材がそろいました。ジュニア隊員の子ども達や保護者の方、スタッフがそれぞれに集めたり、手作りしたりした様々な木の実やかざり、そして季節の花材・・・を今日は夕方から会場となる体育館に並べて準備しているところに、スタッフOBのMさんが今年も三宅島直送のサンキライ(写真手前の赤い実)を届けに来て下さいました。「やっぱり自然の色はいいね~!」とスタッフのテンションもますます上がってきました。 明日、参加の申し込みをされている方は、暖かい服装でおいで下さい。そしてすてきなオリジナルリースを作ってください。お楽しみに! |
2015年11月23日(月) カマキリの頭の化石!? そんなふうにも見えませんか。 実はこれはカラスウリ(←「見つけたよ!」参照)のタネです。カラスウリをわると、中にねばねばにつつまれたタネが入っています。それを水できれいに洗うと、なんとこのカマキリの頭の形があらわれます。「打ち出の小づち」の形にも見えるので、おさいふに入れておくと金運アップのおまもりにもなるんだとか。 23日のリースの材料集めに参加した隊員さんは、石神井川ぞいの土手で見つけたカラスウリをわって、中のタネを大事に持ち帰りました。上小でも図書室のうらの桜の木のあたりにはちょうど今、カラスウリがなっていますよ。みなさんも探してみましょう。 |
2015年10月12日(月) 秋のトンボ池より 10月の定例観察会で見つけた生き物の数々です。この時期むらさき色の花をたくさんさかせるホトトギスの葉を食べていたトゲトゲ君は、なんとルリタテハ(美しいちょうです。どんなチョウかは図かんでしらべてみましょう!)の幼虫。トンボ池では初めての発見です!(写真左上) ヤブカラシの葉にいたのはコスズメ(スズメガの一種)の幼虫。目玉もようがいっぱいあってかわいい顔だと大人気。(写真右上) プールでは、3年生がうかべてくれた草に大きなギンヤンマが産卵に来ていました。(写真左中)また3年生が放流してくれたクロメダカがたくさんの卵を産んでくれたようで、水面は子メダカでいっぱいでした。 この時期、プールの中ですでにこんなに大きくなっているのはウスバキトンボのヤゴ。(写真右中) モミジの葉を食べるこの巨大な青虫はオオミズアオの幼虫。もうすぐさなぎになる終齢(しゅうれい)でしょうか。(写真左下)かざりのトゲトゲにもみんなでさわってみました。チクチクするけど毒(どく)はありません。 バッタ原っぱには今年もトノサマバッタを放しました。卵を産んでくれるかな(写真右下) 上小のトンボ池やバッタ原っぱは、一度は学校からすがたを消していた生き物が、ふたたび集まってきてくらせるように考えて作った場所(ビオトープ)です。エサになる植物や、かくれがになる場所を整備して、生き物を呼ぶくふうをしています。 つかまえて、手にとって観察するのはOKです。観察・学習のためなら、教室や学童クラブなどに持ち帰って飼育することもOKです。でも家に持ち帰ったりすることはできません。このやくそくを守って生き物とのふれあいを楽しんでください。 ★元もと上石神井にいなかった生き物(外来種や観賞魚・園芸種の植物など)を持ちこまないように気を付けてください。 アメリカザリガニ・ミドリガメ・ヒメダカ・金魚などをまちがって放さないようにして下さい。もしこれらの生き物を見つけた場合はすぐに先生や探検隊スタッフに知らせて下さいね。 |
2015年10月3日(日) キアゲハがさなぎになったよ カブクワハウス内に キアゲハの蛹(さなぎ)を一つ 発見しました。 ほかにもいるかと探しましたが、見つけられませんでした。 カイコガのように糸をはいてじょうぶなまゆを作り、その中でさなぎになって身をまもる昆虫もいますが、キアゲハのさなぎにはまゆはありません。元の食草をはなれ、木の枝のかげなどなるべく安全な場所を自分で探してそこでさなぎになります。今のじきにさなぎになったものは、約半年、さなぎの中でじっと春が来るのを待つのですね。探すのはなかなかむずかしいですが、みなさんもちょうやガのさなぎを探してみましょう。 (情報と写真提供:スタッフの久留島さん) |
2015年9月29日(火) キアゲハの幼虫 もうすぐさなぎに カブクワハウスで飼育しているキアゲハの幼虫。毎日たくさんのアシタバの葉を食べて、ぐんぐん大きくなっています。左の写真のやじるしのところに、5匹の幼虫がいます。 〇の中には、すでにアシタバからはなれ、ハウスの中で気にいった場所を見つけて、サナギになるじゅんびを始めた幼虫もいます(そのアップが右の写真)。からだの形が変わって、少しさなぎに近づいているのがわかりますか。この形になった次の日には前蛹(ぜんよう)というじょうたいになり、2日後には完全なさなぎになるはずです。キアゲハは、こうしてさなぎになって冬をこすのです。 外からもよく見えるので、上小の子ども達は、ぜひカブクワハウスをのぞいてみて下さい。そしてアシタバの葉がたりなくなっていたら、先生方や探検隊スタッフに教えてくださいね。 カブクワハウスのカギはしょくいん室にあるので、先生にお願いして、先生といっしょに中に入ってください。アシタバは図書室のうらにたくさん生えています。 (情報と写真提供:隊員の中野さん) |
2015年9月28日(月) スーパームーン 今年は十五夜の一日後に本当の満月がきました。9月は日本では雨や台風の多い季節なので、実は月の観察にはあまりむかないのですが、今回は十五夜とともに、とてもクリアーな月を見ることができましたね。 月は地球のまわりを地球4個分ほどゆがんだ楕円軌道(だえんきどう)を回っているため、地球と月とのきょりは、多少ですが近づいたり、遠ざかったりしています。月は満ち欠けしているので、いつも満月の時に地球に一番近づくとはかぎりませんが、5年ごとくらいに、一番近づく時が満月と重なるのだそうです。これを「スーパームーン」などとよぶことがあります。 「大きい、大きい」と言いますが「それは何とくらべるかで決まること」だと観察会の時にコタジーが教えてくれましたね。 そこで、ためしに月が地球から遠いところにあった2013年2月25日の満月の写真と、28日の満月の写真をくらべてみました。(⇒こちら) 同じカメラ(レンズ800mm×2)で、ほぼ同じ条件でとった2枚をならべて合成してみたものです。こうしてみると大きさのちがいがよくわかりますね。(2015年9月28日の月の視半径は16.7'、2013年2月25日の視半径が15.4'のようなので、28日の月は2013年の2月の満月に比べて8.44%大きいという計算になります。この2枚もプリントアウトして直径をくらべて計算してみたところ8.8%程度の差でした。多少の誤差はありますが、だいたいの見かけの大きさの差がわかるかなと思います。) (情報と写真撮影および画像作製:スタッフのつとむさん) |
2015年9月27日(日) 中秋の名月 今年の十五夜は、満月ではありません。少し欠けているのがわかりますか? 本当の満月は、9月28日(月)。しかも今回の満月は今年最大の満月(スーパームーン)です。詳しくは「空を見上げよう」のページをごらんください。 (撮影:練馬区上石神井にて スタッフのつとむさん) |
2015年9月23日(水) キアゲハの幼虫をかんさつしよう! キンモクセイのかおりがただよい、いよいよ秋本番。この季節は、トンボはもちろん、チョウがさかんに今年最後の産卵(さんらん)をするすがたが見られます。 トンボ池でもキチョウやナミアゲハ、クロアゲハ、セセリチョウやシジミチョウの仲間など、たくさんのチョウがとんでいるのを見ることができます。 カブクワハウスでは、キアゲハの幼虫を飼育しています。キアゲハの食草(よう虫のエサとなる決まった草)は、セリ科のセリ・ニンジン・パセリ・アシタバなど。上小には図書室のうらにたくさんのアシタバが生えているので、そこから持ってきました。幼虫もたくさんついているので、ぜひ観察してください。たくさんの葉を食べてサナギになり、サナギのじょうたいで冬をこすのですね。 |
2015年9月16日(水) 秋のしぜんを見つけよう トンボ池のかんばんのまわりや上中との間の道のかきねぞいにまっ赤なヒガンバナ(左上)がさきはじめました。いま校内にあるヒガンバナは、かつて東公園のそばの「観音山いこいの森」の周辺にたくさんあったものを20年ほど前に子ども達が分けてもらってきたものが増えたものです。当時はこの季節になると授業で観音山までヒガンバナを観察しに行くこともあったようです。 はたけプロジェクトでは今年も練馬ダイコンのタネをまきました。今ではほとんどさいばいされることのない練馬ダイコンですが、ふつうのダイコンとくらべると深く、長く育つのも特ちょうです。そこで、このようにふくろを使って土をもりあげてさいばいします。(右上) アシタバの葉にはキアゲハの幼虫とツマグロオオヨコバイ(バナナ虫)(左下)。 ゴマの葉にはカメムシのすがたが見られました。(右下) だいぶ気温が下がってきて、夏の間活やくした虫たちもそろそろ冬ごしのじゅんびでしょうか。ツマグロオオヨコバイやカメムシの仲間はあたたかいすきまを見つけてそこで成虫のまま冬ごしします。キアゲハは、さなぎになって冬ごしをします。みなさんもみぢかな虫たちが、どのようなかたちで冬ごしをするのか、そのために今、どんなじゅんびをしているのかしらべてみましょう。 ★しぜん探検隊では次回の観察会で、虫たちの冬ごしのための「こも」を木のみきにまきつける作業を予定しています。 |
2015年9月5日(土) トンボだけじゃないよ! 9月の定例観察会で見つけた生き物の数々です。上小の校庭にはいろんな生き物がすんでいるんだね。みなさんも見たことがある、つかまえたことがあるものがいるんじゃないかな。いくつわかるかな? カマキリ・クモ・スズメガ(2段目左の写真はコスズメ)の幼虫・しっぽが青くてきれいなニホントカゲ・ツユムシやコオロギ、バッタの仲間・ヒキガエル・セセリチョウ・・・・(まだまだたくさんいて、しょうかいしきれません。) 上小のトンボ池やバッタ原っぱは、一度は学校からすがたを消していた生き物が、ふたたび集まってきてくらせるように考えて作った場所(ビオトープ)です。エサになる植物や、かくれがになる場所を整備して、生き物を呼ぶくふうをしています。 つかまえて、手にとって観察するのもOKです。観察・学習のためなら、教室や学童クラブなどに持ち帰って飼育することもOKです。でも家に持ち帰ったりすることはできません。このやくそくを守って生き物とのふれあいを楽しんでください。 ★元もと上石神井にいなかった生き物(外来種や観賞魚・園芸種の植物など)を持ちこまないように気を付けてください。 アメリカザリガニ・ミドリガメ・ヒメダカ・金魚などをまちがって放さないようにして下さい。もしこれらの生き物を見つけた場合はすぐに先生や探検隊スタッフに知らせて下さいね。 |
2015年8月28日(金) 田んぼゾーンにお米が実ってきたよ 長い夏休みの間にトンボ池のまわりは草や木が大きく成長して、みどりが深くなっています・・・というかひとことで言えば「草ぼうぼう!」(笑) 9月5日の観察会はまず、草取りにみんなであせを流すことになりそうです。 5月にみんなで田植えをした水路部分(田んぼゾーン)では、稲(いね)の実(=お米)が実ってきています。すでに少し鳥に食べられていましたので、大急ぎで鳥よけのネットをかけました。最近は機械を入れて稲かりをするために夏の終わりには水をぬいてかわかしてしまう田んぼも多いようです。でも、トンボ池の田んぼゾーンは水をぬくことはしないので、水の中には、クロメダカなどの生き物も元気に動いていました。また、だれも植えていないのに田んぼでよく見かけるオモダカやコナギなどの水生植物が生え、稲といっしょに育っていました。田んぼゾーンはそんな田んぼの生き物や植物、その関係などを観察するための場所。みなさんもネットを少し持ち上げて、中を観察してみてください。 |
2015年8月6日(木) 真夏のやさい畑で 体育館うらの「はたけプロジェクト」の畑で見つけた真夏の自然。黄色いのは落花生(ラッカセイ)の花。むらさき色の花は大豆(エダマメ)です。どちらも意外と見ることのない花ではないですか。 下の写真は、ゴマの花のみつをすって回るオオスカシバ。りん粉(りんぷん)がないすきとおった羽をもっているので「透かし(すかし)羽(バ)」。そのとうめいの羽で花から花へとすばやく飛び回るのでハチかと思ってしまいますが、実は昼行性(ちゅうこうせい=昼間に活動する)のガなのですね。 |
2015年7月27日(日) 夏休みはカメラを持ってトンボ池へ! 校庭のかたすみの小さなトンボ池。たいした自然なんてないかな・・・でも、池のほとりでちょっと立ち止まってじっと目をこらしてみましょう。みんながいない夏休み中はとってもしずか。しばらくするときっと何かの声が聞こえてきます。 |
2015年7月25日(土) ケサランパサラン!? ふわふわと空中を舞(ま)うなぞの物体(ぶったい)「ケサランパサラン」って聞いたことありますか。鳥の羽、虫、木や草のタネ、カビ・・・空中をふわふわと飛ぶものは意外とたくさんあります。むかしの人はこれらを「ケサランパサラン」などとよんで、ふしぎなものと考えたようです。中には妖怪(ようかい)の一種と考えた人々もいたようです。穴をあけた桐(きり)の箱の中に入れて白粉(おしろい)をあたえるとふえる、なんていう説もあるし、持っているとしあわせをよぶお守りになる、でも持っていることを人に話してはいけない、などという言い伝えもあるようです。おもしろいですね。「ケサランパサランって知ってる?」とおうちの人やおじいちゃん・おばあちゃんに聞いてみましょう。どんなお話が聞けるかな。そしてみなさんも探してみましょう。 この季節、ふわふわと町の中を飛んでいるのが、これ。実はアザミという植物の種子(しゅし)です。巨大(きょだい)なタンポポの綿毛のようですね。中校舎のうらでちょうど飛び始めたところを見つけました。 |
2015年7月19日(日) クヌギの若葉(わかば)のまわりで クヌギの若葉で汁(しる)をすうアブラムシ。それを食べようとしているのはナミテントウ。あまい汁を分けてくれるアブラムシを守るためにナミテントウを追いはらおうとがんばるクロヤマアリ。トンボ池のほとりでは、毎日こんな生き物たちのドラマを間近に観察することができます。池にはショウジョウトンボ・シオカラトンボ・コシアキトンボ・イトトンボが。水面にはアメンボ、水の中にはたくさんのクロメダカの赤ちゃんが泳いでいるのが見られます。 |
2015年7月14日(火) ベニバナがだいぶ育ってきました トンボ池のまわりは、生き物のエサやかくれがとして必要な植物はもちろん、古くから日本で人々の生活と共にあった植物や作物も植えて、人間が作り出した自然=「里山(さとやま)」の自然のささやかな復元(ふくげん)に取り組んでいます。ベニバナ(紅花)は、くちべにやほおべにの材料として、またタネからは食用の油をとるために日本でも古くからさいばいされてきた草花(作物)です。(くわしくはトンボ池のかんばんを見て下さい)さて、どんな花がさくのでしょう。楽しみにしていてください。 |
2015年7月12日(日) カブトムシの羽化がはじまったよ! カブクワハウスでカブトムシの羽化がはじまりました。去年の秋にみなさんが学校に持ってきてくれた卵や幼虫が、やく10カ月かけていよいよ成虫になったというわけです。この日見つかったのはメス2匹。昼間は土の中にもぐっていることも多いのでなかなか会えないかもしれませんが、みなさんもこのじきは、カブクワハウスをのぞいてみてください! |
2015年7月4日(土) 「コシアキトンボ」を発見!! 4日の観察会で見つかった生き物の一部をしょうかいします。 まず上の写真はコシアキトンボ。腰(こし)の部分が白っぽい色なので、そこだけが「空(あ)いて」いるように見えることから「こしあき」とんぼ。上小トンボ池ではあまり見かけることのないトンボでつかまえて写真にとったのはたぶん初めてです。まん中左はイトトンボのなかまのモノサシトンボでしょうか。はらにモノサシの目もりのようなもようがあります。その右はバッタ原っぱの石づみで見つかったヤモリ。大きな目がかわいいですね。下の左はアリのように見えますが足の数をよく数えてみてください。アリならこん虫ですから足は6本のはずなのに、8本ありませんか・・・ということはこれはクモ!?アリグモのなかまでしょう。1年生のKさんが見つけてくれました。すごいっ!その右の「ブラックの新かん線」みたいな幼虫はセスジスズメの幼虫。ずらっとまどのようにならんだ黄色やオレンジ色のもようがなんともきれいです。しっぽのとげはただのかざりですからさわってもさされることはありません。ホウセンカ、ヤブガラシ、サトイモなどの葉をさがすと見つかります。みなさんも見つけてみましょう。 ★この日の観察会の様子は「活動日誌」のページ(→こちら)をごらん下さい。 |
2015年7月2日(木) ウィンナーソーセージ!? トンボ池の島にあらわれたこのウィンナーソーセージのようなものは、ガマ(ヒメガマ)の花です。上の方についている細い茶色の部分が花粉をとばす「おばな」。下のふといソーセージみたいなところは、秋になるとふわふわのわたになって風でとんでいくタネとなる「めばな」の部分です。むかしの人は、おばなにつく黄色いこな(花粉=かふん)を集めて血止め(ちどめ)のくすりにしたといわれています。「いなばの白うさぎ」のお話に出てくるうさぎがくるまった「がまのほわた」とは、このことです。 トンボ池ではしばらく出ていなかったのですが、昨年新しいかぶを植え直して、今年は久しぶりに花がさきました。 |
2015年6月20日(土) トンボ池は今、いちばん「トンボ池」らしい季節です! トンボ池に色あざやかなトンボがたくさんやって来ています。 ブルーのオオシオカラトンボのオス(右上)は、自分のなわばりをまもりながら、黄色と黒のメスがやって来るのをじっと待っています。メスが来ると、トンボ池に産卵(さんらん)するようすが観察できます。 プールで育ったギンヤンマも次々羽化。(左下・写真は図工室前の生体展示コーナーで20日に羽化していたものです) 顔までまっ赤なショウジョウトンボ(左上)は、2匹のオスがおたがいトンボ池を自分のなわばりにしようとはげしくおいかけあいながらたたかっていました。 イトトンボは、アサザの葉の上でひと休み。 雨があがったらみなさんもぜひ、トンボ池に行ってみましょう。今日は何種類のトンボに会えるでしょう。 トンボ池のおくのしげみに広がっているのは、葉っぱが半分おけしょうしたように白いハンゲショウ。トンボだけでなく、ほかの生き物や植物も観察してみてくださいね。 (写真提供:スタッフのつとむさん ほか) |
2015年6月1日(月) プールでふえたメダカがバケツ稲にお引っこし 去年の秋にトンボ池からプールに何匹かのクロメダカをお引っこしさせました。そのメダカが卵を産み、とてもたくさんの赤ちゃんメダカが生まれました。 (くわしくはこちら→) そこでその一部を今度は5年生がとりくんでいるバケツでの稲(いね)のさいばい(=バケツ稲)のバケツの中に入れてもらうことにしました。 メダカは元もとはお米を作る田んぼにたくさんいた生き物です。水の中に出てくるミジンコなどのプランクトンや、蚊(か)の幼虫(=ボウフラ)をエサにして育ちます。きょ年、蚊によっておきる病気として問題になったデング熱をふせぐためにはなるべく蚊を発生させないことが大切だといわれています。どうしても蚊が発生しやすいバケツ稲にいっしょにメダカをかうのは、農薬(のうやく)を使わない自然にやさしいとてもよい方法です。 5年生のみなさん、どうか水の深さに気をつけて、稲と同時にメダカも大きく育ててみて下さい。育ったメダカはバケツの水をぬく時に水そうにうつして飼ってもいいですし、お家で飼えない場合は、元いたトンボ池にもどして下さい。(その時、お店で売っているオレンジ色のメダカ=ヒメダカはぜったいにトンボ池に入れないようにして下さいね。) ★ちなみにデング熱のウイルスを運ぶヒトスジシマカは、うえきばちの受けざらのような小さな水たまりでだけ産卵し、「池やプールのような大きな水たまりに産卵することはない」(国立感染症研究所 高崎智彦氏 「デング熱国内流行の可能性と必要な対応」↓ より)とのことです。http://medical.radionikkei.jp/kansenshotoday_pdf/kansenshotoday-150429.pdf |
2015年5月30日(土) トンボ池の大そうじをしたよ! トンボ池は小さな池なので1年に1度人間の手でかんきょうをととのえるひつようがあります。たまったどろや石、ふえすぎた植物などをとりのぞき、ヤゴやメダカを食べてしまうアメリカザリガニや大きな魚がいないかもたしかめます。この日はトンボ池の水をぬいて、池の大そうじと生き物ちょうさをしました。 |
2015年5月21日(木) トンボ池がお花畑 トンボ池がお花畑みたいになっています。毎年この時期になると水面にさくあざやかな黄色い花は「アサザ」。スイレンににた丸いはっぱから、空気をとりこんで水中におくり、水をきれいするはたらきがあるそうです。花はきれいな星のかたち。 しぜんの池やぬまがすくなくなってしまったために、たいへんかずが すくないめずらしいしょくぶつになってしまいました。 (環境省レッドデータブック 準絶滅危惧種) オタマジャクシのすがたが見つかりませんが、かくれているだけでしょうか?もうカエルになったのかな?みなさんもさがしてみましょう。 (写真提供:隊員の中野さん) |
2015年5月9日(土) とうめいなはっぱができたよ&ミカンの赤ちゃんを見つけたよ! 9日の観察会の日、プールから引き上げられたこのはっぱ。葉脈(ようみゃく)とよばれるすじのような部分だけの「葉脈標本(ようみゃくひょうほん)」になっています。実は前にこのような「葉脈標本」作りをしたい、というリクエストがありました。よく科学クラブなどでやるのは、はっぱをとくべつなくすりにつけて作るやり方ですが、探検隊らしくプールの中にいるミジンコなどのプランクトンの力をかりて作れないか・・・ということになりました。はっぱのやわらかい部分だけをプランクトンに食べてもらおうというわけです。みんなで集めたいろいろなはっぱをネットに入れて、プールにしずめたのが秋。やく半年かかってようやく完成、というわけです。プランクトンもやわらかくておいしいところを先に食べ、かたいほねみたいなところはあとに残すことがわかっておもしろいですね。のこった白いまくのようなものをていねいにとりのぞいてかわかせば、りっぱな「標本」の完成です。 右はしは、この日観察したミカンの花。めしべのつけねにちゃんとみどり色の「みかんの赤ちゃん」があるのを見つけると「かわい~!」の声。このあとみんなでみかんの赤ちゃん探しを楽しみました。 (写真提供:隊員の早稲田さん) |
2015年5月9日(土) いきものがいっぱい! 定例観察会で観察された生き物のすがたの一部です。 (左上)プールのフトイのくきには、すでに羽化(うか)したギンヤンマの大きなぬけがらがついていました。 (右上)プールの中には、羽化まぢかの大きなギンヤンマのヤゴや、イトトンボのヤゴがいっぱい。クロメダカの赤ちゃんも生まれていました。 (左下)カブクワハウスには終齢(しゅうれい)まで育ったカブトムシの幼虫。このあとさなぎになり、成虫へと羽化するようすを家でじっくり観察してもらおうと希望する子ども達に持ちかえってもらいました。今日はさらに地域の探検隊サポーターの方からの幼虫の寄付もいただきました。 (右下)トンボ池の西側は「バタフライ(チョウ)ゾーン」アゲハチョウの幼虫がすきなミカンのなかまがたくさん植えてあります。今日はちょうどミカンの花が満開(まんかい)。あまいかおりが池のまわりにただよっていました。きみどり色のやわらかい葉の上で発見したたまごからかえったばかりのアゲハチョウのようちゅう。 (写真提供:隊員の久保田さん・中野さん) |
2015年4月27日(月) このきれいなオレンジ色の花は? 最近、道ばたでよく見るようになったこの花。オレンジ色の花ってあんがい少ない上にまとまってさくのでよく目立ちます。 名前は「ナガミヒナゲシ」といいます。「長い実」(写真右)ができる「ヒナゲシ」という意味。 思わず花だんにも植えたくなるようなかわいい花ですが、この花、じつは外来種(がいらいしゅ)で、繁殖力(はんしょくりょく=ふえる力)がとても強いので注意しなくてはならないしょくぶつです。あっという間にふえて、それまでそこにあった日本の草花をおいやってしまうきけんがあるといわれています。 元もとは地中海地方のしょくぶつだそうです。昭和30年代に東京で初めて発見されたのですが、人間の手をかりることもなく50年ほどの間にほぼ日本中に広がってしまったそうです。 右の写真は、この花の実をわってみたところです。一つの実の中に1000つぶ以上のタネが入っています。「けしつぶほどの小ささ」ということばがあるように、とても小さいタネなので、風などでどこにでもとんでいき、どんどんふえてしまうのがよくわかります。 トンボ池のまわりにはまだ見当たりませんが、中庭や図工室の前には数年前からすがたをあらわしました。ふやさないためには、花がさいたあと、タネがこぼれないうちに実をつみとるひつようがあるようです。 |
2015年4月23日(木) 生命(いのち)のドラマ 雨がしばらく続いたあと、温かいというよりもう暑(あつ)いくらいの晴天(せいてん)がやってきました。 クワから元気のよい若葉(わかば)が出てきました。このクワは、学校からたのまれてきょ年探検隊で植えたものです。トンボ池いがいにも朝礼台うしろ、ちゅう車場、東門わきなどに合計8本のクワのなえを植えました。このうち水色のふだのついた5本は、農工大(のうこうだい)という大学のカイコの研究をしている研究室から特別に分けていただいた「小学校でカイコを育てるのにつごうがよいようにじょうぶな葉が早くからたくさん出るように改良した」品種です。ぜひカイコを育てる時に活用してほしいと思っています。(左上) この春に植えたクリのなえからも若葉が出てきました。(右上) カブクワハウスの前には、ノゲシとオニノゲシというとてもよくにた2種類の植物がなかよくならんで生えてきました。どちらもタンポポににた黄色い花をさかせますが、タンポポよりずっとせが高いしょくぶつです。図かんの絵やしゃしんなどでは区別がむずかしいくらいそっくりのこの二つですが、こんなふうにぐうぜんなかよくならんで生えているとそのちがいがよくわかります。みなさんもくらべてみましょう。「鬼=おに」とつくのはどっちでしょう。見ればいかにもそんな感じがするのですぐわかりますよ。(左下) 池の南がわでは、鳥の羽(はね)がたくさんちらばっていました。どうやらキジバト(ヤマバト)が何かにおそわれたあとのようでした。キジバトをおそったのはどんな生き物でしょう?まだ新しい羽でした。だれか現場(げんば)を見た人はいませんか? こうしてトンボ池では、毎日きせつのうつりかわりの中で生き物たちのさまざまなドラマがくりひろげられています。 |
2015年4月18日(土) コナラの「ひこばえ」がのびてきました 大きくなりすぎたため12月に切りたおしたコナラの切りかぶから、新しい若芽(わかめ)=「ひこばえ」がのびてきました。すごい生命力(せいめいりょく)ですね。やがてこの芽(め)がふたたび大きなコナラの木に育っていきます。 むかしの人は、炭(すみ)を作るための木材やひりょうにする落ち葉を手に入れるため、身近な場所にコナラやクヌギの林を作りました。これが「ぞうき林」とよばれる林です。ぞうき林の木は、切ってもこのように「ひこばえ」が出て再生(さいせい)するため、くりかえし使うことができたのです。トンボ池のまわりのクヌギやコナラも、むかしながらの方法で再生させながら管理(かんり)していきます。 |
2015年4月4日(土) アケビの花がさきはじめました トンボ池とプールの間のカイヅカイブキの生け垣(いけがき)の中に植えてあるアケビにあわいむらさき色の花がさきはじめました。アケビの花には雄花(おばな)と雌花(めばな)があります。1本のつるに両方の花がさきます。まん中にバナナのような6~9本のめしべがある少し大きいのが雌花、小さくてたくさんさいているみかんのふさのような6本のおしべがあるのが雄花です。聞いてみると、あまいゼリーのようなアケビの実を食べたことのある子はほとんどいませんでした。今年こそトンボ池にアケビの実がなって秋にみんなであじわえるといいですね。 池の中の島ではフトイやガマの芽(め)が出はじめました。これらのしょくぶつは、ヤゴが羽化(うか)してトンボになる時にのぼってくるための大切な足場となり、トンボ池になくてはならないものです。島に入ってふみつぶしたりしないようみなさんで大切にして下さい。 |
2015年3月29日(日) クヌギの剪定(せんてい)作業 茶色い葉をつけたままのクヌギの木。「かれてしまったのですか?」と聞かれます。いいえ。同じどんぐりのなかまでもコナラの木は、秋から冬の間に葉を全部落としてしまいますが、クヌギは春に新しい芽が出てくるぎりぎりまでこのようにかれた葉を枝につけていることがあります。この日は、のびすぎた枝を切る「剪定=せんてい」の作業と同時に、かれた葉を散ってしまう前に集める作業をしました。 限られたスペースに作られたビオトープなどでは、こうして植物なども人の手で適切な大きさに管理することが大切です。そうしないと木が大きくなりすぎて池が全部日かげになってしまったり、まわりの弱い植物がかれてしまったりして環境(かんきよう)が変わっていってしまうからです。 クヌギやコナラは枝を切っても、ちゃんと新しい芽が出て、すぐに大きく成長します。右の写真は12月に根元から切りたおしたコナラですが、切りかぶを残したことで、ちゃんとまた横から小さな芽が出てきているのがわかります。(やじるしの部分)この芽が成長して、数年後にはまた大きなコナラの木になるのです。 今回も切った細い枝はチップにして、集めた葉といっしょにふよう土にし、カブクワハウスのエサや畑のひりょうにします。また、太いみきの部分はかわかしてから、シイタケのさいばいのほだ木として活用する予定です。お楽しみに! |
2015年3月15日(日) コサギが初めて記録されました! トンボ池になんとコサギがやって来ました。 石神井川や石神井公園の水辺では見ることのできる野鳥ですが、トンボ池で観察(少なくとも撮影記録)されるのは、池が作られた1999年以来たぶん初めてのことです。 育成の交流会をしていた15日朝8時40分頃の撮影だそうです。 「善福寺公園の方から飛来。水浴びをして9時頃善福寺公園方面に飛んでいった」とのことでした。 上の2枚の写真ではトンボ池の流入部でじっとして何か水中の生き物をねらっているように見えます。左の写真ではカブクワハウスの屋根のてっぺんでひと休み。 みなさんもこんなすがたに会えるといいですね。もし見ることができたら、ぜひ情報をお知らせください。 (情報と画像提供:学校応援団 井口さん) |
2015年3月7日(土) たまごの移動(いどう) たくさんのカエルが池に集まって卵を産むようすをむかしの人は「かえる合戦(がっせん)」とよんで楽しみました。上小の今年のかえる合戦もそろそろおしまい。すでにトンボ池には大量の卵がうみつけられています。池の広さに対して産みつけられた卵の数が多すぎるので、一部をすくってカエルが入りこむことのできない上小のもう一つの大きな池(=プール!)に移動させる作業を行いました。大きな「池」で水中の落ち葉などを食べながら育つオタマジャクシ、その一部はヤゴのエサとして食べたれたりしながら自然のバランスの中でちょうどよい数になっていくはずです。 ヒキガエルが卵から子ガエルになるまでの日数は約1か月半といわれています。みなさんも成長の様子をトンボ池でじっくり観察してみましょう。 |
2015年2月27日(金) カエルが産卵(さんらん)にやって来ました! 今年もヒキガエルが産卵(さんらん=たまごをうむこと)にやってきました。 まん中の写真の中に、7匹ぐらいいます。まちがい探しみたいですが、あなたはなんびき見つけられますか… 28日の午後3時、見たかぎりで池全体で12匹ぐらいいました。 この写真より、もう少し大きいはんいを卵がうめつくすぐらいに産卵されてましたが ほかの部分では見当たりませんでした。 左下の写真。2匹がくっついているのがわかるかな。上にのっている少し小さい方がオスで下にいるのがメスです。オスはなきます。 右下の写真では、左下のあたり、卵が毛玉の山みたいになってます。 右下には水面に顔を出してるカエルがいます。 去年は、はじめてやってきたのが3月4日でしたから、今年は1週間くらい早いですね。 みなさんでやさしく見まもって、かんさつしましょう。 (写真と情報提供:隊員の中野さん) |
2015年2月7日(土) 鳥の巣箱をかけました 上小にはいくつかの巣箱がかけられ、毎年春から初夏にかけ、そこで育った鳥が巣立っています。 探検隊では毎年、冬の間にその巣箱の手入れをしています。中をそうじし、いたんだところは直して、風で落ちたりかたむいたりしないようしっかりと木に止め直します。 この日は5年前に作られた古い巣箱を「修理すればまだ使える」と、3日がかりで一生けんめい直したチームが、その巣箱を新たに校庭の南西のヒマラヤ杉の木に取り付けました。 すべての野鳥が巣箱を利用するわけではありません。巣箱に巣を作るのはシジュウカラやスズメなど元もと木の穴や屋根のすき間などを利用して巣を作る習性がある鳥です。さて、この巣箱にはどんな鳥が入るでしょうか。みなさんで観察して下さい。 |
2015年2月1日(日) 冬から春へ 今年初めての雪がふって3日目。まだ日かげの地面にはたくさんの雪が残っていました。そんな中でもトンボ池の南側の一段高いところには、すでにフキノトウがふくらみかけていました。また日だまりにはオオイヌノフグリのかわいい青むらさき色の花も見つかりました。(トンボ池まわりではいつもこの場所に一番にさきます。さあ、「この場所」とはどこでしょう。みなさんも探してみて下さい!) 3日は季節の分かれ目=節分。翌4日は春のはじまり=立春。まだまだ寒い日もありますが、いよいよ季節は冬から春へと動き出します。放送室の前の白い梅のつぼみが開き始めるのは何日かな?トンボ池にヒキガエルが産卵に来るのは今年はいつでしょう?みなさんも予想してみましょう。そして見つけた人は日付けを記録して知らせて下さいね。 この日は前回に引きつづき、主にお父さん達の力をかりてプール入口左側のコナラの木を切る作業をしました。切った太いみきは、今年の活動の中でシイタケさいばいの材料として活用する予定です。 |
2015年1月29日(木) 上小子どもギャラリーの展示が新しくなりました 「しぜんの木の実でリースを作ろう」に向けたとりくみ~先日の「学校の屋上から日の出を見よう」の様子まで、しぜん探検隊の11月~12月の活動の記録写真を10枚のパネルにコラージュして展示しました。学校に行かれた折にはぜひ家庭科室前の上小子どもギャラリーをご覧ください。 |
2015年1月21日(水) 練馬大根と白菜のしゅうかく 寒い日が続きます。トンボ池にも氷がはり、しもばしらが見られる季節です。 さて、野菜プロジェクトで育ててきた野菜をしゅうかくしました。これらは、24日に予定されている「学校の屋上で日の出を見る会」のあと会場でふるまわれるスープの具材にする予定です。上石神井の土と落ち葉と太陽の味、みなさん、お楽しみに! |
2015年1月4日(日) トンボ池にツグミがやってきました! 寒さとともに、冬しか会うことのできない鳥たちが日本にやってきています。 トンボ池のかんばんの上にとまっているのは、遠くシベリアから冬の間だけ日本にわたってくるツグミという野鳥です。赤茶色の背中、白に黒い点々もようのあるおなか、地面をピョンピョンととぶように歩くことなどが特ちょうです。 石神井川や石神井公園の池には、同じように冬だけしかすがたを見ることのできないカモなどもやってきています。どんな種類の鳥がきているか、図鑑を持ってかんさつに出かけてみましょう。 |
2015年1月4日(日) トンボ池上空に彩雲(さいうん)出現!? 今年最初の観察会の参加者が集まり、さあ観察会を始めようという9時50分ころ、トンボ池の上空に美しい虹色の雲。お正月早々、むかしから見ることができると縁起(えんぎ)がよいとされる虹色(にじいろ)にかがやく雲「彩雲」の出現か!?とみんなでワイワイ空を見上げて観察しました。 後で調べると、わずかでしたが周囲にアーチ状の二重の虹色が見えていたことから、太陽を囲むように外側と内側に2つの丸い輪ができる外暈(かさ)と内暈(かさ)の一部だったようです。太陽の真上に見えたまっすぐの明るい虹色は「環天頂(かんてんちょう)アーク」とよばれるものかなとも思えますがどうでしょう。 いずれにせよ、忘れられない美しい自然現象をまた一つ、みんなで見ることができ、子どもも大人も大満足でした。 |
(2014年4月~12月)
2014年12月21日(日) コナラの萌芽更新(ほうがこうしん) バッタ原っぱの北側にあったコナラの木を伐採(ばっさい)する作業をしました。このコナラはトンボ池を作ったころにドングリから育った苗を植えたものですが、約15年の間に、校庭の防球ネットの内側から強く押すように枝葉がしげり、またプールの入口をせまくするくらい大きく育っていました。 せっかく育った木を切るのはかわいそうな気がしますが、実はコナラやクヌギの木は、昔からあるていど大きくなったら切りたおし、その幹(みき)や枝(えだ)を炭やまきなど生活のための燃料(ねんりょう)にしたり、またシイタケを育てるための原木として活用してきました。雑木(ぞうき)林というのは、実は人間がそのように活用するために、作って育ててきた林なのです。 切りたおされた木は切り株をのこせば、そこからまた新しい芽が出て育っていき、かれてしまうわけではありません。このことをちょっとむずかしいことばですが、植物の「萌芽更新(ほうがこうしん)」といいます。来年の春には切り株のわきから新しい芽がちゃんと出てくるようすが観察できることでしょう。 今回切った細い枝はチップにしてカブクワハウスのエサや畑のひりょうに、太いみきの部分はかわかしてから、秋にシイタケのさいばいのほだ木として活用する予定です。楽しみですね! |
2014年12月7日(日) 冬の管理作業 トンボ池のまわりには、昔人々が落ち葉から腐葉土を作るために、あるいは燃料にする炭を作るために大切にしたドングリ(クヌギ・コナラなど)の木、また実や葉などを生活の中で活用するために家の近くに植えた植物(果樹や薬草)などを集め、かつて上石神井にもあったはずの「里山の自然」の再生を試みています。 しかしこのような里山の自然は、山奥の原生林の自然とはちがい、人間が定期的に手入れをしないと大きくなりすぎたり、増えすぎたりしてしまいます。今回は、植えてから10年以上たったクヌギの木がこれ以上大きくならないよう上の方の枝を切りました。すでにみきの直径は15センチ以上になっていました。(写真右下) 探検隊ではこの季節、クヌギやコナラの落ち葉を集めて腐葉土を作り、その腐葉土でカブクワハウスのカブトムシの幼虫などを育てています。 また、この日は地域の方(隊員OBのN氏)からいただいたユスラウメとニワウメの苗(写真左上)の植え付け作業もしました。どちらも昔から人々に身近な実のなる木です。 |
2014年11月29日(土) 三宅島から「サンキライ」の実がとどきました! 「しぜんの木の実でリースを作ろう」に向け、いま探検隊では材料集めが進んでいます。そんな中、今年もスタッフOBのMさんから三宅島の「サンキライ(さるとりいばら)」がどっさり届きました。大きな赤い実はリースにぴったりなので、この季節はお店にも商品としてならびますが、三宅島では野山にたくさん自生しているようです。 このサンキライの実には毒消しのはたらきがあるとされましたが、山に行けばたくさん生えているので、わざわざ植えて育てるようなことはせず、薬として必要な時だけ山に行って取って帰って来ればよい・・・というところから「山帰来=サンキライ」という名がついたとか。ほんとかな? |
2014年11月16日(日) 上石神井いこいの森から落ち葉がとどきました 上石神井中学校の西にある「上石神井いこいの森」には練馬区の保存樹木にも指定されているアラカシの大木をはじめ、かつての屋敷森(やしきもり)の貴重な自然が残されています。しぜん探検隊ではここから毎年たくさんの落ち葉をいただいて、カブトムシの幼虫のエサとなる腐葉土作りにとりくんでいます。今日も集めておいていただいた36袋の落ち葉がリヤカーで運びこまれました。 このように上小のトンボ池やカブクワハウスは、子ども達や保護者の力はもちろん、地域のたくさんの方々の協力に支えられて15回目の冬をむかえます。 |
2014年11月9日(日) 「石神井川 今むかし探検」上小子どもギャラリーに 先日のしぜん教室で紹介した石神井川のあたりの昔と今の地図や写真、今から65年ほど前(上小開校の少し前)の石神井川のようすを再現した立体地図、現在の石神井川で見られる生き物をまとめた生き物マップなど、夏休みからとりくんできた「石神井川今むかし探検」の成果を展示しました。 学校に行かれた際には、体育館1階開放教室前の上小子どもギャラリーをぜひご覧下さい。 |
2014年11月2日(日) クロメダカがどんどんふえています 9月に50匹ほどのクロメダカをプールに放流したのですが、そのメダカがたまごをうみ、今プールはクロメダカの赤ちゃん(写真右)でいっぱいです。 この日の気温は21度。だいぶすずしくなってきてトンボ池の水温は15度でしたが、プールの水温を計ってみると17度以上ありました。このちがいはどうしてか・・・トンボ池とプールを見くらべながら考えてみましょう。 トンボ池のメダカはもう底の方でじっとしていて、新しい赤ちゃんメダカも最近は生まれていないようです。 |
2014年10月24日(金) 花の上にいるのはハチかな? 秋になるとトンボ池のまわりにたくさん咲くうすむらさき色のこの花はヨメナ。 春に新芽(しんめ)をつんでごはんにまぜると、よいかおりのヨメナごはんになります。 さて、この花の上にいる虫はなんでしょう? ハチかな。蚊(か)のなかまのガガンボみたいにも見えますね。 実はこれ、トリバガ(鳥羽蛾)という蛾(ガ)のなかまです。小さいけれど羽をルーペで見ると本当に鳥の羽そっくり(下の写真)。ガには見えませんね。 このきせつ、冬のおとずれを前にたまごで冬をこすチョウやガなど昆虫の今年最後のすがたが見られます。 校庭にはきれいな黄色のチョウやオレンジ色でヒョウがらのチョウも飛んでいますね。 なんというチョウでしょう。かんさつして図かんで名前をしらべてみましょう。 |
2014年10月17日(金) 上小で見つけた生き物たち 左上はプールサイドに来たハクセキレイ。長い尾を上下にヒタヒタと動かしながら水辺の小さな虫などを一心についばんでいます。校庭に下りて歩いていることも多いので身近な野鳥の1種です。 右上はバケツ稲で見つけたイナゴ。近くには田んぼもないのにどこからやって来たのでしょう。 下の2枚は、美しい緑色のコガネムシ。近年東京でも見かける機会が増えたアオドウガネ。甲虫の仲間の中にはひっくりかえると起き上がるのが苦手なものもいますが、このアオドウガネは長い後脚を使って上手にブリッジで立ち上がるように起き上がります。見つけたらちょっと遊んでみましょう。 |
2014年10月17日(金) 秋の実りのリース カブクワハウスにステキなリースが出現。 くずのつるをカラスウリ、ススキ、ハナミズキの実、マメガキ(カボチャに見えませんか?)、へクソカズラなどで飾った「秋の実りリース」 実はこれ、全部今日上石神井で集めた素材で隊員のお母さん方が即席で作ってくれたものです。 恒例のリース作り教室(今年は12月7日予定)をなるべく地元の素材で・・・ということで、今年は台座となるつるを上石神井の町でくずのつるがたくさん自生している早稲田高等学院で特別に取らせていただくことになりました。今日、その打ち合わせに行った時に試しに取らせていただいた材料とトンボ池の周りで集めたもので作りました。 |
2014年10月16日(木) 白ごまのしゅうかくにちょうせん 黒ごまに続いて、カブクワハウスの土でつくる「野菜プロジェクト」で育てていた白ごまのしゅうかく作業をしました。ごまのひとつぶひとつぶは、上の写真のような形で実の中につまったタネだということがあらためてわかりますね。けっこうたくさんとれましたね~。 ごまのさいばい、けっこう面白いです。きかいがあったらみなさんもぜひちょうせんしてみて下さい。 (撮影:スタッフの松本さん) |
2014年10月11日(土) プールに生き物たちが もどってきました 秋も深まってだいぶすずしくなりました。プールに草を入れてからやく1か月がたったので、プールの生き物を調べてみました。 水面の草の上ではイトトンボの産卵がまだ続いています。 水の中には、すでにトンボ(ウスバキトンボ)のヤゴ(左上)や、ハイイロゲンゴロウ(左下)のすがたをかくにんすることができました。 ウスバキトンボは、毎年南からやってくるトンボで、早いと1か月ほどで羽化して世代交代をくりかえしますが、成虫もヤゴも冬を越すことはできずに死んでしまうというふしぎなトンボです。いったい何のためにわざわざ南から飛んでくるのでしょう。 また1か月前にはいなかったハイイロゲンゴロウは、どこからどうやってプールにやってきたのでしょう。考えてみて下さい。 |
2014年10月2日(木) トンボの産卵がつづいています 3年生が草を入れてくれたプールに毎日たくさんのトンボが卵を産みに来ています。 上の写真はまさに草がないと産卵できないイトトンボの仲間。オスとメスがつながっておもしろい形を作っています。メスは草のくきに上手に卵を産みつけます。 下の写真はアカトンボの仲間(コノシメトンボ?)体がきれいな赤色にそまっていますね。こちらは草がなくてもちょくせつ水面に卵を産むトンボです。 こうして上小では夏の間は子ども達でにぎわったプールが、来年6月までは多種多様なトンボたちの「楽園」となるのです。 (撮影:スタッフの松本さん) |
2014年10月1日(水) 黒ごまをしゅうかくしました カブクワハウスの土でつくる「野菜プロジェクト」で育てていた黒ごまが収穫の時期をむかえました。しばらく茎(くき)ごと干したあと、何度もふるいにかけたり、風の力で小さなカラなどを吹き飛ばしたり、最後は手作業でていねいにごみをとりのぞき(すごい手間!)推計180gほどのごまがとれました。 この貴重なごまは4日に予定されている隊員親睦の昼食会の場でみなさんに試食していただけるよう準備中です。お楽しみに! (撮影:スタッフの山口さん・松本さん・二宮さん) |
2014年9月30日(火) (クイズ)ヨウシュヤマゴボウの実がじゅくしました 図書室のうらの「ヨウシュヤマゴボウ」。 各地で雑草化していますが、元もと日本にはなかった植物(北アメリカ原産の帰化植物)です。 時々「ヤマブドウ」とまちがえて言う方がいますが、ゴボウともブドウともまったくの別物。 いまはちょうどむらさき色の実が完熟です。ジャム状でさわると大変。 まるでインクジェトプリンタのマゼンタインク。しぼったった原液で書いたのが下の写真。 さて、ここでクイズです。下の写真にはまちがいがあります。わかるかな? (ちょっと大人向けでしたね・・・撮影:スタッフの大澤さん) ★注意!ヨウシュヤマゴボウは有毒です。もちろん飲めません。写真はクイズのための演出ですよ~★ |
2014年9月29日(月) 月がきれいです! 月齢5の今晩の月です。見ましたか。夕ぐれには近くに火星とさそり座のアンタレスも見えたはず。9日後の10月8日(水)満月の夜には3年ぶりの「皆既月食」が見られます。 ぜひ観察しましょう。楽しみですね! (撮影:スタッフの田中さん) |
2014年9月19日(金) ひがん花がさきました トンボ池のまわりや駐車場の上中側の植えこみにひがん花がさき始めました。 ひがん花は夏の間は地面の下で球根でじっとしていて、9月のお彼岸(ひがん)のころになるとまず花だけが出てきてさきます。花が終わると今度は葉が出てきて、ほかの草がかれている冬の間に青々と葉をしげらせ、太陽の光をひとりじめして作った栄養を球根にためるのだそうです。春になりほかの草が芽を出し始めるとまた葉をからして地面にもぐってしまう面白い生活リズムの花です。 上小のひがん花は、15年ほど前の子ども達が東公園の近くの観音山いこいの森から分けていただいてきたものがふえたものです。(撮影:隊員の中野さん) |
2014年9月12日(金) プールにギンヤンマが産卵に来ました! 3年生がプールに草をうかべてくれたので、さっそくギンヤンマがやってきました。 2匹がつながって、ネットごしに草のくきに産卵(さんらん)しています。 上の腹(はら)のつけねがブルーなのがオス、下の水に半分体をしずめているのがメスです。メスはこうして草のくきに卵をうみつけます。 卵は、ふつう17~18日くらいで(水温によって変化します)ふ化して幼虫になり、水中での生活を始めます。 この時期、2匹がつながったギンヤンマだけでなく、まだ相手のメスを探して1匹で飛んでいるオスや、同じように草がないと産卵できないイトトンボのなかま、草がなくても産卵できるアカトンボやシオカラトンボのなかまなど、いろいろなトンボがプールに集まってきている様子を観察することができます。ぜひ観察してみましょう。 (撮影:スタッフの大澤さん) |
2014年9月6日(土) 綿(わた)の実ができました カブクワハウスの前の植木ばちに「カブクワハウスの土で野菜を作ろう」プロジェクトで種から育てた綿(わた)の実ができました。 今だと緑色のまだはじけていない実と、はじけて中から白い綿が出てきた実の両方を見ることができます。 この実の白い綿の部分をたくさん集めると、ふとんなどに使うふわふわの綿、またよって糸にすれば綿糸(めんし)が作れます。 白い綿の中には、綿の種が入っています。 クワの葉を食べたカイコからは「絹」(きぬ)が、綿の実からは「綿」が、藍(あい)の葉からは藍色の染料(せんりょう)が・・・土からは食べるものだけでなく、着るものも作られることが確かめられましたね。 |
2014年9月6日(土) カブトムシの幼虫が カブクワハウスに帰ってきました 夏の間、みなさんの家で大切に飼育されたカブトムシが卵を産み、そこから幼虫がかえっているとの報告がすでにたくさん寄せられています。もう何人もの人が家でかえった卵や幼虫をふたたびカブクワハウスに持ってきてくれました。(写真は今日4年生のIさんが持ってきてくれた幼虫です)幼虫はこれからたくさんの朽木や腐葉土を食べて冬の間に大きく育ち、来年の夏までにまた立派なカブトムシに育つはずです。今後の成長の様子を定例のミニ観察会などでみんなで観察していきましょう。 |
2014年9月1日(月) 藤(ふじ)のつるを切りました トンボ池の藤だなのつるが夏の間にすごく伸びました。学校が始まるとみんなが遊ぶのにも通るのにもじゃまなので、あいにくの雨の中でしたが、お父さん、お母さん、卒業生スタッフ数名でかりこみ作業を行いました。 切ったつるは、クリスマスリース作りの材料として活用する予定です。(現在カブクワハウスの中で乾燥させています。お時間のある方はいつでも中に入ってつるを軽くリースの形に巻いていただけると助かります!) |
2014年8月29日(金) 藍(あい)の花がさきました カブクワハウスの土を使って作物を作るプロジェクトで育てていた藍にも花が咲きはじめました。 藍は、その葉から藍色(あいいろ)の染料をとることができる作物です。手ぬぐいやざぶとんなど今も身近に見る青くそめられた布の色は、昔から日本を代表する色ということで「ジャパンブルー」と呼ばれてきました。サッカーのユニフォームの色もここからきているのですね。 藍の葉を白い布にはさんで上からたたくと簡単な「たたき染め」ができます。ぜひ試してみて下さい。 |
2014年8月3日(日) 綿(わた)の花がさきました カブクワハウスの土を使って作物を作るプロジェクトで育てていた綿に花が咲きはじめました。このあとどんなふうに「わた」ができていくのでしょう? トンボ池のまわりでは今、いろいろな植物が育ったり、生き物が活発に活動したりしています。池ではトンボの産卵やメダカのむれにも出会えます。ぜひ観察に行ってみましょう。 |
2014年7月23日(水) アサザの花がさいています トンボ池の水面にさく黄色い花は「アサザ」です。水面に広がる丸い葉から酸素をとりこみ、水中の根に送り、水をきれいにするはたらきがあるそうです。今ではめずらしい植物です。「絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)」 トンボ池のアサザは区内高松小のビオトープから分けていただいたものが増えたものです。 下の写真は、モノサシトンボ(♀)という、イトトンボの仲間です。この季節トンボ池のまわりは生き物でいっぱい。みなさんもいろいろ観察してみましょう。 | |
6月28日(土)
雑草(ざっそう)の森
カブクワハウスの南側の一画を今年はあえて草取りをせずに野草の観察スペースとして残しておいたところ、みごとな「雑草の森」が育ちました。 カブクワハウスでカブトの幼虫やミミズが腐葉土を食べて作ってくれた黒土をおいた場所なので土の栄養も豊富。びっくりするくらい大きなエノコログサ(ねこじゃらし)などが見られます。
ぜひ、しゃがんで虫の目線になって観察してみましょう。目の前に広がる大きな森の中で、あなたはどんな生き物に出会うことができるかな?
トンボ池の中のようすを、ムービーで撮影してみました。
5月31日(土)
トンボ池の大そうじをしました
トンボ池の水をぬいて、池の大そうじ(かいぼり)をしました。底にたまったどろや石をけ、ふえすぎた植物の間引きもしました。同時にトンボ池の生き物調査もしました。たくさんのヤゴや魚、大きなドジョウなどが見つかりまた。
探検隊では池ができて以来、数年に一度、このような大そうじをしています。学校ビオトープの中心であるトンボ池の環境を一定に保つために、大切な維持活動です。
5月8日(木)
シジュウカラが
巣箱にえさを運んでいます
東門の近くの木に取り付けた巣箱にシジュウカラが入り、オスがさかんにえさを運んでいます。巣箱の中ではメスが卵を温めているのでしょう。すでにヒナが生まれているかもしれません。
離れたところから、しずかに見守りましょう。
2014年4月30日(水)
フトイの芽がのびてきました
トンボ池の中の島に植えてある細長い葉の植物は「フトイ」といいます。今、ぐんぐん伸びてきています。やがて、この葉を使ってヤゴが羽化します。ヤゴの羽化は早ければ4月終わりころから始まります。今年最初の羽化はいつでしょう。みなさんもよく観察して、フトイの葉にヤゴのぬけがらや、羽化したばかりのトンボの成虫がいないか探してみましょう。
また、水面にういてきた丸い葉は「アサザ」という植物です。
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