トンボ池最新情報(2017年) 
 
2017年12月18日(月)
 トンボ池にこの冬はじめての氷がはりました!
この冬一番の冷えこみとなった18日。トンボ池もこおりました。池の深い方の校庭側の半分くらいが氷におおわれてますが、田んぼエリアはこおってません。水の深さが浅い方がこおりやすい気がしますが、そうではないのかな。すでに先週からこおり始めていたチョウの庭ゾーンのコンテナの氷は、すでにかなりぶあつくなってます。(画像と情報提供:スタッフのNさん)
 
2017年11月20日(月)
 あれ?太陽が二つ!
11月20日午後3時少し前、太陽に向かって左側に、明るい光が見られました。ハロ(太陽のまわりにできる輪、日暈=ひがさ)の一部がとくに目立ったものか、あるいは幻日(げんじつ)という現象(げんしょう)なのかもしれません。ハロも幻日も、空気中にただよう氷のつぶがプリズムのような働きをして起きる現象です。
まわりに高い建物がなければ、みなさんが見ている景色のおよそ半分は空です。ときどき空をながめ、いろいろな種類の雲の形を調べたり、ときには幻日やハロといったちょっと変わった現象を観察してみるのもよいかもしれません。
(画像と情報提供:スタッフのつとむさん)
 
2017年11月3日(金)
 これな~んだ?
探検隊の畑でめずらしいイモがとれました。直径20センチ、重さは1個で2700グラムもあります。さて、これはなんでしょう?
煮ても焼いても食べられません。食べると舌(した)がピリピリするきょうれつな「えぐみ」があるそうです。でも人間はこれをある方法でおいしく食べることができるようにしました。みなさんもきっと食べたことがありますよ。さてなんでしょう?
(ヒント) ※コンビニでは今の季節、レジのそばにかならずあります。
      ※子どものすきなあまいおやつにもなります。
      ※子ども達のお化けやしきで、おどかす材料として活やくすることもあります!
 
 
                    →こたえ・・・コンニャクいも
 
2017年10月16日(月)
 事前調査活動 石神井川改修工事現場見学
上小の北を流れる石神井川で河川改修(かせんかいしゅう)工事が行われています。今から60年ほど前に、川ぞいのそれまで田んぼだった場所をうめ立てて都営住宅が作られたのですが、今回川はばを広げる工事が始まり、ふたたびかつて田んぼだった地面が出てきました。今回、事務局スタッフが東京都の建設局から「田んぼの土が出てきましたよ」とお知らせいただいて見学させていただいたのは、豊城橋(郵便局のそばの橋)のすぐ西(上流)側。左岸(北側)の川岸を掘って広げている場所です。左下の写真の奥に見えているのが豊城橋。そのアップが右下の写真です。赤い矢印の部分で土の色が変わっているのがわかりますか。上のこげ茶色の土が60年前にうめ立てた土。下のおうど色の部分が元もとの田んぼの土と思われます。田んぼの上に約3mほど土をもったことがわかります。左上の黄色い矢印のものは、土の中から出てきたかつての川岸の土どめに使われていたと思われる松の木の杭(くい)だそうです。石神井川ぞいに田んぼが広がり、夏にはホタルが飛んで、カエルの声がひびいていたというかつての上石神井の風景を想像してみて下さい。今やっている工事が終わると川の両側はゆるやかな草地のしゃ面となり、川がふたたび身近に感じられるようになるはずです。楽しみですね。
しぜん探検隊では、上石神井の貴重な自然の一部である石神井川を見守り、子ども達につなげていく活動を今後も続けていきたいと考えています。
 

2017年10月8日(日)
  上小産のお米を精米して食べよう!
トンボ池の田んぼゾーンで育ててきたが実りました。今年はカカシのカカ君の活やく(?)で今までになくたくさんとれたので、台風の前に収穫して干しておきました。
この日は隊員手作りの昔ながらの道具を使って、稲のくきから実の部分だけを取る作業(脱穀=だっこく)をし、次にすりばちとボールを使って外のから(もみがら)を外して中のお米を取り出す作業をしました。これがなかなか大変でした。(中右の写真はもみがらをとったじょうたいのお米=玄米)玄米のままでは固いので、家庭用の精米機を使って外側の固い部分をこすり取り、ふだんみんなが食べている白米に精米しました。白米にしてから計量すると全部で約1合半。これをなべで炊いて(たいて)みんなで試食しました。一人分は一口ずつではありましたが、上小産のお米、なかなかおいしかったですよ。
※この日の活動の様子は「活動日誌」のページもあわせてごらん下さい。
 
2017年9月20日(水)
 上小の畑で見つけた青い宝石「オオセイボウ」
この美しいメタリックブルーを見て下さい!オオセイボウ。体育館の北がわの畑の草取りをしていて出会いました。花に来るハチのなかまです。「青い蜂」と書いて「セイボウ」と読みます。幼虫はスズメバチなどの巣に寄生(きせい)して育つのだそうです。おもしろいですね。生態を自分でもしらべてみましょう。
(画像提供:スタッフのつとむさん)
 

2017年9月16日(土)
  田んぼゾーンで稲かりをしました
台風が近づいてきたので、予定を早めて急きょこの日に田んぼゾーンの稲刈り(いねかり)をしました。今年はカカシの「カカくん」や、はりめぐらせたキラキラテープ・テグス(つり糸)などの効果があってか、田んぼゾーンの稲(いね)は、あまり鳥に食べられることもなく、豊かに穂(ほ)を実らせてくれました。4月29日に田植えをしてから140日目(20週間)の収穫(しゅうかく)です。しばらくはカブクワハウスの屋根の下で自然かんそうさせ、10月7日の活動で精米(せいまい)して食べてみる予定です。さて、上小産のイネの味はどんなでしょう?
 
2017年9月7日(木)
  水中の世界をのぞいてみませんか
水中を世界をのぞいたことはありますか?最近はいろいろ便利な道具があるので、トンボ池の中、川の中など、これまでだと観察がむずかしかった場所も観察できるようになっています。左は今日のトンボ池。クロメダカやアブラハヤなどの魚が泳ぎながらエサを食べています。(これを動画で撮影したのがこちら→)スタッフのお母さんが水中撮影ができる小型のアクションカメラで撮影してくれたものです。
右の写真は、柳瀬川(清瀬市)でスタッフのつとむさんが、同じく小型のアクションカメラで撮影したオイカワやカワムツが泳ぐ美しい水中の様子。動画はこちら→)
探検隊では、最近、直接水中をのぞける「せんぼう鏡」も備品として購入しました。観察会などでみなさんも直接、トンボ池の中をのぞいてみて下さい。
探検隊では写真はもちろん、身近なしぜんを写した動画も募集しています。ぜひ挑戦してみて下さい。
 

2017年9月3日(日)
  とうめいなバッタ発見!?
「へのへのもへじ」カカシの「カカくん」と、はりめぐらせたキラキラテープ・テグス(つり糸)などの効果があってか、今年の田んぼゾーンの稲(いね)は、あまり鳥に食べられることもなく、豊かに穂(ほ)を実らせてくれています。(左)
そんな田んぼのわきで羽が透明(とうめい)な小さなバッタのような虫を発見。(右)オンブバッタの赤ちゃんでしょうか。でもなんかヘンです。頭の部分は、とがったツノのよう。しらべてみると、これはバッタではなく、植物の汁(しる)をすうカメムシのなかまのテングスケバ。たしかに頭のツノみたいに見える部分はてんぐの鼻のよう。スケバとは「すき通った羽」の意味でしょう。わかりやすい名前です。小さいけれどよく見るととてもきれいなこん虫です。今の季節、クワの葉などを探すと見つかることがあります。探してみましょう。
 
2017年9月3日(日)
  アシタバの葉にキアゲハの幼虫がいっぱい
トンボ池わきのバタフライゾーンはチョウのためのスペース。チョウが集まるようにみつの出る花、チョウの幼虫が食べる植物(食草)を集めて植えています。今の時期は、ナミアゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、キアゲハ、キタキチョウ、ヤマトシジミなどたくさんのチョウが集まってきています。ニンジン、パセリなどセリ科の植物の葉を食べるキアゲハの幼虫がアシタバ(セリ科)の葉にたくさんいました。どくとくの色ともようなので、他のアゲハの幼虫とはすぐに見分けがつきますね。観察してみて下さい。
 
2017年8月26日(土)
 ギンメッキゴミグモ
この美しい背中の銀色を見て下さい。その名の通りまさにメッキをほどこしたようなピカピカの銀色。ちょっとしたすき間などに巣を作る5ミリほどの小さなクモです。探せばどこにでもいる身近なクモです。小さいので見過ごしてしまいがちですが、ちょっと虫メガネやマクロレンズでのぞくとこの美しさに出会えますよ。
(画像提供:スタッフのつとむさん)
 
2017年8月16日(水)
 カブトムシが卵を産んだよ!
上石神井産のカブトムシの卵(矢印)と幼虫です。卵はまだ長細いので産みたいホヤホヤですね。正確な数は数えていませんが、30匹〜100匹はいそうです。これをまたみんなで大事に育てながら観察し、来年、元いた森に返しましょう。
(画像提供:ジュニア隊員3年生のNくん)
 
2017年8月13日(日)
  石神井川沿いでセミの羽化を観察しました
団地の石神井川沿い、植え込みでセミの羽化が盛んです。
昼間はミンミンゼミがたくさんないていますが、このところアブラゼミが増えてきたようです。
南側の斜面の林からはヒグラシの声も聞かれます。
祝儀山ちびっ子広場では夜に咲くレースのようなカラスウリの花も見られるようですから、夜のお散歩を楽しんでみてはいかがでしょう。
 
2017年8月3日(木)
 ニイニイゼミの羽化
土曜日の観察会の下見に善福寺公園に行ってきました。昼間でも羽化することがあるのですね。羽化したばかりの白いアブラゼミや、色はついてきたもののまだぬけがらの上にとまっているニイニイゼミ(写真)などを見ることができました。今週末あたりは、羽化観察にはちょうどよいタイミングのように思われます。参加予定の方はお楽しみに!
 
2017年7月29日(土)
 田んぼゾーンをみはる「カカくん」登場
田んぼゾーンのお米がスズメなどに食べられてしまわないように見はるたのもしい番人「カカくん」のたん生です。夏休みのミニ活動「かかし作りプロジェクト」のメンバーが材料を持ちよって作り上げてくれました。カカくんは、朝早くから夜、暗くなるまで田んぼゾーンをしっかり見はってくれるはず。みなさんはそんなカカくんのことをいじめたりしないでやさしく見守ってあげてくださいね。
 
2017年7月25日(火)
  ギンヤンマ(2匹目)のヤゴが羽化しました
6月に行われた探検隊のしぜん教室「ヤゴ救出大作戦」に参加し、ギンヤンマのヤゴを持ち帰って飼育に挑戦して下さっていたWさんよりおたよりをいただきました。
「ボイル海老で育ったヤゴの2匹目が羽化してました。昨日色が前回のヤゴに近づき、そろそろかなって思い、動画撮影の準備をっておもいながら、今日も準備かなって感じでいました。 リビングに置いてあり、明るいので、12時の寝る時まで何も変化がありませんでした。 朝6時に起きたら、もう抜け殻、 我が家のリビングは吹き抜けなので大捜索でした。しかし、近くのカーテン裏にいました。 動画がとれなくて残念でしたが。無事に2匹を成虫まで育て上げて満足感で一杯です。ありがとうございました。」
上の写真のなんと美しいこと!この羽のキラキラは羽化したてのほんのわずかな時間しか見られないものです。羽化の瞬間は見逃してしまったとのことですが、これを見られただけでもがんばって2カ月間飼育されたかいはあったことでしょう。来年はぜひ羽化の瞬間の観察や動画撮影もがんばってください。ご報告ありがとうございました。
 
2017年7月22日(土)
  イネの花がさきはじめました美しいイモムシ
お米(イネ)の花を見たことがありますか。花といっても、きれいな花びらはありません。緑色の「もみ」が二つにわれて中からおしべ(写真のやじるしのぶぶん)がとび出してきます。そのおしべのあたまから「花ふん」がちり、風にとばされてめしべの先につくと、タネ(お米)を作るじゅんびが終わります。これがイネの開花(かいか=花がさくこと)です。花はすぐにとじてしまい、二度とひらくことはありません。
いま、トンボ池の田んぼゾーンでそのイネの開花が始まっています。イネの花は「ほ」の上の方から下にむかってじゅんにさきはじめ、やく1週間かかってさき終わります。
午前中のみじかい時間でかんさつできるので、ぜひトンボ池に行って自分の目でかんさつしてみましょう。
池のまわりでは、いろいろな生き物にも出会えます。美しいトンボはもちろん、ヤブガラシの葉には黒に黄色の点々もようがついた新幹線型の美しいイモムシ(セスジスズメガ)もいました。
 
2017年7月19日(火)
 この夏はじめてのセミをつかまえました!
「例年よりは早く聞こえてきたものの鳴き声だけだったセミの初捕獲です!」
というお便りとともに、3年生隊員のW君からアブラゼミの写真がとどきました。
確かに今年は7月7日くらいには「いこいの森でニイニイゼミの声を聞いたよ。」という報告を聞いていたのですが、その後すぐにアブラゼミの声も聞こえてきていましたね。15日にはトンボ池のふじだなの葉っぱで、セミのぬけがらを見つけたという報告もありました。
そして、ようやく梅雨(つゆ)も明け、明日からは夏休み。探検隊では8月5日の夜に「セミの羽化の観察会」も予定しています。
みなさんも身近なセミなど、生き物の観察を心ゆくまで楽しみましょう。
報告もどんどん送ってくださいね!
(画像と情報提供:ジュニア隊員3年生のWくん)
 
2017年7月18日(月)
 ヤゴがボイルエビを食べました
「プールのヤゴ救出大作戦」に参加して自宅でもギンヤンマのヤゴの飼育に挑戦して下さっているWさんより次のような興味深いお便りをいただきましたので紹介します。
「二匹目のヤゴはまだペットボトルの中でのんびり過ごしています。エアコンのせいでしょうか?先日のメールでボイルエビをエサとして与えたところ食べたとお知らせしました。その後ハムなどを入れてみたのですが(それには)全く興味を示さず絶食の状態が続いていました。そろそろ羽化するかなって思っても、まだまだな感じで
 今朝、昨日の買い物でボイルエビを買ったのを思い出し、こっそりちぎって与えてみたところこれまた、飛びつき、むしゃむしゃとあっという間に食べてしまいました。やっぱりヤゴはエビ好きですね。写真と、動画(→こちら)を送ります。」
 探検隊では「ヤゴは肉食で原則生きて動くエサしか食べない」と説明させていただいているため、アカムシやミミズなどの釣り用のエサを購入して飼育している方が多いと思われるのですが、エサの入手は飼育の上でのハードルの一つでもありました。でもこのような事例をご報告いただくことで、飼育観察が多くの方にとってより身近なものとなります。Wさん、貴重な情報をありがとうございました。
 みなさんも飼育する時このように何か面白い発見があったらぜひ探検隊に教えて下さい。(画像と情報提供:しぜん教室参加者のWさん)
 
2017年7月4日(火)
 クリの木に初めての実がなりました
トンボ池のまわりには、かつてこの地域にあった樹木や植物、生き物のエサやかくれがになる植物を選んで植えています。このクリの木は2015年の3月に卒業したジュニア隊員さんたちが記念に植えてくれたものです。(品種名「国見」)
かつてはこの上石神井にもたくさんの栗林があったので、子どもの頃、イガをひろって遊んだ思い出がある大人もいるのではないでしょうか。クリは縄文(じょうもん)時代から日本人が食べてきた身近な実のなる木です。いろいろな虫が集まる木でもあります。昔から「桃栗三年カキ八年・・・」と言われている通り、クリは植えてからひかくてき早くから実がつく木ですが、植えて3年目の今年、本当に初めての実がついたわけですね。
 (画像と情報提供:隊員のNくん)
 
2017年7月3日(月)
  カブクワハウスのカブトムシの羽化が始まりました
しぜん探検隊では、昨年の夏に上石神井で捕獲した練馬産の天然ものと思われるカブトムシから採卵し、その幼虫をカブクワハウス内の飼育容器で育てています。観察会でみなさんに幼虫の育つ様子を見てもらったりしてきましたが、いよいよそのさなぎが成虫へと羽化を始めたようです。
上の写真は、カブクワハウスのさなぎを撮影用に生け花で使うオアシスというスポンジで作った人工蛹室(じんこうようしつ)で育てていたものですが、本日オスが羽化しました。
(このあと、同じ日に続いてメスも羽化しました。)羽化した成虫はしばらくはじっと動きませんが、やがて元気に動きまわるようになるはずです。しばらく飼育観察を続け、7月22日に予定されている「夜の森の観察会」で昨年いた場所に戻す予定です。
 
2017年6月29日(木)
 石神井川をのぞいてみよう
上石神井を流れる石神井川は、私たちにとって身近な自然です。一時はずいぶん水質が悪い時期もありましたが、今はかなり改善されています。学校の北西、上石神井団地のあたりでは、いま大がかりな河川改修工事が始まっており、完成すると川面へと続くなだらかな緑地も整備され、より身近な川となりそうです。
探検隊ではこれまでも、たびたび石神井川の生き物や水質調査に取り組み、そこに住む様々な生き物の姿も確認してきました。
最近は、西豊成橋のあたりでアブラハヤなどの魚が群れて泳いでいる姿が橋の上からもよく見えます。魚を求めてカワセミカワウなどの野鳥の姿もよく見られます。先日は水を飲みに川に下りている猛禽(もうきん=ワシやタカのなかま)類(ツミ?)の姿も見られました。
水中カメラで確認すると、アブラハヤにまじってハゼによく似た姿のヨシノボリがいるのもわかります →本日の最新水中動画はこちら
みなさんも、ぜひ身近な石神井川に生き物観察に行ってみましょう。
 (画像と情報提供:スタッフのつとむさん)
 
2017年6月23日(金)
 キアゲハの産卵のしゅんかんを観察できました!
トンボ池わきの「バタフライゾーン」はチョウの観察のためのエリアです。チョウが集まる植物を集めて植えています。花のみつをすいに来るチョウもいれば、産卵のためにやってくるチョウもいます。この日は、アシタバの葉にやって来たキアゲハが産卵するしゅんかんを撮影することができました。みなさんもどんなチョウがどんな植物にやって来るかぜひ観察してみて下さい。
 (画像と情報提供:スタッフのGさん)
 
2017年6月23日(金)
  カブトムシの羽化が始まっています
左は、4年生の教室に置いているいるカブトムシのさなぎ。観察しやすいように花を生ける時に使うオアシスをけずって、人工の蛹室(ようしつ=さなぎの部屋)を作り、その中に入れたさなぎです。オスは22日に羽化したようです。
右は、カブクワハウスで飼育中のさなぎです。学校のそばの森で昨年採取した上石神井産の天然のカブトムシから育ったものです。次回7月1日の観察会で実物を観察したいと思います。
みなさんも自宅で飼育しているカブトムシなどの情報があったらお知らせください。
(画像と情報提供:スタッフのNさん・Gさん)
 
2017年6月13日(火)
 家でも羽化しました!!
 先日のヤゴ救出大作戦に参加して下さった方から、うれしいギンヤンマのヤゴの羽化の報告が入りました。
「見事に羽化して家族で感動しています。二日前ほどから割り箸に登るようになり朝にはまた水中へ。今日も練習だねって言っていたのですが、本日はあのプリントのように顔だけぴょこんと・・・そして顔色が悪い、というか、一枚皮の下には成虫の色が透けて見えていたんですね。そして、10時にはまだ羽化しなかったので今日も練習だねってことに。しかし、12時前に見に行ってみると既に羽化していました。そして、腹筋を使って起きる瞬間も。これにはびっくりしました。さらに、今は羽が広がってきました。ここで、子供は就寝。明日の朝が楽しみです。」
 
2017年6月7日(水)
 プールから救出したヤゴが教室でぞくぞくと羽化しています!
先日、プールから救出したギンヤンマのヤゴの一部を3年生が各教室で班ごとに飼育してくれています。そのヤゴが続々と羽化(うか=ヤゴからトンボになること)しています。
「(救出した)次の日にトンボになったところもありました。 まだ、全てのヤゴが羽化してはいませんが、現時点での記録写真を送ります。 1組で1匹、2組で2匹、元気なトンボになりました。」「3組はあと2匹」などと報告をいただきました。
家に持ち帰って飼育してくれている子ども達もたくさんいます。飼育方法やエサなどについての問い合わせもいただいています。
【ヤゴのエサについて】
赤虫の追加は釣具店で。(練馬高野台の上州屋さんなど)ギンヤンマの場合は赤虫以外にも釣具店で「シマ太郎」などの商品名で小箱入りで販売されている小型のシマミミズ、ペットショップの観賞魚コーナーなどで売っているメダカ、庭や公園で見つけられるミミズ(大きければ小さく切って)などが使えます。いずれも生きたものが基本ですが、中には冷凍アカムシや飼育中に死んだメダカをヤゴの目の前でピンセットで動かしてやると食べるとか、食用のシジミ、アサリなどをカラを取ってあたえたら食べたなどの報告もあります。
みなさんでいろいろ工夫してみて下さい。飼育していて気付いたことなど面白い情報があったらぜひ探検隊にも教えて下さい。
 ※しぜん探検隊オリジナル「ヤゴの飼い方」プリント(→こちら)
【トンボの写真を募集しています】
今年は、夏に家庭科室前の子どもギャラリーで、トンボをテーマに、みなさんから送っていただいたヤゴやヤゴの羽化、あるいは羽化後のトンボなどの写真展を企画しております。教室や家で飼育しているトンボを写真を撮ってぜひ探検隊に送って下さい!
(画像と情報提供:3年生の先生方)
 
2017年5月29日(月)
 アゲハの幼虫がさなぎに。でも何かいます・・
トンボ池のほとりのバタフライゾーンでアゲハの幼虫が、さなぎになる準備をしていました。このじょうたいを「前蛹」(ぜんよう)と言い、この後みなさんのよく知っているあのつんつんしたサナギの形に変身します。でもよく見ると、小さなハチがとまっています。さなぎに卵を産み付ける寄生バチ(きせいばち)の一種のようです。(アオムシコバチ?)じっと止まっていて指でちょっとさわったくらいではにげません。後で調べると、このハチは幼虫や前蛹の間は卵を産まず、幼虫が完全にサナギになるのを待ってから産卵するのだという研究もあるようです。確かに写真でも止まっているだけで、卵を産んでいる様子はありません。もうすぐサナギになるのがちゃんとわかって待っているのでしょうかね。アゲハにとってはめいわくな相手でしょうが、ハチにもいろんな知恵やくふうがあるのかなぁ・・・と改めて自然のしくみの不思議さを感じさせられました。
 
2017年5月29日(月)
  ハチ?・・・カビ?・・・
左は、トンボ池のほとりで見つけたなんだかこわそうなヤツ。アシナガバチみたいに見えますがハチではありません。実はカミキリ虫。(キスジトラカミキリ)ハチのすがたにニセて身を守るつもりでしょうか。歩き方までハチにそっくり。もちろんハチではないからさしません。
では、右の写真は何でしょう?梅の木のみきからぶら下がっていました。カビ?
これは「ウドンゲの花」とよばれているクサカゲロウの卵。「うどんげの花」とは、元もとは「三千年に一度咲き、その花が咲くとよいことがおこる」と言われている想像上の花なのですが、なんとなくそんな気もしますね。この時期、よく探すとあちこちにあります。探してみましょう!見つけたらいいこと、あるかもしれませんよ。
 
2017年5月25日(木)
 オタマジャクシ→子ガエルに!
 今日のトンボ池は子ガエルでいっぱい。手が生え、しっぽが短くなったオタマジャクシはいよいよ子ガエルのすがたとなり、陸(りく)に上がってきました。オタマジャクシのころよりもだいぶ小さくなったように感じられるため、池のまわりで観察していた子ども達からは「えっ!このカエルってあのオタマジャクシだったの?」という声も聞かれました。
今年は3月4日に初産卵が確認されてから11週間目。陸に上がった子ガエルは面白いことにいっせいに田んぼゾーンを水が流れてくる上流に向かって移動していました。
ヒキガエルは「森のカエル」なので、これからは水辺をはなれ、木のかげや落ち葉の下などで小さな虫をつかまえて食べながら大きくなっていきます。みんなで見守ってあげて下さい。
 
2017年5月25日(木)
  新緑のトンボ池で白いもの二つ。
左は、トンボ池の南の小さな畑にさいたある作物の花です。さてなんでしょう?茎(くき)は下の方が赤色。花のあとにできかかっているタネは三角のような形をしています。このタネが黒くじゅくしたら収穫(しゅうかく)して、石うすでひいて粉にすると日本人の大好きなある食べ物になります。わかったかな?
右は、バタフライゾーンの葉で休むモンシロチョウ。今ちょうどピンクの花がさいているムシトリナデシコのみつを吸いに来ていたようです。
心配されたスズメバチのすがたは見えなくなったので、今日で立ち入り禁止ゾーンの設定はやめましたが、これからも観察の時には十分気を付けて下さい。オレンジ色のハチを見たら、ぜったいに追いかけたり、はらったりせずにそっとその場をはなれましょう。
 
2017年5月19日(金)
 シジュウカラのヒナが巣立ちました!
今朝モニターを見たら、巣立っていて空っぽになっていました。昨日、盛んに巣箱の中で羽ばたいていたので、そろそろだろうな、とは思っていましたが、まさかの巣立ち!昨日の夕方か今日の朝でしょうね。元気に成長してほしいものです。 ヒナの数ですが、8羽確認しました。9羽いる、と言っている子もいましたが、9羽目はよくわかりません。最後は大きくなって、巣箱の中でぎゅうぎゅう詰めでした。 今週観察していて子供たちと気付いたことがあります。
・今週は青虫だけでなく、蛾もあげていました。はじめは柔らかい餌だけあげていたけれど、大きくなると堅い餌も食べさせるのですね。
・親が持ってきた餌を、すぐに食べようとしたヒナにあげないで取り合って別のヒナにあげていました。どの子にもまんべんなく食べさせるように考えながら食べさせていること、たくさんいるヒナを親は個別認識しているらしいことが分かり、ちょっと感動しました。 昨年のようにもう一度卵を産んでくれるといいですね。楽しみにしています。
 (報告:理科の山中先生)  (写真は昨年)
 
2017年5月18日(木)
 クヌギの樹液(じゅえき)
 トンボ池のクヌギの木から樹液(じゅえき)が出始めました。そのあまずっぱいにおいにさそわれてさまざまな虫たちが集まってきているのですが、昨日あたりからスズメバチも樹液をなめにやって来ました。スズメバチも大切な自然の一部ではありますが、人が刺される危険のある虫ですから学校ビオトープには来てもらわない方がよい虫です。そこでさっそく樹液の出ている部分(左上写真→の部分)をとりのぞき、特別なパテでふさぐ対策をしました。念のため、しばらくの間は黄色いロープの内側には入らないようにしましょう。
なお、スズメバチを見かけた場合は、近づいたりせず、静かにその場からはなれるようにしましょう。もし自分の方に飛んできたり、体に止まったりした場合は、ちょっとこわいですが、ぜったいにさわいだり、手などではらったりせず、じっとがまんして待てばよいことは知っておきましょう。何もしなければスズメバチは自分から飛んでいきます。
 
2017年5月18日(木)
  もうすぐ巣立ちます
巣箱のシジュウカラのヒナ。今日確認すると9羽いました。かなり大きく育っていて巣箱の中はぎゅうぎゅうです。すでに羽ばたきの練習をしているヒナもいて、巣立ちの日も近いと思われます。巣立ちのしゅんかんが見られるとよいですね。
 
2017年5月12日(金)
  アゲハの卵とよう虫
バタフライガーデン(=チョウのための庭)でチョウの卵と幼虫が確認できました。アシタバの葉ではキアゲハの卵がいくつか確認できましたが、幼虫のすがたは見あたりませんでした。ミカンの葉では、幼虫(クロアゲハ?)も2匹見つけました。ミカンの若葉にはアブラムシもいましたので、近くで見つけたテントウムシの幼虫さんをご招待しておきました。
(情報と写真提供:スタッフのNママ)
 
2017年5月10日(水)
 シジュウカラのヒナが順調に育っています
職員玄関前のサクラの木にかけた巣箱の中でシジュウカラのヒナが順調に育っています。10日に確認できたヒナの数は6羽。親鳥がかわるがわるエサを運んできてヒナにあたえ、かわりにヒナのフンをくわえて外にすてに行くようすが観察できます。
今年も理科室の大型テレビと理科室前のろう下においたモニターテレビで巣箱の中のようすをいつでも見ることができるようにしました。(写真↓)シジュウカラの子育てについての資料も展示したコーナーを作りましたのでぜひ足を運んでみてください。
 
2017年5月3日(水)
  トンボ池でギンヤンマが羽化
トンボ池でギンヤンマ(クロスジギンヤンマ)が羽化しているのに出会いました。大きいですね!トンボ池では今年初めての羽化の確認です。島に生えてきたフトイのくきに、ぬけ出たばかりの「羽化がら」が付いています。そこにつかまってまだ羽をのばしているところです。まだ一度も空を飛んでいない羽のキラキラとなんと美しいことでしょう!
この季節、トンボ池では運がいいとこんなシーンを目の前で見ることができます。
(情報と写真提供:トンボ池を作った探検隊1期生のOB うら君=当時小5)
 
2017年5月2日(火)
 シジュウカラが巣作りをはじめました
 今年も上小の職員玄関前のサクラの木にかけた巣箱にシジュウカラが巣作りを始めました。巣箱の底にやわらかいコケのようなものを運びこんで、巣を作っています。この巣箱の中には小型のビデオカメラがセットしてあるので、中の様子を理科室のテレビで観察することができます。シジュウカラの子育てを今年もみなさんで観察していきましょう。(写真は昨年)
 
2017年4月30日(日)
 藤の花が満開です!
 トンボ池の前の砂場の上にある藤棚(ふじだな)の藤の花が今、まさに満開です。白い藤と藤色の藤の2本がありますが、白い藤の方が少し花が開くのが早かったようです。あまいかおりにさそわれてクマバチ(左下)もやってきています。トンボ池のまわりには、樹液(じゅえき)にカナブンやカブトムシが集まるクヌギやコナラの木が植えてあります。右下の写真はクヌギ。毎年冬にばっさりと枝を切っていますが、春になるとまたいきおいよくたくさんの芽を出し、えだをのばします。生命力の強い木ですね。
ゴールデンウィーク、時間があったらトンボ池のまわりの自然を観察に来てみて下さい。
 
2017年4月29日(土)
 「バタフライゾーン」と「田んぼゾーン」
プールをゆうゆうと泳いでいるのは、カルガモのオス・メスです。(右上)水面には時々ツバメがやってきて水を飲んでいくすがたも見られます。
トンボ池の東側の一画は「上小・バタフライゾーン=チョウの庭」(左上)と位置づけて、整備している場所です。チョウが卵を産みに来る植物(=食草)や、チョウがみつをすいに来るような花がさく植物を選んで植えています。説明板も取り付けましたのでどんな植物にどんなチョウが来るか観察してみましょう。今日もキアゲハ、ナミアゲハ、クロアゲハのすがたを見ることができました。
また、トンボ池につながる水路は「田んぼゾーン」(左下)と位置づけて、田んぼの自然を再現するために毎年田植えをして稲(いね=お米)を育てています。メダカヤゴオタマジャクシも泳ぐ小さな田んぼです。今日は田植えをしながら、子ども達と「植えたばかりの稲が小鳥などにつつかれないといいね・・・」と話していたのですが、夕方行ってみると、いつの間にか画用紙とわりばしで作った手作りの小さな「鳥のかかし」(右下)が立ててありました。タカのイメージで小さな小鳥をよせつけないようにしてみよう・・・というアイデアでしょうか。とてもほほえましいステキな工夫でうれしくなりました。家に帰ってすぐに作って立てに来てくれたのでしょうね。作ってくれた人、ありがとう!
 
2017年4月23日(日)
  オタマジャクシがいっぱい!
だれかがハルジオンの花をうかべたトンボ池。その中はいまオタマジャクシでいっぱい!今年は2月に産卵に来たヒキガエル(アズマヒキガエル)の数が少なく、確認できた卵も少なかったので心配していましたが、どうやらだいじょうぶそうです。水底から出てきた細いくきの先に丸い葉っぱがついているのは、トンボ池ではすっかりおなじみの黄色い星型の花を咲かせる水草アサザ(じつは絶滅危惧種)です。よく見ると、すんだ水の底にトンボのヤゴのすがたも見られるはずです。みなさんで楽しく観察してみてください。トンボ池の生き物や植物について調べたい時は、学校の図書室にしぜん探検隊が編集した「トンボ池図鑑」がありますので活用して下さい。トンボ池の生き物は「手にとって観察するのはOK」でも「家に持ち帰るのはNG」というのがみなさんにお願いしている約束です。(学習のために教室で観察や飼育をするのは先生のきょかがあればOKです。)
トンボ池は上小みんなのざいさんです。約束を守って今年もトンボ池で楽しい時間をすごしてください。
(画像と情報提供:スタッフのいとうパパ)
 
2017年4月16日(日)
  オタマジャクシがおよぎはじめました
この日は気温が25℃をこえ、今年初めての夏日(なつび)を記録しました。いろいろな草花や生き物も一気に活動を始めた感じです。トンボ池ではヒキガエルオタマジャクシが泳ぎ始めています(右上)。桜の花びらが田んぼゾーンの水路を水面が見えないくらいうめつくしていました(左下)。遊びに来ていた子ども達が「この花びらすくっておかないと1年生が道とまちがえて落ちちゃうから・・・」と網を借りに来てくれました。ありがとう。実さいに「花びらの道」をアリが渡っているところもいっしょに観察することができましたね。フキの丸い葉の中で桃色の花を咲かせたのは、昨年の6年生が植えてくれたモモ(右下)。ひな祭りによくかざる花ですが、本当は今ごろさく花なのですね。
 
2017年4月9日(土)
  春のトンボ池 
 校庭のサクラ(ソメイヨシノ)の花びらがトンボ池の水面をおおっています。その下ではクロメダカが元気に泳ぎまわるすがたが見られます。池の中の島ではフトイの芽(左下)ガマの芽が、水中ではアサザの芽がのびてきています。池のほとりの木々も次々と芽をふくらませ始めました。(右下=池の南側のコナラの芽吹き)
 
2017年3月25日(土)
  校庭のサクラが開花しました!
 校庭のサクラ(ソメイヨシノ)がさきはじめました。例年よりだいぶおそいですね。まだほんの数輪。この後もしばらく気温の低い日が続くようですから満開になるにはもう少し待つ必要があるようですね。
 この日はトンボ池の整備作業も行われ、田んぼゾーン(左下)は耕されて田植えを待つばかりに。木道の横の土がくずれていた部分は、6年生のジュニア隊員が自分たちで工夫して土留めの柵を作ってくれました。(右下)
 
2017年3月20日(月)
  トンボ池 水中映像!
 春分をむかえ、すっかり春らしくなってきました。トンボ池をのぞくと、冬の間、水底の落ち葉などのかげでじっとしていたクロメダカがふたたび元気に泳ぎはじめたすがたやアサザの芽がのび始めているようすを観察することができます。
 今日はトンボ池にもぐってみましょう! (→水中映像はこちら)
 
2017年3月10日(金)
  白いホトケノザを見つけました
春の花々が次々とさきはじめました。
何年か前に気づいたホトケノザの白花種。今年もありました。
場所は学校の近くの線路ふちの畑や駐車場のある一画。
みなさんも身近な春を探しに出てみましょう。
 
2017年3月4日(土)
  ヒキガエルの産卵とノビル・・・明日は「啓蟄(けいちつ)
 トンボ池にようやくヒキガエルが産卵にやってきました。去年より2週間以上おそい登場です。この日のトンボ池の水温は6℃。気温13℃、地面の温度は日かげで3℃でした。(午前10時)池の底にはオス・メスがペアになったヒキガエルが4組ほど。卵はまだ1か所にしかありませんでした。
 この日は定例の観察会の日だったので校庭でみんなで「春さがし」をしました。右の写真はノビル。駐車場のうえこみや、畑にたくさん生えていました。細い葉を持ってそっとひきぬくと小さな玉ねぎのような玉が出てきます。軽くお湯に通して酢味噌(すみそ)など付けて食べるとツンとどくとくの春のかおりがするはずです。
 ほかにもジンチョウゲなどの春のかおりのする花・いろいろな虫も見つかりました。(詳しくは「活動日誌」のページをご覧ください。)
 明日3月5日は冬ごもりしていた生き物たちが地上に出てくると言われている「啓蟄=けいちつ」です。
 
2017年2月24日(土)
  トンボ池に今年も「ふきのとう」が出ました
 トンボ池のほとりに今年もふきのとうが顔を出しました。ふきのとうは、フキという植物の花になる部分で、春をつげる山菜としてよく知られています。でも、ふきのとうには黄色いものと白いものがあるのを知っていますか。
 実はフキには雄株(おかぶ)と雌株(めかぶ)があり、雄株からは黄色い花粉のある黄色い花がさき、雌株からは花粉のない白い花がさくのです。ふきのとうは地下茎(ちかけい)でつながっているので、同じ場所に出てくるふきのとうは、同じ色のものであることが多いようです。
 さて、トンボ池のふきのとうはどっちでしょうか?花が咲いたら調べてみましょう。
 
2017年2月16日(木)
  アトリ見ましたか?
 先日のトンボ池観察会で確認されたアトリ。冬鳥として全国にやって来る鳥ですが、その数は年によってまちまちで、あまり見かけない年もあれば、時に数千羽の群れが来ることもあるとか。トンボ池にはその後も来ているようで「見たよ!」という情報をいくつかいただきました。今年は都心にもそこそこ来ているようで「靖国神社で群れを見た。」「新宿中央公園で100羽近い群れが羽を休めているのを見た。」などの情報もいただきました。
 写真は上中西側の「上石神井憩いの森」で昨日の午前11時頃撮影したアトリの姿です。
飛ぶ時に「キョッ」という声を出し、「ジュイーッ」と鳴くこともあります。声も確認してみましょう。
(画像提供:スタッフのつとむさん)
 
2017年2月12日(日)
  トンボ池の氷の観察
 立春になりましたが、まだまだ寒い日が続いています。トンボ池でのヒキガエルの産卵はもう少し先でしょうか・・・
 1年生隊員のT君から情報と写真がとどきました。「トンボ池で、ざっ草のついた氷をみつけました。池の中の木のえだをたくさんひろいました。小さな貝がらもみつけました。」  
 今日は観察会や活動はない日なのですが、T君はトンボ池に行って観察や池のおそうじをしてくれていたのですね。ありがとう。池の水の中にざっ草が入ったままこおっていたのはおもしろい発見ですね。
 こんなふうに実さいに氷にさわって観察するのも子ども達にとっては大切なけいけんです。いま、子ども達がちょくせつ水面にふれることのできる池がある学校は少なくなっています。上小のトンボ池は、こうしていつもたくさんの子ども達やお家の方に見守られて、もうすぐ18回目の春をむかえようとしています。
 
★今朝も水が0℃でもこおらない「過冷却(かれいきゃく)」現象の実験ができました。今回は過冷却のじょうたいの水の中に氷のかたまりを落とすと次々と氷の結晶が生まれる様子をスタッフのつとむさんが水中カメラで撮影してくれました。(→動画 こちら) 家でかんたんにできる実験です。みなさんも明日の朝は寒くなりそうな日は夜のうちに外に水を入れた入れ物を用意して、朝一番でためしてみましょう。
 
2017年2月4日(土)
  トンボ池に「アトリ」が来ました(初記録!)
 トンボ池には、たくさんの野鳥がやってきます。観察会があったこの日もバードフィーダーのヒマワリのタネを食べに来ているシジュウカラや、水あびをするために田んぼゾーンの下りてくるムクドリハシブトガラスなどを観察していると、1年生隊員のY君が見なれない鳥がやってきたのを目ざとく発見。なんと練馬あたりではめずらしいアトリという野鳥でした。5~6羽のむれでやって来て、あまり人をおそれる様子もなく、みんなの観察している目の前で地面に下りて池の水をのんでいました。
 
2017年2月4日(土)
  トンボ池の「立春」 梅がさきはじめました
 この日は暦(こよみ)の上では「立春」りっしゅん)。春の始まるという日です。校庭の(左上)もだいぶさきはじめました
 トンボ池には氷ははっていましたが、もうこんなにうすい氷(左下)でしたしもばしら(右下)も短いですね日が当たり出すと、古代ハスのコンテナの中ではもうクロメダカがすばしこく泳ぎはじめているのが見えました。この日の気温は午前11時には練馬で10℃。
 トンボ池には、そろそろヒキガエルが産卵に来るころです。昨年は2月17日から池に集まって産卵を始めました。今年は何日からになるでしょうか。ぜひ観察していきましょう。カエルのすがたを見つけたらぜひ、探検隊まで知らせてください。
 
2017年1月21日(土)
  学校の屋上から上石神井の日の出を見よう! 
 しぜん探検隊こう例のこのイベントも今回で16回目。前日まで小雪がまったりしてお天気が心配されましたが、明け方には雲も晴れ、空には美しい下弦(かげん)の月と星がかがやいていました。
 6:56、学校から東南の方角に見える都庁の高層ビルの上に、美しいオレンジ色の太陽がのぼってきました。インターネットなどで調べると、この日の日の出は6:49頃だったようですが、実際に太陽が見えるのは、ビルや雲のえいきょうもあり、それよりもおくれることが、観察してみてよくわかりました。(左写真)
 日の出の瞬間を見たあと、反対の西側に目をむけると、白い富士山がきれいに見えていました。
 冬は空気がすんで、空や遠くの山を観察するのにはよい季節です。みなさんも自分なりのよい観察ポイントを探して観察してみましょう。(詳しくは「活動日誌」のページ
 
2017年1月14日(土)
  一瞬でこおる水の実験にちょうせんしよう  動画 (→①) 
 寒いですね。この週末が「寒さの底」だとのこと。上空には強い寒気(かんき=冷たい空気のかたまり)が来ていて、明日の朝は東京でも気温が今日よりさらに寒いマイナス2度まで下がるとの予報が出ています。
 こんな時は、ちょっとした実験をしてこの寒さを楽しんでみてはどうでしょう。ペットボトルに水を入れて、ゆるくふたをして夜のうちに家の外のなるべく寒そうな場所の地面に置いておきます。なるべくぐらぐらゆれたりしない場所を選び、置いたら朝まで動かしません。
 次の朝、起きたらすぐペットボトルを見てみましょう。そばの地面では氷や霜ができていても、ペットボトルの水はこおっていない場合があります。(写真左)そのペットボトルのふたを開け、中に小さな氷やしもばしらをひとかけら入れてみましょう。あるいは、ペットボトルをシャカシャカとふってみましょう。うまく水が冷えていると一瞬で中の水が氷になる様子を見ることができます。(写真右)
 どうしてこのようなことが起きるのでしょう。興味のある人は「過冷却」(かれいきゃく)で検索して調べてみましょう。水はふうつは0℃でこおるはずなのですが・・・
 うまくいかなかった場合は、ペットボトルを置く場所をいろいろ変えて、別の日に実験を続けてみましょう。うんと冷えた朝、雪のふったあとなどはうまくいくことが多いですよ。
 
2017年1月7日(土)
  冬のトンボ池を楽しもう
 トンボ池に氷がはる季節です。池の氷には毎年たくさんの子ども達が集まります。自然の氷にふれたり、割ったりして遊ぶのは貴重な直接体験。上小トンボ池では氷遊びも自由です。 (でも石を投げこんだり、中の島に入ったりはしないでね。)
 まだまだ本格的な寒さはこれからですが、しょうこう口の横の梅(うめ)の木ではつぼみがふくらんできています。(上右)今年はこの梅が最初に咲くのはいつごろになるでしょう。探検隊では毎年梅の開花予想日クイズをしています。みなさんも自分の目でつぼみの大きさを見ながら予想してみて下さい。(去年の開花日が知りたい人はこのページの下の方にある「トンボ池最新情報2016年」のページを見てみて下さい。)
 冬のトンボ池には生き物のすがたは見つけられないと思っていませんか。この日2年生隊員のKさんが見つけたのはクサカゲロウ(中左)。春に「うどんげの花」とよばれるふしぎな卵を産む昆虫です。色もすがたもなんとなく夏のイメージですが、このように成虫で冬ごしをし、あたたかい日には飛び回ったりもするそうです。
 1年生隊員のY君がクヌギの枝で見つけたのは、ハラビロカマキリの卵鞘(らんしょう=たくさんの卵がスポンジ状のもので包まれたかたまりのこと)でしょうか。(中右)
 朝礼台の後ろにある太いソメイヨシノは、幹(みき)の中がくさって空洞(くうどう)ができてしまったので、切りたおす予定とのこと。切りたおす前にと、とりつけてあった鳥の巣箱をはずすと、中から冬ごしをしていたヤモリが2匹出てきました。
 さがせば冬でもけっこういろいろなものが見つかるのですね。みなさんも冬の自然観察を楽しんでみましょう。何か見つけたら知らせて下さい!
 
 
    トンボ池最新情報(2016年)
2016年12月24日(土)
  ヤモリの耳
 こんにちは! わが家のヤモリ、西陽に照らされて耳が透けて見えて思わずパチリ!
 
 じゅんたママからまた上石神井のヤモリの情報がとどきました。
 ここ数日は温かい日が続きますね。 冬眠中のヤモリも、温かい日には日光浴に出てきたり、水をのんだりするのだそうです。西日に照らされて透き通った体がきれいな写真です。目のうしろのオレンジ色に光っているところが耳の穴なんですね。
 冬至(21日)を過ぎ、こよみの上では冬も折り返し点ですが、本格的な寒さはまだまだこれから。生き物たちにはきびしい季節が続きます。
(画像と情報提供:スタッフのじゅんたママ)
 
2016年12月18日(日)
  しもばしら
「今朝、近くの建築現場で立派な霜ばしらを発見したので写真を添付します。子どもはザクザクという感触を楽しんでいました。学校の畑でも見たことがあるそうです。」
 
 この冬初めてのしもばしらの報告がとどきました。
 この数日は昼間は少しあたたかいような気もしましたが、朝ばんはかなりひえこんでいるのですね。お天気のよい日は空に雲がないため、ぎゃくに夜は「放射冷却」(ほうしゃれいきゃく)といって地面のねつがにげていくので冷えこみが進むのですね。
 上石神井の町でも霜柱をふんで遊べるような場所はだんだん少なくなっていますが、みなさんも冬の朝はしもばしらを探して、ぜひ「ザクザク」を楽しんでみましょう!
(画像と情報提供:隊員のKさんより)
 
2016年12月17日(土)
  冬のバード・ウォッチングを楽しもう
 寒い日が続きます。上石神井でも北風に多くの木が葉を落とし、景色はすっかり冬ですね。冬は身近な野鳥を観察するにはとてもよい季節です。鳥のすがたをかくす葉っぱがなくなり、野山のエサが少なくなった鳥たちはエサを求めて人間の住む場所の近くにもやっててくるので観察しやすいのです。冬になると北国から下ってくるツグミなどの冬鳥のすがたも見られるようになります。みなさんも鳥の図鑑を持って外に出てみましょう。ベランダや軒先にエサを置いてやれば、部屋の中からのバードウォッチングも楽しめます。(エサをやるのは冬の間だけにしましょう)写真はえだにのこったカキの実を食べに来たメジロ。すがたもきれいですが、鳴き声も美しいので人気の野鳥です。甘いものが大好きですから、ミカンやリンゴなどを切って枝にさしておいても、すぐにやって来ますよ。
(画像提供:スタッフのつとむさん)
 
2016年12月5日(月)
  雪虫発見!(2)
雪虫(わた虫)=有翅(ゆうし=羽のある)アブラムシの一種。いこいの森でも見ることができました。みなさんも探してみましょう。
(撮影:5日スタッフのつとむさん)
 
2016年12月2日(金)
  トンボ池に「雪虫」が飛んでいるのを発見!!
リース教室の準備の日、2年生隊員のB君が「この虫なに?」と小さな虫を持ってきてくれました。聞けば「今日、トンボ池のまわりで白いふわふわのついた虫がたくさん飛んでいるのを見つけたのでつかまえてみた。白いふわふわは、しばらくさわっていたら取れてしまった。それでもまだ生きている。」とのこと。(さすがしぜん探検隊のジュニア隊員さん。気が付いたのもすごいし、そのあともつかまえてよく観察しているのにもびっくり。)
調べてみるとこれはたぶん「雪虫」とか「わた虫」とよばれているアブラムシのなかま。秋の終わりになると今までいた木から別の木にうつるために飛び、その時、からだに白いわたのようなものをつけていることから綿(わた)虫とか雪虫とよばれて、北国では「この虫が飛ぶと雪の季節が来る」と言われて秋の終わりの風物詩(ふうぶつし)ともなっているようです。
てっきり北国の虫かと思っていましたが、調べてみると、東京では「おおわた」などとよばれ、昔から子ども達がおいかけて遊んでいたようです。「しろばんば」などとよぶ地方もあるとか。みなさんは見たことありますか?トンボ池では初めての発見です!!
 
2016年11月20日(日)
  カブトムシの幼虫が大きく育っています
カブクワハウスでは、カブトムシやチョウなど上石神井にいる身近な生き物の育つ様子を上小の子ども達がいつでも直接観察できるよう飼育をしています。今年からは天然の練馬産カブトムシがいる雑木林で採取したカブトムシが産んだ卵から育てた幼虫も育てています。毎月行われる定例の観察会でも観察できますが、上小の子ども達はいつでも見られますので見たい人は担任の先生を通して探検隊まで連絡して下さい。ハウスの中にはアゲハチョウやキアゲハの越冬(えっとう=冬ごし)中のサナギもたくさんあります。この日はハウスの回りや中にモグラが穴をほったあと(もぐら塚)が見つかりました。モグラが来たということは、モグラのエサになるミミズなどの土の中の生き物もたくさんいるということです。
 
2016年11月13日(土)
  山椒(サンショ)の苗木を用意しました
 地域の雑木林から所有者の許可をいただいて、実生(みしょう=タネから自然に生えた)の山椒(サンショ)の苗木を5本いただいて来ました。 この前みなさまにご協力頂いて入手した柑橘(かんきつ=ミカンの仲間)類と合わせて、バタフライゾーン(チョウのためのビオトープスペース)は来春に向けて、ますます充実してきました。あとは、チョウが ジャンジャン卵を生んでくれて、バンバン羽化してくれるのを願うばかりです。 どうかうまくいきますように。
(情報と画像提供:スタッフのくるしまパパ:スタッフ3名が参加)
 
2016年10月30日(日)
  すてきなプレゼント2つ
①次回の観察会の準備でトンボ池に行くと、カブクワハウスの前に小さなプラケースが一つおいてありました。中を見ると、アゲハのさなぎが4つにもうすぐさなぎになる幼虫が1匹。(右写真)「あれ、だれの忘れ物だろう?」・・・と思っていると、1年生隊員のK君がやってきて「あ、それぼくのうちでそだてたアゲハだよ。さなぎになったから、カブクワハウスに入れてもらおうと思ってもってきたんだよ!」
 今年からチョウの羽化観察にも活用することにしたカブクワハウスにうれしいプレゼントです。さっそくケースのふたをはずして、カブクワハウスの天じょうからつり下げました。これから長い冬をこし、春を待つアゲハのさなぎ。小屋の外からも金あみごしに見られますので、のぞいてみて下さい。K君、ありがとう!
②トンボ池のほとりでは、この春卒業した隊員が記念に植えてくれたイチジクの木に、初めての実が1つだけみのっていました。(左写真・2つにわったところ)秋のみのり・・・これは自然からのプレゼント。この日来ていたスタッフ4人でなかよく分けて食べました。あまくておいしかったですよ!イチジクの木はひと夏でずいぶん大きく育ちました。来年はきっとたくさんの実をつけてくれることでしょう。イチジクの木にはおいしい実がなるだけでなく、カミキリ虫の仲間も集まります。来年の夏が今から楽しみです。
 
2016年10月27日(金)
  秋の虫さがし
 学校のまわりで秋の虫たちを探してみました。上中の西側の上石神井憩いの森からその南側の線路際の畑あたりを歩いて見つけたのは、ウラナミシジミ(左上)・ハバチの仲間(ルリチュウレンジ)(右上)・コガネグモの仲間(ナガコガネグモ?)(下)でしょうか。ぐっと気温が下がってきましたが、産卵や冬越しの準備をする虫たちのすがたをまだまだ見つけることができます。
(画像と情報:スタッフのつとむさん)
 
2016年10月22日(土)
  秋の木の実をひろいに行こう!
 12月に予定しているしぜん教室「しぜんの木の実でリースを作ろう」に向けて、しぜん探検隊では、広くみなさんから材料となる木の実を集めています。隊員はもちろん、地域の皆様のご協力をお願いいたします。
 東京でも秋が深まり、町の中や身近な公園などでドングリやマツボックリなどを集めることができる季節となりました。練馬区内には、クヌギなどのドングリのなる木がある雑木林が「憩いの森」として開放されているところがたくさんあります。写真は大きな丸いドングリ(クヌギのドングリ)が拾える武蔵関の「関町北憩いの森」(関町北4-21)です。(右の写真は細長いマテバシイのドングリ)
 お時間のある時には、ふくろを持って秋の木の実をひろいに町に出ましょう。ひろった実は少しでもかまいませんので、ぜひ探検隊まで届けて下さい。活動日に直接ご持参いただくか、事務局までメールでご連絡下さい。
(リース作りのしぜん教室は12月3日に開催の予定です。ねりま遊遊スクール指定講座として開催しますので、お子さんとその保護者の方はどなたでも参加できます。)
 
2016年10月20日(木
   秋の自然であそぼう!①ジュズダマのブレスレット
 上小の探検隊の畑(北倉庫付近)にあるジュズダマを持ち帰りました。 実の先が茶色に乾燥(かんそう)した物を選び、その先を指でつまむと、きれいにぬけます。 実に空洞(くうどう)ができ、針と糸がかんたんに通せます。 私が子どものころは、これでブレスレットやネックレスを作って遊びました。ビー ズの代用の数珠(じゅず)という意味でジュズダマと思っていたのですが、植物名もジュズ ダマだったのですね。 おばあちゃんは、これでお手玉を作ってくれました。(情報提供:スタッフの毛利さん)
 
2016年10月10日(月)
  水草エリアの実験開始
 上小のプールには3年生が水面にうかべてくれた草のほかにも、コンテナボックスに植えてしずめてあるフトイ・ガマなどの水生植物がありますが、水中の水草はありません。そんなプールをより自然の池に近い多様な環境にするために今年は、水草のエリアを作る実験を始めました。プールは水深が約1mとひかくてき深く、水がにごると水草の生育に必要な日光が水底までとどかないかもしれないということで、以前メダカを育てるのに使った箱状のネットを浮かべ、その中に水草を入れてみました。水草のしげった場所は、水中の生き物にとってはよいかくれがになります。トンボ池で初夏に見られるまっ赤なトンボ=ショウジョウトンボなどは、同じ池でも水草のしげみがある池を好むそうです。ヤゴが水草のしげみで敵から身を守るということでしょうか。ほかにも時々プールにやってくるハイイロゲンゴロウなども水草のしげみを喜んでくれるかもしれません。水草エリアを作ることによって、集まる生き物にどんな変化が生まれるか、今後の観察が楽しみですね。
 
2016年10月2日(土)
  トンボがいっぱい!
 暑いくらいの日ざしが出て、プールには産卵のためにたくさんのトンボが集まって、しきりになわばり争いをしていました。はらの下の銀色が美しいギンヤンマは、1匹のメスをめぐり5匹くらいのオスが争いながらも、ペアになった2匹はすぐに草のくきに産卵していました。一方で、赤トンボのなかま(写真はコノシメトンボ)は、草がなくても水面に直せつ産卵しています。右下は草にとまってちょっとひと休みのイトトンボのなかま。ギンヤンマ産卵ムービー(上石小プール)   
 
2016年10月1日(土)
  チョウがいっぱい!
 あいにくの雨でトンボ池観察会は1日延期になってしまいましたが、だれもいないトンボ池のバタフライ(ちょう)ゾーンに行ってみると、たくさんのチョウが花のみつをすいに集まっていました。上2枚はアシタバの花に来ていたツマグロヒョウモン(左がメス・右がオス)、下左はコミスジチョウ、下右はヒメシロチョウでしょうか・・・ほかにもきれいな黄色のチョウ、小さいけれど美しいシジミチョウのなかまなどがたくさんいましたよ。みなさんも図鑑やカメラを持ってぜひ観察に来て下さい。
 
2016年9月15日(木
 プールに浮かべた草にギンヤンマが産卵に来ています! 
 3年生がプールに浮かべてくれた草にさっそくギンヤンマが産卵に来ています。
 写真は左側がオス、右側がメスで、2匹が連結(れんけつ)したじょうたいで、メスが草のくきの中に卵をうんでいるところです。この日はこのほかにも5匹くらいのオスがそれぞれのなわばりをめぐってプールの上でたたかいをくり広げていました。大きなギンヤンマだけでなく、草には小さなイトトンボも産卵に来ています。イトトンボも草がなければ産卵できない種類のトンボです。
 草がなくても水面にじかに卵を産むシオカラトンボやコノシメトンボなどのすがたも観察できます。
 トンボたちは、今がまさに産卵の季節。プールサイドでぜひじっくり観察してみて下さい。
 
2016年8月30日(火
 ぬけがらGO! 練馬のセミ全6種 コンプリート第1号
 しぜん探検隊では、夏休みに行ったセミの羽化観察会のあと「練馬で見られるセミ全6種」のぬけがら集め=「ぬけがらGO!」をよびかけていましたが、全6種(しかもそれぞれのオス・メス)+旅先の北海道のセミまで加えたぬけがらコレクションを完成させたよ、とのうれしい報告第1号がとどきました。これだけのものを実さいに集め、きちんと見分けてそろえるのはなかなか大変だったことと思います。でもこれができたら、もう立派なセミはかせ!
 みなさんも、この夏の観察や発見の報告をぜひ聞かせてください!
「東京都内で見つけたセミのぬけがら6種類と、北海道で見つけたエゾゼミ、コエゾゼミのぬけがら(オス、メス)をコレクションして自由研究にしました。1年生で見分けるのは大変ですが、じょうぎを当てて調べていました。2年生の方はこれに資料を付けました。」 (写真と報告:隊員のKさんより)
 
2016年8月23日(火
 ハロ出現!
 上石神井でハロ(太陽のまわりの虹のようなもの)が、一部ですがきれいに見えています。
 太陽を直接見ないように気をつけながら空をながめて見てください。
※ハロは太陽から少しはなれたところに、太陽を囲むように円形にできます。場合によってその一部だけが見えるときもあります。
 どうしてできるのか、ふつうの虹と何がちがうのか、調べてみましょう。
 
2016年8月11日(木)
 ぬけがらGO! & 「おいしい」という情報 
 先日の羽化観察会の後、セミのぬけがらの見分け方をマスターし、さっそく「ポケモンGO」ならぬ「リアル(セミの)ぬけがらGO」へのちょうせんを始めた隊員さんからとりあえず5種72匹分をゲットしたという報告(左上)と、ちょっとびっくりの情報です。
アブラゼミ オス17メス23・ンミンゼミ オス3メス7・ヒグラシ オス1・ ツクツクボウシ オス14メス1・ニイニイゼミ オス2メス4・写真だとわかりにくいですが、時々おなかに出っ張りのあるアブラゼミとミンミンゼミがいるんですよ。 クマゼミはもっと立派なデベソなんですよね? ところで、セミの幼虫を集めていた中国の方に食べ方教えてもらいました。 1.大きい幼虫だけを好きなだけ集めて水で洗って泥を落とす 2.軽くゆでる 3.油で揚げて塩を振る ビールと一緒においしいよ!小さいのやセミになったのは食べないよ、だそうです。 別の人からは 羽化したてのも揚げて食べる、ソフトシェルみたい、すごくおいしいよ! カメムシもおいしいよ! だそうです。どうやらエビっぽいらしいですよ。 これから八ケ岳に行くのでヒグラシ探してきます。 (隊員のGさんより)
 美しすぎるミンミンゼミの羽化
 石神井川ぞいの植え込みで見つけたという幼虫を、自宅で羽化させて撮ったというのが右上の写真。羽が透明なミンミンゼミです。このキラキラした美しさは羽化直後だけのものです。動画もあります。 (→こちら) (画像提供:スタッフのつとむさん)
 
2016年8月3日(水
 セミの羽化 これは生で見ナイト!
 武蔵関公園でスタッフのつとむさんが撮影して来てくれたアブラゼミの羽化です。
 この美しさ。やっぱり「生」で見ないと!
 探検隊の観察会は6日です。申し込みまだの方は4日中にお願いします。
 
2016年7月18日(月)
  カブクワハウスでカブト虫がかえりました!
 カブクワハウスでは、これまでの5年間の実績を検証し、今年から幼虫の飼育方法を大型の植木鉢を使った方法に変えてみました。そこから羽化したカブトムシです。大きさもまあまあというところでしょうか。探検隊では、これからも隊員のみなさんのアイデアをいろいろ試しながらカブトムシに限定せずハウスを活用して楽しく生き物の飼育にとりくんでいきたいと考えています。ご意見やアイデアをぜひお寄せ下さい。
 トンボ池のクヌギで初めてのセミの羽化確認!
 この日は、池のほとりのクヌギの木で隊員の3年生がアブラゼミのぬけがら2個を発見。(1つはまだ生きてはいましたが、うまく羽が抜けずに固まってしまった羽化失敗のものでした。写真右)クヌギの根元には「たぶんここから出てきたんだ!」という穴も見つかりました。トンボ池周辺でセミの幼虫が育っていることがきちんと確認できたのは、初めてです。
 
2016年7月18日(月)
  黒カナブン発見!
 23日の「夜の森の観察会」を行う森に下見に行ってきました。かつては上石神井にもたくさんあった雑木林(ぞうきばやし)ですが、今ものこるところはわずか。観察会で行くのはその一つですが、樹液の出ているクヌギの木には、なんと「むしろカブトムシよりめずらしい!」とスタッフも喜ぶクロカナブンもいました。「ピアノブラック」とよばれる美しい光沢のある黒。(写真右)23日の観察会でも会えるでしょうか。楽しみです!
 
2016年7月15日(金)
  クロメダカ回収箱はこちら
 5年生のバケツ稲の中でボウフラ(蚊の幼虫)をたいじする働きをしてくれたクロメダカ
夏休み中、お家で飼えない場合は、この箱にもどしてもらうように保健室前に回収用のコンテナを設置しました。夏休み中も家のバケツで飼い続けてくれる場合は、9月に改めて箱を設置しますので、そこに入れて下さい。夏の間に卵を産んで増えるとうれしいですね。
 
2016年7月2日(土)
  かえってきた生き物たち
 左上はトノサマバッタ。5月に卵からかえったばかりの幼虫を子ども達に分けて、家で飼育してもらっていました。今日の観察会に「大きくなったよ」と持ってきてくれたもの。
 右上は今日バッタ原っぱで見つかったオンブバッタの幼虫。まだ5ミリほどの大きさですが、こちらは自然にバッタ原っぱで孵化したもの。かつて草1本生えていなかった校庭でバッタを見ることはほとんどありませんでしたが、バッタ原っぱを整備する中で少しずつですが、こうしてバッタたちがかえってくる場所になりました。
 左下は頭までまっ赤なショウジョウトンボ。水中に水草がしげっているような池が好きだそうです。フトイの茎(くき)の上にとまってメスが来るのを待っているオスです。
 右下はハチに見えますが、なんとカミキリムシの仲間トラフカミキリです。東門の近くで弱っていたのをジュニア隊員が見つけてきました。知らないとハチだと思ってしまいますが、このあたりでは見ることの少ないめずらしいカミキリムシです。クワの木が好きなので、東門のフェンスぞいに植えたクワの木にやってきたのでしょうか。
 生き物は「すみか(かくれ家となるかげやすきま)」と「エサ」がある環境(かんきょう)を見つけると、自分からちゃんとそこにやってきます。そんな場所をいつも探していると言ってもいいかもしれません。一度すがたを消してしまった生き物たちがふたたび子ども達の近くにもどってくるよう、これからもみなさんと「生き物のすめる校庭」をつくっていきたいと思います。
 
2016年7月2日(土)
  このあざやかな色を見てください!
 トンボ池のほとりの岩の上でじっと羽を休めるオオシオカラトンボのオス(左)とカブクワハウス内でアシタバの葉を食べるキアゲハの幼虫。どちらも色あざやかでとてもきれいですね。トンボ池のまわりは今、まっ赤なショウジョウトンボ、黄色と黒のオオシオカラトンボのメス、イトトンボのなかま、チョウやカマキリ、テントウムシなど、ほかにも様々な生き物でいっぱいです。この写真は、隊員のMさんがスマホで撮影して送ってくれたものです。きれいに撮れていますね。みなさんもカメラや図鑑を持ってトンボ池に行ってみましょう!
2016年7月2日(土)
  シジュウカラ巣立ち間近!(2)
 左(矢印)はヒナのふんをくわえて外にすてに行くシジュウカラの親。巣の中にはまだ7羽のヒナがいて、親鳥がエサを運んでくるのを待っています。中には出口までジャンプして、もう今にも巣立ちそうなヒナもいます。そんな様子をこの日の定例観察会の参加者みんなで観察しました(右)。この日の夕方の報告でも巣立ちはまだのようです。明日でしょうか・・・
 明日は日曜日ですが、だれか巣立ちの様子を観察できた運のいい人がいたら、ぜひ報告をお願いします。
 
2016年7月1日(金)
  シジュウカラ巣立ち直前!
 中庭の巣箱の中の今日の映像です。シジュウカラはここで今年2回目の子育てですが、いよいよその2回目も巣立ちの日が近いようです。巣箱の中を見られるモニターテレビの画像を見ると、7羽のヒナがおし合いながら巣立ちのタイミングをみはからっているようです。
 明日はちょうど定例のトンボ池ミニ観察会です。お天気もよさそうだし、もしかすると巣立つしゅんかんを見ることができるかもしれません。楽しみですね!
 
2016年6月26日(日)
  紅花(べにばな)開花
1、紅花の色の変化(左上)
2、畑のミントの花にはハムシの仲間(右上)
3、ハグロトンボ?が図書館裏に(左下)
4、古代ハスの葉が一本だけ立ち上がりました(右下)
 
2016年6月18日(土)
  アゲハチョウ羽化
 今年とりくんでいるチョウの羽化観察プロジェクト。今日もカブクワハウスに羽化したナミアゲハのすがたが見られました。この時期はいろいろなチョウやガのなかまが育つすがたが観察できます。学校などで飼育しているカイコは5齢(れい)で8センチくらいまで育ち、そろそろまゆを作り始めるはず。右下は図書室のうらにたくさんいたカノコガ。ガは夜行性のものが多いですがカノコガは昼間にひらひらとチョウのように飛んでいます。オスとメスがくっついて交尾(こうび)して産卵のじゅんびをしています。
 
2016年6月16日(木)
  シジュウカラふたたび!!
 またまたヒナがかえりました!!5月30日に新しい卵が見られ、6月2日にさらに卵が増えていました。その後、時々親鳥が卵を温めているようでしたが、前回と比べて親鳥不在の時が多く、ひょっとしたら孵化(ふか=たまごからヒナがかえること)しないのでは、と思っていました。
 ところが・・・今日の中休みにヒナが動いているのが見られました。巣箱の中があまり明るくないので何羽いるのかよく分かりませんが、複数のヒナが元気に動いています。これから毎日、またヒナのかわいい姿を見られるのがうれしいです。 (情報提供:理科の山中先生より)
 
 中庭のさくらの木にかけた巣箱で今年2回目のシジュカラの子育てが始まったようです
卵はいくつあるかな?親鳥はどうやってひなを育てていくのかな?一日何回くらいえさを運んでくるだろう?えさはどんなものだろう?・・・
 テレビカメラを通して中を見るのは楽しいですね。でもそれだけでなく、実さいに中庭で外から観察した方がよくわかることもあります。ぜひ友達と、先生と、クラスで・・・観察しながらシジュウカラの子育てを見守ってください。
★かえったばかりのピンク色のひな(左上・矢印)・ひなと卵をあたためるシジュカラの親鳥(右上)
 昼休みに理科室前と理科室内のライブカメラのモニター前に集まって観察する子ども達(下の2枚)
 
2016年6月14日(火)
 ギンヤンマが教室でも羽化しています
 1年生の教室で飼育しているギンヤンマのヤゴ。次々と羽化しているようです。写真は羽化したあとにのこされたぬけがら。2ひき分が重なっていますね。
 3年生は教室の班ごとに飼育しているようです。どのくらい羽化したかな。
 羽化はだいたい夜のうちに行われるので、教室に入るときれいに羽を広げた大きなギンヤンマのすがたが見られる朝があることでしょう。
 家でヤゴの飼育をしている人は、ぜひ羽化のとちゅうのようすも観察して、写真がとれたら送って下さい!
 
2016年6月13日(月)
  バケツ稲にもクロメダカ
 5年生がとりくんでいるバケツ稲(いね=お米)の中に、今年もプールで育ったクロメダカを入れて活用していただきました。クロメダカは、バケツ稲に発生するボウフラ(=蚊(か)の幼虫)などをエサとして食べてくれるので蚊の発生を農薬などを使わずに効果的におさえるはたらきが期待できます。バケツの中は小さいけれど本物の田んぼと同じ。本物の田んぼもいろいろな生き物がバランスよくいる方がきっとおいしいよいお米ができるはず・・・そんな田んぼの環境(かんきょう)問題にも学習が発展していくかな。この時期は天気が続くとバケツの水が急にへったり、また雨が続くとあふれたりしがちです。水が多くなるとメダカは自分から外に飛び出してしまうこともあるので、5年生のみなさん、バケツの水の量を時々見て下さいね。(夏休みにバケツ稲を家に持ち帰る時、メダカがいると運ぶのが大変だと思います。家でもメダカを入れて観察したい人はペットボトルなどにメダカを入れて別に持ち帰ることをおすすめします。メダカを持ち帰らないという人はコンテナボックスを用意しておくので、そこにメダカをもどして下さい。)
 
2016年6月11日(土)
  梅雨の晴れ間のトンボ池
 トンボ池はいま、とってもにぎやか。色とりどりのトンボが飛びかっています。
 水面にはアサザの黄色い花。プールからはトンボを追いかけてハクセキレイがやってきたりもします。すきとおった水をのぞくとクロメダカのむれがサッとにげていきます。
 さあ、このトンボは何かな?図鑑を持ってトンボ池へゴー!
 
2016年6月9日(木)
  アゲハが羽化しました
 カブクワハウスの中で今年初めてのアゲハチョウ(ナミアゲハ)の羽化(うか=さなぎから出てチョウになること)がかくにんされました。(左上)
 右の2枚は前蛹(ぜんよう)といって幼虫がさなぎになるじゅんびをしているじょうたい。右上がナミアゲハ、右下はカラスアゲハの前蛹です。アシタバの葉にはキアゲハの幼虫(左下)もいます。
 アゲハチョウのなかまは、これから夏にかけて産卵~羽化をくりかえします。しいく&観察にはもってこいの生き物ですから、みなさんもぜひ卵や幼虫を探してかってみましょう。
 ★おススメ参考図書「かえるよ!アゲハ」(リブリオ出版)※現在お店では買えません。図書館でかりましょう。
 ※アゲハの本はほかにもたくさん出ているので自分でも探してみましょう。
 
2016年6月4日(土)
  アゲハの幼虫がさなぎになりました
 今年カブクワハウスでとりくんでいる「チョウの羽化観察プロジェクト」ミカン・サンショ・アシタバなどの植物の葉でアゲハキアゲハなどの幼虫が育っています。この日は終齢(しゅうれい)幼虫がさなぎになる場所をもとめて歩きまわる様子(左下)や、すでにさなぎになったもの(右下)、さらに卵からアゲハの幼虫が出てくる孵化(ふか)のしゅんかんが観察できました。
 トンボ池の中からは、オオシオカラトンボのヤゴ(左上)も見つかりました。
 池のほとりでは、お父さん・お母さんスタッフが、明日のしぜん教室「プールの生き物について知ろう・プールのヤゴ救出大作戦」に向け、ヤゴのえさとなるアカムシ(=ユスリカの幼虫)をペットボトルに小分けにする作業(右上)をして下さいました。さて、明日はプールからどんな生き物が見つかることでしょう。
 
2016年5月31日(月)
 カラスの巣(す)
 校庭のエノキに作られたハシブトガラスの巣。おひっこししてもらうために昨日学校が業者さんにたのんでとりはずしました。上の写真は今日、中庭のサクラの木の下におかれたとりはずした巣です。カラスの巣だけあって、かなりの大きさですね。材料も木のえだだけでなく、はりがねハンバーがたくさん使われているのがわかります。あの太いはりがねをよくじょうずに曲げて組み合わせたものですね。よく見ると巣の中にはS字フックまであります。みなさんのお家のベランダから持っていかれたものはありませんか。
 都会ではカラスが巣を作るのに必要な高い木はどんどんへっていますが、そんな中でも都会のカラスは人間の作ったハンガーなどの材料も上手に取り入れて、たくましく巣作りをしていることがよくわかります。
 さて、せっかく作った巣をはずされてしまったカラス。次はどこに巣を作るでしょう。どこかにあまり人間の目につかないちょうどよい高さの木が見つかるといいですね。
 
2016年5月28日(土)
  トンボ池の「かいぼり」をしました
 年に一度の池の大そうじ=「かいぼり」。池の底から久しぶりにすがたをあらわしたのは、トンボ池の主(ぬし)?の大ドジョウ(左上)。池を作った15年以上むかしに石神井川でつかまえて入れた2匹のうちの1匹と思われます。長生きなのもびっくりですが、15センチにもなるその大きさにみんなびっくり。この日は島のフトイのくきに羽化したばかりのアカトンボイトトンボが羽化がらの上にとまっているすがたがたくさん見られました。まさにトンボのきせつのはじまりです。水の中にも大きく成長したヤゴ(左下)がたくさんいました。ふだんは水草のかげでなかなかそのすがたが見られませんが、トンボ池には魚もいます。クロメダカより大きな魚はモツゴ(クチボソ)(右下)です。
 プールにはギンヤンマなどのトンボのヤゴはもちろん、おなかが卵でぱんぱんにふくれたクロメダカがたくさんいました。(右上)おなかからぶら下がるオレンジ色のつぶはたまごです。
 
カマキリの幼虫はこんなに小さい時からちゃんとカマキリの形です。(左上)
バッタ原っぱにいたトノサマバッタ。前回よりだいぶ大きくなりましたが、まだ幼虫。(左下)
ガマの葉についたアブラムシを食べに来ていたのは星が二つのナミテントウ(右上)
隊員のTさんが家で羽化させたのを持ってきてくれたカブトムシ(右下)
※ほかにもまだまだ生き物がいっぱい!みなさんもぜひ上小トンボ池へ~
 
2016年5月25日(水
 トンボ池ではありませんが、体育館のうらの「はたけプロジェクト」の畑からの報告です。左上は今日植えた「黄もちトウモロコシ」の苗(なえ)。これはは在来種(ざいらいしゅ=日本にむかしからある種類)のトウモロコシで、むかしながらの味わい、つまりあまりあまくありません。上のまん中はやはり今日植えた「下仁田(しもにた)ネギ」の苗。ただし、産地の下仁田(ぐんま県)から持ち出したネギは、土、気こうなどがちがうため、殿様(とのさま)ネギともよばれるりっぱな下仁田ネギには育たないそうですがいちおうネギにはなるはず。右上の花はわかるかな?そう。ジャガイモの花です。下の写真はもうわかりますね。五月の太陽の光をいっぱいあびてすくすくと育ち、そろそろしゅうかくの時をむかえたものもあります。探検隊の畑にはほかにもおもしろい野菜やハーブがいっぱいあります。みなさんも観察に来てください。
 
2016年5月15日(日)
 校庭の木にカラスが巣づくりをはじめました
 校庭の南がわのエノキの木の高いところにハシブトガラスが巣作りを始めました。(左の写真の赤い→のところ・黄色の→は巣のざいりょうとなるえだをくわえて巣に向かう親鳥・右はそのアップ)
 この季節はシジュウカラだけではなく、いろいろな鳥が子どもを育てます。カラスも同じ。
 子育て中の親鳥はとても用心深くなり、巣に敵を近づけないようにして子どもを守ります。これもどの鳥も同じ。ただ、カラスは大型の鳥で巣に近づいた人間を遠ざけようと人間のすぐそばまで飛んできたり、時には足で人間をこうげきするような行動を見せたりすることがあります。カラスはふだんは自分から人間に近づくようなことはしないし、もちろん人間をおそうようなこともないのですが、この時期だけは子どもを守ることに必死なのです。気づかずにカラスの巣の近くに行ってしまった人間を追いはらおうとこうげきしてくるわけです。
 本当はカラスだって自然の一部なので、その子育てもそっと見守ってやりたいところですが、さすがに小学校の校庭ではそうもいかないかもしれません。どこか別の人間があまり近づかない場所にうつって巣作りをしてもらうよう先生方が対応して下さることと思います。それまでの間、とりあえずはカラスの巣のある木のそばには近づかないようにしましょう。
 カラスは10m以上の高い木の上に巣を作る習性がある鳥です。でも上石神井にもそういう高い木がある森や林は年々少なくなってきています。このカラスも今年は仕方なく学校の校庭にやってきたのかもしれません。カラスの巣の問題から、私たちの町の自然、生き物と環境(かんきょう)の問題についてもみなさんで考えてみてください。
 
2016年5月12日(木)
 シジュウカラ巣立つ!!
 理科の山中先生から本日夕方いただいた報告です。(写真は9日に撮影した親鳥)
9日に大きくなったヒナをみてびっくりしましたが、今日、巣立ちました。午後3時半に見たときは1羽残っていたのですが、先ほど(4時頃)見たら全部巣立っていて、巣箱は空っぽになっていました。朝はみんな巣箱にいました。今日は理科室の空き時間に低学年が理科室の大きなテレビで見に来たのですが、3時間目に1年生が見た時には何羽かが出たり入ったりして練習していたそうです。4時間目に2年生が見た時は1羽残っていたそうです。5時間目に5年生が見た時は、その1羽が巣箱の中で出入り口と奥を行ったり来たりしていました。そのまま3時半頃まで残っていて、4時までの間に飛び立ったのですね。」
 
 中庭のサクラの木に取りつけた巣箱にシジュウカラが巣を作りを始めたのが3月30日頃。卵を産んだのが確認できたのが4月13日ですから、卵を産んでから約1か月で巣立ったことになります。巣立ったヒナもしばらくの間は親といっしょに行動し、エサの取り方を教わったりしてだんだんと一人前へと成長していきます。校庭の木や、学校のまわりでこのシジュカラの家族に出会えるかもしれませんね。鳴き声がしたら、見上げて探してみましょう!
 
2016年5月7日(土)
  ゴールデンウイーク トンボ池だより
 中庭の巣箱の中のシジュカラのヒナが順調に育っています。(左上・写真は理科室前のモニターテレビより)8羽のヒナがエサを待っているので、親鳥は大いそがし。数分ごとにエサを運んできてヒナにあたえては、ヒナのふんをくわえて出ていきます。巣立ちまであと1週間といったところでしょうか。すでに巣の中で羽を広げてはばたきの練習をしているヒナもいました。巣立ちのしゅんかんを観察できるといいですね。
 雨の少ないこの季節はトンボ池は鳥たちにとって貴重(きちょう)な水場です。トンボ池につながる水路の上流ではムクドリ・スズメ・キジバト・シジュカラなどたくさんの野鳥が水あびをしたり、水を飲んでいるすがたも観察できます。(右上・写真はシジュウカラ)
 7日にはトンボ池わきの田んぼゾーンで稲(イネ=お米)の苗(なえ)を植える田植えをしました。小さいけれどメダカオタマジャクシヤゴのいる昔ながらの田んぼの自然を今年も再現します。見守って下さい。
 梅の木にはの実がたくさん実りました。そろそろ落ち始めたので、一部を収穫(しゅうかく)しました。おいしい梅ジュースができたら、夏の観察会で楽しみましょう。
 
2016年4月27日(水)
  シジュウカラのヒナがかえる!
 中庭のサクラの木に取り付けた巣箱(すばこ)で、先週末、ついにシジュウカラのヒナがかえりました。ヒナのようす、エサを運んでくる親のシジュウカラのようすなど、理科室前に設置(せっち)した小型モニターで観察(かんさつ)することができます。いつ巣立(すだ)ちをするのか、注意深く観察しましょう。 
 
2016年4月23日(土)
  藤(ふじ)の花が満開 キアゲハのたまご発見!
 トンボ池の手前の藤棚(ふじだな)で白に藤色がまじったフジの花(左上)が見ごろをむかえています。よいかおりにさそわれてやってくるクマバチのすがたも見られます。校庭の梅(うめ)の木からは先日の強い風のせいか、青い梅の実が落ちていました。池のほとりには今年もベニバナの苗(なえ)を植えました。ベニバナは花から紅色(べにいろ=赤)の染料(せんりょう)を取るために日本で昔からさいばいされてきた作物です。アシタバの葉には、キアゲハのたまご(右下)がたくさん産みつけられているのを3年生隊員のN君がさっそく発見してくれました。今年はカブクワハウスを使ってみんなでキアゲハアゲハチョウの成長の様子も観察していきたいと思います。そのためにチョウの食草(しょくそう=それぞれの幼虫が食べる決まった植物)となるアシタバミカンの仲間をはち植えにして用意してあります。卵が見つかったはちは、さっそくカブクワハウスに入れました。
 
2016年4月21日(木)
 巣箱モニターを設置しました!
 中庭のサクラの木に取りつけた巣箱(すばこ)にシジュウカラが巣を作りました。この巣箱の中の様子は中に取り付けてある小型テレビカメラによって、理科室の大型テレビにうつるようになっています。今日からはいつでも巣箱の中のようすが観察できるように、理科室前に小型モニターを追加(ついか)して設置(せっち)しました。
 今はメスがじっと卵(たまご)をあたためていて、時々オスがメスにエサをはこんできたり、メスが外にフンをしに出て行く様子が観察できます。運よくメスが立ち上がるところを見ることができると、メスの体の下にある卵も見ることができます。
 さあ、卵はいくつあり、その卵がかえるのはいつでしょう。みなさんもぜひ巣の中の様子を観察してみて下さい。
 
2016年4月2日(土)
 きれいなのですが・・・外来種です
 東門を入って右側の花だんの中が小さなお花畑になっています。その中に大きな青むらさき色のスミレ(上左写真)がたくさん咲いています。
 「スミレハンドブック(文一総合出版刊)」で調べてみたところアメリカスミレサイシン’プリケアナ’という外来種のスミレのようです。以前にきっとだれかがここに植えたものがいつの間にかこんなにふえたのでしょう。
 花だんに植えて花を楽しむ植物の中には、外国から人の手によって持ち込まれたもの(外来種=がいらいしゅ)や、人間の手によって品種改良されたもの(園芸種=えんげいしゅ)も多くあります。それ自体は悪いことではないのですが、花だんの外へ出て増えすぎたりすると、元もとあった日本の植物(在来種=ざいらいしゅ)を追いやってしまったり、植物と食べたり食べられたりする関係でつながっている他の生き物の生活をおびやかすなど、環境によくない影響(えいきょう)をあたえることもあるので注意が必要です。
 最近、この季節によく見かけるようになったオレンジ色のきれいなケシ(上右写真)ナガミヒナゲシも外来種です。小さな種を大量に作るため、一度増えてしまうと人間の手ではどうしようもなくなってしまいます。
 トンボ池のまわりは、生き物のための庭=ビオトープです。たとえきれいでも、生態系(せいたいけい=生き物どうしのつながり)をこわすおそれのあるこれらの外来種が入りこんで増えないように気を付けて管理しています。
 みなさんも身近な外来種について、調べてみましょう。
 
2016年4月1日(金)
 春のトンボ池(2)
 ナズナの花にとまっていたのは、三角形の飛行機のような形がかっこいいビロードツリアブ(左)。ふわふわのビロードのような体と長い口吻(こうふん)が特ちょうです。空中の一点にまるで糸でつったように止まって飛ぶ(ホバリング)すがたから「ツリアブ」というそうです。成虫は春先だけに見られます。この日は気温が低かったため、飛ばずに花の上でじっとしていました。
 先日6年生隊員が記念に植えていってくれたモモの苗木にもきれいな桃色の花(右)が咲きはじめました。桃の花というと3月の桃の節句の頃のイメージですが、自然では今ごろ咲くのですね。
 
2016年3月27日(日)
  春トンボ池
 トンボ池の中の島ではフトイ(左上)の芽(め)が出てきました。島のフトイやガマなどの植物はヤゴが羽化したり、産卵したりする時に大切なものです。島にとびのったりしてふみつぶさないようにしてあげてくださいね。水面にはアサザ(左上)の丸い葉がたくさんうかびあがってきました。そのまわりをクロメダカのむれやオタマジャクシがすいすいと泳いでいます。プールの北側のフェンスにはアケビの花(左中)がたくさんさきはじめました。今年こそ食べるとあまいアケビの実がなってほしいなと思います。その下では、フキノトウが高くのびて花(右中)をさかせています。全体が白いのは「め花」、黄色いおしべが見えるのは「お花」です。池の東側ではユスラウメがあわいピンク色の花(左下)をたくさんさかせています。ユスラウメはきれいなルビーのような実がなり、食べられます。体育館のうらの北倉庫(きたそうこ)の入り口わきにも大きなユスラウメがありますね。カブクワハウスの前には今年はムラサキハナナハナダイコン・ショカッサイ=右下)がさいています。
 ほかにもたくさんの野草がいっせいに花をさかせ始めています。昆虫も動きはじめました。みなさんも春休みは図鑑をもってぜひトンボ池に観察に行ってみましょう!
 
2016年3月5日(土)
  啓  蟄 (けいちつ)
 3月5日は暦(こよみ)の上では「啓蟄」(けいちつ)。冬ごもりしていた生き物たちが春を感じてすがたを見せる日とされています。冬の間、池の底でじっとしていたクロメダカたちもふたたび元気に泳ぎ始めていました。トンボの幼虫、ヤゴもだいぶ大きくなっていました。それぞれギンヤンマ(左上)、イトトンボ(右上左)、シオカラトンボ(左下・右上右)のヤゴです。カブクワハウスには地域のサポーターの方がカブトムシの幼虫(右下)を届けて下さいました。
 
2016年2月29日(土)
  フキノトウが出ました
 トンボ池のヒキガエルの産卵はひと段落ついたようです。池の南側(プール側)の土手の上ではフキノトウがふくらんできました。フキノトウはフキという植物の花です。フキノトウにはへちまなどと同じように、お花とめ花があります。今はまだ花は開いていないつぼみのじょうたいですが、開くとお花はおしべがあるので黄色、め花はただの白い花となります。
 まだあまり草のみどりがめだたない地面ですが、よく見るとオオイヌノフグリヒメオドリコソウなど小さな春の花がさき始めています。ほかにもどんな花がさいているか図鑑やカメラをもって観察に来て下さい。
 
2016年2月17日(木)
  ヒキガエルの産卵が始まりました
 ちょうど東京に春一番がふいた2月14日ころから今年もトンボ池にヒキガエルが産卵(さんらん)のために集まり始めました。地面の下の温度が6度くらいになると冬眠から目ざめるのだそうです。17日には5ペア以上のヒキガエルが池の中で抱接(ほうせつ=オスがメスのせなかにのって2匹で産卵のじゅんびをすること)しており、すでに産み落とされたばかりの卵もかくにんできました。
 トンボ池でカエルのすがたが確認されたのは、昨年は2月27日、一昨年は3月4日でしたから、今年はいつもよりだいぶ早いようです。産卵はふつう1週間ほど続きます。ヒキガエルは森のカエルなので、産卵を終えた親カエルはふたたび落ち葉の下などにもどって、もう少しあたたかくなるまで「二度寝」をするのだそうです。
※トンボ池では、観察のために卵やカエルにそっとさわるのはOKですが、産卵のじゃまをしたり、卵を持ちだしたりはしないで、やさしく見守ってあげて下さいね。
★カエルなど自然の生き物にさわったあとは、手を洗うようにしましょう。
★もっとくわしく知りたい人は「かえるよ!カエル」(リブリオ出版)がおススメ。ヒキガエルの生態からオタマジャクシの飼い方まで大変くわしくわかります。(現在絶版。図書館で探しましょう)
 
2016年2月6日(土)
  立      春
 2月4日は立春でした。校庭のの花もだいぶ開花が進んできました。トンボ池は一見したところは、冬枯れ(ふゆがれ)の景色ですが、池やプールの中にはだいぶ大きくなったギンヤンマなどヤゴのすがたが見られました。クヌギの枝で小さな虫を探しているのは、キツツキのなかまのコゲラ(右下)です。松の木にまいたこもの下には、寒い冬をのりこえたさまざまな生き物のすがたも見られました。(→詳細は「活動日誌」)
 トンボ池にヒキガエルが産卵のためにやってくる日もそろそろでしょう。昨年は2月27日でしたが、今年はいつ来るかな?カエルのすがたを見つけた人は、ぜひ連らくを下さい!
 
2016年1月26日(火)
   梅の花がさきはじめました!
 南校舎しょうこう口の前のの花がさきはじめたようです。上石神井小学童クラブの先生から、さっそく次のような報告と写真がとどきました。
「本日、梅が咲いているのに気付きました。 昨日は、梅の木を見ていなかったので確実ではありませんが今日もしくはこの2、3 日に開花したものと思われます。」
 この数日、東京も朝は氷点下(ひょうてんか=0度より下)の気温が続いていますが、春はかくじつに近づいてきているのですね。ここの梅の木は、毎年2月に入ってからさくことが多いので、やはり今年は早いようです。みなさんもさっそく自分の目で見て、梅の花のかおりもかくにんしてみましょう!
★6日の観察会参加者でやった「開花日予想クイズ」。正解者はいたかな?(一応24~26日を正解にしますね)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2016年1月17日(日)
 モグラのトンネル(その2)
 お正月明けに発見されたモグラのトンネル。バッタ原っぱだけでなく、トンボ池のまわりにも広がってきたようです。モグラがトンネルをほり進める時に出た土を地上におし上げた「もぐら塚(づか)」が池のまわりでもたくさん見つかります。(写真左)
 先日みんなでほってトンネルの観察をした場所に、板をしいておいたのですが、その板をどけてみると、同じ場所にまたちゃんとトンネルがほられていることがわかり(写真右)、モグラがこの場所にすみついて、行ったり来たりしていることもかくにんできました。
 
2016年1月6日(水)
 梅のつぼみがふくらみはじめました!
 お正月にあたたかい日が続いたためか、上小の校庭ののつぼみもふくらみはじめています。いつもだと2月の中ごろにさきはじめるしょうこう口横のこの梅。今年はだいぶ早くさくのではないでしょうか。つぼみを一つとって、中をわってみると、まだ花のにおいこそしませんが、黄色いおしべはもうしっかりできていました。
 そこでこの日のトンボ池観察会の参加者で、この梅の木の開花日の予想をしてみました。それぞれ自分なりの予想日をジュニアリーダーさんのメモに記録しておいてもらい、これから毎日観察を続けることにしました。さて、ぴったり賞となる人がいるかな?
 みなさんも自分の目でつぼみの大きさを見て、自分なりの予想をしてみましょう。
 
2016年1月6日(水)
 バッタ原っぱにモグラあらわれる!
 なんと、校庭のバッタ原っぱに、もこもこと小さな土の山がならんでいました。
 これは、モグラが地面の下のトンネルをほったしょうこです。
 校庭にトンボ池やバッタ原っぱを作ってから16年がたちますが、これまで校庭でモグラを確認したことはありません。いったいどこからやってきたのでしょう?
 観察会の参加者で、山の下の部分をそっとほってみました。すると直径数センチメートルのトンネルが南北にずっとつながっていることが確認できました。
 モグラはタヌキやネズミなどと同じ身近な野生の哺乳類(ほにゅうるい)ですが、そのすがたを直接見ることはめったにありませんね。
 上石神井でもモグラが住めるような畑や林はどんどんへっています。そんな中で「すみかとエサがあれば、一度いなくなった生き物もよびもどせるのではないか。」という考え方で、校庭に生き物のための庭=「ビオトープ」としてのトンボ池やバッタ原っぱを作ったのですが、どうやら少しずつですが、確実に生き物がもどってきているようで、うれしいですね。
 
2016年1月1日(金)
 日の入りを見よう!
 新年あけましておめでとうございます。
 今年も上石神井の町で、楽しく身近な自然を観察しましょう。
 
 さて、「初日の出」を見た方はいらっしゃいますか。
 では「初日の入り」は、どうでしょう?
 上の写真は、1月1日の上石神井の日の入りです。スタッフのつとむさんが、屋根に上って撮影したというもの。しずむ太陽の右側に富士山が見えているのがわかりますか。この時期、上石神井付近では、太陽がちょうど富士山のあたりにしずんでいくのが観察できます。すでに冬至(とうじ=太陽が一番南よりにしずむ日でもあります)はすぎていますから、太陽がしずむ位置は毎日少しずつ北にずれていきます。みなさんの家の近く、あるいは家のベランダなどから日の入りが見えませんか。富士山はどうでしょう?観察してみましょう。もちろん観察する場所によって位置はずれて見えるので、いつ、どこから見ると太陽がどのあたりにしずむか記録しておくのもいいですね。写真も撮って、ぜひ送って下さい。
   (よい子は屋根に上るのは、きけんですからやめましょう!)
 
 見つけたよ!
★身近な発見や情報をメールで事務局までお知らせ下さい。

10月31日(木)
いつ白くなるのかな?
ちょっと霞んでいますが富士山です。
今日もまだ冠雪していません。130年の観測史上もっとも遅い冠雪記録更新中です。
(画像と情報:隊員のGママより)
★去年の初冠雪(初めて雪で白くなること)は10月5日で、それでも平年より3日遅かったということですから、今年の異常ぶりがわかります。富士山が見える場所を探して観察を続けていきましょう。
9月21日(土)
おしゃれなサギ君
石神井川の下流、練馬高野台駅付近で、撮った写真です。
サギの仲間が橋の下で毛づくろいをしているようでした。
どうして、そんなに毛が気になるんだろう?
(画像と情報:6年生隊員のHくんより)
★川をのぞきこむといろいろ発見がありますね。石神井川によくいるコサギのようです。エサを取るだけでなくいろいろな仕草をするところを観察するのも楽しいですね。
9月21日(土)
どこから入ってきたの?
起きたときに母の悲鳴が聞こえて、見てみたら、寝室のカーテンにバッタがいました。家の中にどうしてこんなに生き物が入ってくるんだろう。
(画像と情報:4年生隊員のHくんより)
★生き物は、新たなすみかを探して常に旅をしているのだといいいますが、このバッタはどうやらまちがって人間のすみかに入ってきてしまったようですね。ここにはおいしいエサはありませんよ!
7月31日(水)
 増水時の石神井川 
HP(右)を見て思い出しました。7月31日19:00東京に記録的短時間大雨情報が出た日の石神井川です。
武蔵関へ行ったら雨で帰れなくなり、警報も鳴りました。雨がやんでも川はここまで増水していました。
(画像と情報:隊員のGママさん)
★たまたま通りかかったので記録として残しておいた写真とのこと。右の「上石神井のしぜん最新情報」の8月19日の一番下の写真と同じ場所から撮影したと思われますが、遊歩道部分の手すりがほぼ完全に水没しており、この時よりさらに増水した状態であったことがわかる貴重な記録写真です。
7月28日(日)
どこに行きたいの?カマキリ君
ベランダに干した洗濯物を取り入れようとしたら、壁に子どものカマキリがいました。カマキリを家の中に入れないよう、別の窓から家に入りました。カマキリは、涼しい家の中に入りたかったのかな?
(画像と情報:4年生隊員のHくんより)
★暑い日が続きますね。カマキリだってこんなに暑いと涼しい家の中に入りたくなるのかな?それにしても思いがけなくベランダで生き物観察ができちゃいましたね!
7月23日(月)
  クマゼミ  
クマゼミ(クリック拡大)が鳴き始めました。もともとは南方の暖かい地域のセミですが、最近では関東地方でも数をふやしているといわれます。おもに、日の出からお昼前くらいの午前中に盛んに鳴きます。
(画像と情報:しぜん探検隊)
7月19日(金)
人工衛星(えいせい)の木!?
町なかであまり見たことのない花を見つけました。調べてみると、タニワタリノキとありました。どれが花びらで、どれがおしべなんだか?「じんこうえいせいの木」ともよばれるみたいです。 コロナウイルスの木でもよさそうですが・・・。南の国では大きな木になるようです。
(画像と情報:しぜん探検隊)
7月6日(土)
 シーズン到来! 
昨日初めて善福寺公園に虫取りに行ったらもうカブトムシクワガタがいました。予想していたよりも多くカブトムシやクワガタがいました。(クリック→拡大)
(画像と情報:OB隊員のNくん)
★カブトムシ観察のシーズン到来ですね。身近なところにも意外にいますよ。みなさんもぜひ探しに行ってみましょう!
6月22日(土)
 孵化の瞬間! 
トンボ池バタフライゾーンのウマノスズクサに産み付けられたジャコウアゲの卵。(→右ページ参照)観察していたら、ちょうど卵から1匹目の幼虫が生まれる孵化(ふか)の瞬間(しゅんかん)を見ることができました!(クリック→拡大)
(画像と情報:5年生隊員のSくん)
★運がいいですね~!飼育していても孵化の瞬間はなかなか見ることができず、まして野外で孵化の瞬間をカメラで撮影するのはとても難しいことです。しかもそれがただのアゲハチョウではなく、珍しいジャコウアゲハの孵化の瞬間とは!!ウマノスズクサの葉の形や生えている場所(学校)までもが1枚でよくわかる素晴らしい写真です。
6月1日(土)
タマムシの羽を発見!
6月はじめのしぜん探検隊の集まりの日、近くの自然を観察していたら、地面に、タマムシの羽が片方落ちてしました。自分が思うに、これは上石神井小学校にもタマムシが生息しているひとつの証拠となるのでしょうか。いつかは、上石神井小学校にタマムシが現れるときが来るかもしれません。(クリック→拡大)
(画像と情報:6年生隊員のHくん)
★鋭い考察ですね。確かに羽が落ちているということは、その近くに実際にタマムシが生息している何よりの証拠と考えられます。アリの巣穴の外で見つけたということでしたから、アリが運んできたものの、羽は大きすぎるからか穴の中まで運び込べなかったということでしょうかね。いろいろ想像もふくらみます。タマムシの食草(食べる植物)や成虫の発生時期などを調べて観察を続けることで、本当に「上小のタマムシ」に出会える日も遠くないかもしれませんよ。
6月13日(木)
 街中のキノコ探し 
街で見つけたキノコ(学区外だけど千川通り沿いです)ひとつめ(上)は街路樹の桜の木に生えていたベッコウタケ。これが生えると残念ながら枯れて倒れてしまうので伐採されることが多いそうです。
ふたつめ(下)はシュロの切り株に生えているキクラゲ。ちょっとおしゃれ。
(画像と情報:隊員のGママさん)
★街でもできるキノコ探し。ちょっとおもしろそうですね。キノコというと秋のイメージですが、雨の多くなるこの季節。案外見つけることができたりしますね。みなさんもおもしろいキノコを見つけたら教えてください。
 
5月24日(金)
水泳の授業開始!
上小の水泳の授業はまだですが、日差しの強さ、暖かさにつられてか、気持ちよさそうに泳ぐアオダイショウを見かけました。場所は、東伏見近くの石神井川です。(クリック→動画)
(画像と情報:しぜん探検隊)
5月23日(木)
 ゴイサギの狩り 
石神井公園でゴイサギの幼鳥がエサのザリガニかカニ?をとったところです。
氷川神社の前でジャコウアゲハらしき蝶も見ましたが、上小にはまだきませんか?
(画像と情報:隊員のGママさん)
★あちこちでいろいろな生き物のヒナに出会える季節ですね。巣立っても自分でエサをとって生きていける一人前の大人になるまで修行が続きます。
ジャコウアゲハは、バタフライゾーンに食草のウマノスズクサが植えてあるので次回の観察会で探してみましょう!
522日(水)
カルガモのヒナだよ
駅にほど近いビルの植え込みの中でピヨピヨとかわいい声がするので見てみると、カルガモのヒナ3匹がうろうろしているのを見つけました。親鳥のすがたは見えませんでした。まわりに水辺はないので、石神井川に移動するときにはぐれてしまったのでしょうか。
(画像と情報:しぜん探検隊)
5月20日(月)
森の音楽家見つけた! 
近所の公園で、キツツキがケヤキの幹(みき)を口ばしでたたいている音が聞こえてきました。この公園では初めて聞く音です。時々見かけるアオゲラだと思われます。肉眼では見えましたが、ざんねんながらさつえいはできませんでした。
(画像と情報:しぜん探検隊)
4月26日(金)
 タンポポのビン詰め 
タンポポの綿毛がふくらむ季節です。開く前の綿毛を取って、上手にペットボトルやビンに入れて乾燥させると、中で綿毛が開いて素敵なタンポポのビン詰めが出来上がり!
(画像と情報:隊員のGママさん)
4月16日(火)
 緑色の桜ミッケ!
花びらが緑色の珍しい桜「御衣黄」(ぎょいこう)を見つけました。公園とかで見ることはありますが、今回は意外にも学区内で見つけましたよ。さて、ここはどこでしょう。ヒント:駅のすぐ北側。線路のそばですよ!
(画像と情報:隊員のGママさん) 
1月8日(月)
キイロスズメバチの巣発見!
雑木林の中で発見。たぶんキイロスズメバチの巣だと思われます。この時期は中は空き家のはず。次回観察会に持って行きますね~
(画像と情報:隊員のおおさわさん)
★2月の観察会でさっそく「解体ショー」やりましょう!
12月4日(火)
アンテナをつらぬくISS
 12月4日に、ISS(国際宇宙ステーション)が夜空をつうかするようすがとてもよく見えました。すごく明るかったのが、ゆっくりゆっくり暗くなっていく様子がなんともふしぎでしたね。これからよく見えるのは
6日(水)17:51ごろ  南西の高い空
7日(木)17:02ごろ  真上(天頂)
です。くわしくは・・・・
をさんこうにしてください。
10月29日(日)
ナナフシの脱皮殻発見!
ぐんま昆虫の森の温室で、たくさんいたナナフシの中で初めて抜け殻を見つけました。
(画像と情報:OB隊員のN君)
★夏にやった「夜の森観察会」ではナナフシを発見したN君。今度はその脱皮殻かぁ。よく見つけましたね!!
9月19日(火)
狩りをするスズメバチ
石神井公園(三宝寺池)でセミを捕まえたスズメバチを見かけました。しつこく撮影していたら、獲物をしっかり抱え込んで運び去っていきました。(クリック→動画)
9月12日(火)
 どんぐりミッケ!
大きなどんぐりが落ち始めましたよ。どんぐり拾いなら今がチャンスです!
(画像と情報:隊員のGママさん)
どんぐり工作も楽しいし、リースの材料にもなりますね。どこにどんなどんぐりの木があるか、情報交換しながらいろいろ集めてみましょう。拾ってきたら一度お鍋で煮て、天日で乾かすと虫も出ないし、長期保存ができますよ。
9月7日(木)
 空を見上げなはれ!
18:07の上石神井から西の空です。
ご多忙なみなさんもたまには空を見上げなはれ!
(画像と情報:OB隊員Nさん)
★みごとな夕焼けですね。空気中の水蒸気やチリが多いと赤色以外の光は散乱してしまい、このようにより赤く鮮やかな夕焼けになるんだそうです。この時期、夕暮れの西の空から目が離せませんね~
8月14日(月)
石神井公園でタウナギ捕獲!
かねてより、タウナギを飼育してみたいと思っていて、14日の夜に石神井公園へガサガサをしに出かけました。
水路を見回ったところ、大きなタウナギがゆっくりと泳いでいるのを見つけました。最初は素手でつかもうとしましたが、思った以上にぬめりが強くて素手で捕まえるのは無理だと考え、網ですくうことにしました。何度か取り逃しましたが、何とか捕まえることができ、家で飼育することにしました。体長は70cmほどでした。
(画像と情報:卒業生の通りすがりのシャムネコさん)
8月13日(日)
流星見ながら羽化したよ!
ペルセウス座流星群。極大となる今晩は微妙ですが昨晩は見ることができました。よかったです。写真は流星を見ながら羽化したアブラゼミです。
(画像と情報:OB隊員さん)
★昨晩は雲の間に結構星が見えましたからね。今晩はどうかなぁ・・・
8月9日(水)
積乱雲の発達と移動
昨日のOB隊員さんからの情報に引き続きまた雲の話題を…
夏といえば積乱雲(入道雲)。雷はイヤですが(実は大好き。ワクワクします)、じっと見ていると積乱雲は実にダイナミックな動きをしています。時間を短縮して撮影するとその動きがよくわかります。→動画
(画像と情報:スタッフのつとむ)
8月8日(火)
空から目が離せません!
台風が近づいてきているようです。長いこと雲一つない青空続きでしたが、ここへ来て雲の変化、気象の変化がおもしろいです。上は太陽の両側に明るく虹色に光る点(「幻日」(げんじつ)が見えています!その下は富士山と幻日です。下の写真は雲の一部が虹色に輝いて見える「彩雲」です。
(画像と情報:OB隊員さん)
★雲の変化が面白いですね!朝夕の急な雨の後には虹が出ることもあります。みなさんも空を見上げてみましょう。
 
8月7日(月
 ついに会えた!念願の・・・ 
ついに念願の水棲昆虫に会えました。ゲンゴロウです!(→画像拡大)
(画像と情報:OB隊員中1のS君)
★S君はゲンゴロウに会いたくて計画を立ててはお父さんと日本各地のため池などを回り、ようやく4年ごしで出会うことができたのだそうです。探して回る中でアメリカザリガニなどの外来種が入り込んでしまって生態系がくずれてしまった地域が多いことにも気づいたと話してくれました。
8月6日(日
ミンミンゼミが羽化しました!
 昨日のセミの羽化観察会で持ち帰った幼虫が無事羽化しました。ミンミンゼミでした!
(画像と情報:4年生隊員のS君)
8月5日(土
ミノムシくんを見つけたよ
 朝おきて家のドアーをあけると、なにやらぶらぶらしたものが目に入りました。ミノムシでした。朝のごあいさつをしにきたのかな?朝から暑いのに、あんなのをからだにまとってだいじょうぶ?
(画像と情報:スタッフのコタジー)
7月31日(月
 さてこのトンボは・・・? 
静岡県伊東市にて。宿泊先のプールで泳いでいたら、黄色いトンボの大群が飛んでいて、そのうちの一匹が駐車場内で休憩している所を発見しました。シオヤトンボ??
(画像と情報:4年生隊員のS君)
★上石神井ではあまり見ないトンボ?ですね。あれれ・・・よく見るとチョウみたいに長い触覚(しょっかく)がありませんか?(→画像拡大)
もしかしてトンボによく似たツノトンボかな?
7月29日(土
 どうか逃げないで! 
帰宅してドアを開けようと思ったら、交尾をしているムシヒキアブが!
どうか逃げないでと思いながら急いで撮影しました。
(画像と情報:4年生隊員のS君)
5月1日(月)
白い花のアを見つけた!
  町中を歩いていて、白い花をつけているアカバナユウゲショウを初めて見つけました。単にユウゲショウと呼ぶこともあります。シロバナアカバナユウゲショウなんてちょっとへんな呼び名ですね。シロバナユウゲショウでもいいみたいです。ならべて比べると、アカバナの方は茎は赤茶色をしていますが、シロバナの方は、葉の色と同じ緑色のままです。
アカバナユウゲショウの中に白い花がまじっていないかどうか調べてみましょう。
(画像と情報:スタッフのコタジー)
4月13日(木)
黄砂(こうさ)のえいきょうかな?
 夕日をとろうと西の空にカメラを向けてみました。風が強い日なのに、今日ばかりは山かげもどんよりぼんやり見えています。真上はきれいな青空ですが。やはり黄砂のえいきょうでしょうか?
(画像と情報:スタッフのコタジー)
4月12日(水)
にげ出した植物
~石神井川で見つけたよ~
寒い時期からついこのごろまで、水のない
石神井川の底に黄色く目立つ花がさいています。『キクザキリュウキンカ』というヨーロッパからやってきた花です。どこかの庭先からにげだしたようで、かなり広がりを見せています。ちぎれた根からかんたんにふえるので、野生化するとやっかいです。ヒメリュウキンカ(クリック)との区別がまだしっかりとされていないようです。
 (画像と情報:スタッフのコタジー)
4月6日(木)
巨大なシロツメクサを発見しました
場所は、石神井井川沿い、東伏見の早稲田大学グラウンドの、石神井川を挟んだ南側「下野谷 遺跡公園」です。葉もとても大きいのですが、花も大きく、直径3cmくらいあったでしょうか。まるで葱坊主(ネギの花:クリック)のようでした。
(画像と情報:スタッフのMさん)
★図鑑などで調べるとシロツメクサの花の直径は1〜2cmほどが普通なようです。直径3cmとは確かに巨大ですね。大きな四葉のクローバーも見つけることができるでしょうか…。
3月31日(金)
エドヒガン桜がやってきた!
みなさんにおしまれつつも、幹の中に空洞(くうどう)ができてしまったために切り倒された桜(ソメイヨシノ)に代わり、西門わきに新しい桜の木がやってきました。新しい桜はエドヒガン桜という品種で、ソメイヨシノより少し早く咲く桜です。今回植樹されたエドヒガンはすでに凛(りん)と若葉を出している状態です。花をつけるまで何年かかかるようですが咲いた時の皆さん喜ぶ姿が今から楽しみです
(画像と情報:スタッフのSさん)
★上石神井小学校の桜は図書室北側にあるオオシマザクラ以外はソメイヨシノでしたが、開校当初植えられたものは学校と同じくらいの年と考えると樹齢70年を超え、幹が老化して近年次々と切り倒されてしまっています。(ソメイヨシノはひかくてき寿命が短い樹木だそうです)新しく植えられたエドヒガン桜は寿命が長い桜で、中には樹齢数百年と言われているものもあるくらいですから今後も長く上小のシンボルとなっていくといいですね。生物多様性という観点からもソメイヨシノばかりでないというのはよいことだと思われます。
3月15日(水)
ジョウビタキ
石神井川に沿った都営上石神井アパートの一角。ジョウビタキのメスがいました。冬鳥の季節は終わり、このメスのジョウビタキもそろそろ旅支度でしょうか。(→画像拡大)
(画像と情報」:スタッフのT)
3月10日(金)
ムクドリの水浴び
春本番のような暖かさに、夕方、たくさんのムクドリが石神井川で水浴びをしていました。ねぐらに帰る前の入浴タイムでしょうか。(→動画)

3月9日(木)
 冬眠終了!
一気に春めいた暖かな陽気に誘われて、ニホントカゲも冬眠から目覚め、日向ぼっこを始めたようです。〈上石神井第4踏切と第5踏切(閉鎖中)の間の線路ぎわ〉
(画像と情報:スタッフのつとむさん)
3月8日(水)
 幼虫めっけ! 
春から育てていた綿が枯れたので、植木鉢の土を空けたら、中から大きな幼虫が4匹も出てきました。コガネムシ?でしょうか。
園芸用の土で大きく育っていて驚きました。
せっかくなので腐葉土を入れたケースに移し替えて、様子を見ることにしました。
(画像と情報:3年生隊員のSさん)
★うえきばちから出てきたというこの幼虫。さてさなぎになって羽化したらいったい何になるのでしょう?ケースに移して飼育して、自分の目で確認するというのはとてもいいとりくみですね!結果がわかったらぜひまた写真を撮って報告してください。
3月2日(木)
見えた!木星と金星の大接近
2日の夕方は嵐のような風が吹き、大接近の観察はダメかと思われましたが、あきらめずに観察したら見ることができました。(画像クリック→拡大)
(画像と情報:隊員のGママさん)
2月23日(木)
夕方の絶景をパチリ!
23日の夕方、家の2階から家族で見ました。とてもきれいでした!
はじめはスマホを使ったのですが、手ブレがひどく、次にデジカメでねらいました。すると三きゃくなしでもうまくとれました。(画像クリック→拡大)
(画像と情報:OB隊員・中1のY君)
いろいろな機材を使ってみたのがいいですね。3つの天体(月・木星・金星)が並んでいる様子がよくわかります。3月の大接近の様子もぜひとってみてください。
2月22日(水)
毎日見てます!
22日の夕方、18:51。古田島先生からの宿題(→こちら)に挑戦中。毎日同じ場所から同じ設定で撮影してみようと思います。(画像クリック→拡大)
(画像と情報:隊員のGママさん)
★22日と23日の比較画像が届きました。この先も2日の大接近までの変化が楽しみですね。
2月22日(水)
 春めっけ!② 
こんにちは。しぜん探検隊で頂いたサクラソウが綺麗に咲きました!写真を送ります。
(画像と情報:OB隊員・中1のY君)
★スタッフのコタジーが毎年取ったタネから育てた苗を秋に分けてくれているものですね。次々とつぼみが上がってきているようですから、これからもしばらく楽しめそうですね。
2月15日(水)
 春めっけ! 
先週、三浦海岸に行ってきました。そこではもう春がやって来ていて、ハコベ、タンポポ、オオイヌノフグリ等が咲き、カメムシかな?出てきていました。
(画像と情報:スタッフのKさん)
★恒例「春さがし」の今年の第1報ですね。春はもうすぐそこまで来ているのですね。みなさんもそろそろ冬ごもりを終わりにして外に春を探しに出かけましょう。週末は暖かくなるようですよ~
1月24日(火)
 石けんの実、ミッケ! 
前に観察会で遊んだ「ムクロジの実」がいっぱい落ちているのを見つけました。(写真・上)まわりの半透明の部分はぬらせばアワがいっぱい出て石鹸遊びができたんですよね。そのまわりの部分を取ると、中から硬くて黒いタネが出てきます。(写真・下)これが、羽根つきの羽根の黒い玉の部分。
見つけたのは、石神井公園。上を見るとまだいっぱいなっていて思わず「ムクロジパーティーだぁ!」
(画像と情報:OB隊員のN&Rちゃん)
★この実をひろえるのは、ちょうど今の季節なんですね。集めておいたら次のリース作りの時のいい材料にもなりそう・・・
 
1月21日(土)
 日の入りも見たよ! 
学校の屋上から日の出を見たので、夕方は日の入りも観察してみました。16:56とのことでしたが、ちょうど西の方角に雲があり、太陽が雲にかくれたのは16:29でした。西に雲があるということは、これから天気、悪くなるのかな。
(画像と情報:隊員のGママさん)
1月12日(木)
 月齢19の昼間の月 
昼間の月がよく見えていました。月齢19だから上石神井の電車の車庫の同じ19番線の上に出ているように撮れたら面白いかなと思ったけど、なぜか19番線だけ表示がない(汗!)
(画像と情報:隊員のGママさん)
1月6日(金)
 暈と幻日 
太陽に巻層雲がかかると、そのまわりに色のついた光の輪や強く光る場所が現れたりすることがあります。今日は丸い輪とその両脇に虹色に光る「幻日}(げんじつ)が見えていました(矢印の下)。左右両側に、はっきり見えていましたが出先にいたのが残念。真ん中の太陽を隠すようにして撮らないとまぶしすぎて暈や幻日がうまく写らないのですが・・・
(画像と情報:隊員のGママさん)
1月1日(日)
 初日の出と初日の入り 
あけましておめでとうございます。
元日は、風はさほどないのに、とてもすんだ空にめぐまれました。
南東の空から日の出の時こくの数分後には太陽が見えてきました。わずかに広がる低い雲が光をうけて、それ刻々と増していくようすは神々しいものでした。
矢印の先に都庁やドコモタワーが見えています。
日の入りは、富士山の火口のすぐ南がわでした。あと1週間足らずで火口に重なりそうです。
★初日の出16秒動画(→こちら)
(画像と情報:スタッフのコタジー)
12月26日(月)
 1時間以内で全部見えた! 
日月火水木金土全部を最短時間で見るチャレンジ。1時間以内で全部見られました!!
上から太陽():26日16:24撮影・星:26日17:03撮影・星・星・星:26日17:13撮影・星・土星・月:26日17:13撮影
(→それぞれ画像クリックで拡大)
(画像と情報:隊員のGママさん)
★すごい。古田島先生もびっくりの最短記録でしょうか。こんな「惑星パレード」は次は2061ねんまで見られないそうです。みなさんもぜひ西の空に注目!(コタジーの記事はこちら・クリック)
12月22日(木)
 水星見えた! 
東方最大離角の水星と、金星です!24日からは日月火水木金土全部を最短時間で見るチャレンジも狙えますよ。
(画像と情報:隊員のGママさん)
12月8日(金)
 月のくしざし! 
天気が悪く、年内のダイヤモンド富士がとれなかったので「タワーくしざし満月」をとってみました。
12月8日は、満月のすぐそばに本当は明るい火星が見えていたですが、さらに明るい月の明るさに合わせてとったので写っていません。
タワーの頂上の部分がぴったり満月の中に入りました。17時半くらいから5分おきにとったものを後で合わせました。
月の軌跡(きせき=動いたあと)を見ると、ずいぶんと地面から立っているのがわかります。
冬の満月の動きは、この時期の太陽とは反対に、天の高いところを通ることがわかります。でもこれは満月の時だけで、月の形がかわると通る高さもかわります。冬では、新月になるほど高さが低くなります。(冬の太陽と同じになる)
夏はこの反対で、満月は低く、新月に近くなるほど高くなります。太陽は、何か月もかかって高さがかわっていきますが、月は2週間くらいの間に、高くなったり低くなったりしているというわけです。
(画像と情報:スタッフのコタジー)
12月4日(日)
 桜草咲いた! 
先日の観察会で、こたじま先生から頂いた桜草に、花が咲きました。去年はピンク、今年は白でした。今年は二株頂いていて、もう一株もつぼみが出てきたので、何色が咲くか楽しみです。
(画像と情報:4年生隊員のSさん)
★寒くて花の少ない時期にもきれいに咲き続ける桜草(=プリムラマラコイデス)うれしいですね。みなさんのところでは何色が咲くかな。
11月27日(日)
 大根できたよ~! 
畑プロジェクトで種から育てた大根。できました!
(画像と情報:畑プロジェクトメンバー)
★某農大の有名な「大根おどり」を思い起こしました。大根ってできると思わずにぎりしめて踊り出したくなるものみたいですね。わかるわかる。
11月26日(土)
 バッタソフト食べたぞ 
イナゴが突き刺さったソフトクリーム。長野県の諏訪湖で発見。思わず挑戦しちゃいました。
「ソフトクリームの甘い味にイナゴのしょっぱいところが合っておいしかった。でもちょっと見た目がグロかったよ」(本人談)
(画像と情報:4年生隊員のK君)
★地球を救う「昆虫食」がちょっとしたブームとか。イナゴは日本ではひかくてきポピュラーな食べ物みたいですが、ソフトに合わせるとは!隊員なら挑戦したくなるよね~
11月20日(日)
木の実を拾いに公園に行こう!
リースづくりのためのつるとりも終わり、いよいよ12月3日はリースづくり本番。みなさんも、各自で木の実や木の枝など、リースづくりに使えそうな材料集めをしましょう。
11月12日(土)
フヨウはふよう?(不要)
 いいえ、リースに 
みなさんリース作りの材料は集めていますか?フヨウの実がリース作りに使えるというので、近所の鉄道にそう道や石神井川ぞいの道で見つけたので集めてきました。12/3にもっていきますね。
(画像と情報:スタッフのコタジー)
11月1日(火)
 ムクドリの大群 
ムクドリの繁殖期は春から夏にかけてで、それが終わると親鳥も巣立った子どもも一緒になって群れを作るようになります。秋から冬にはその群れは大きくなって、何百、何千、場合によってはそれを超える数のムクドリが群れを作るそうです。この時期、上石神井周辺でも、夕方にムクドリの群れを見ることができます。ムクドリは群れでねぐらに集まって寝るそうですが、おもしろいのは、寝ぐらに向かう前に、一回、どこかに集まることです。写真は、夕方、高圧線の鉄塔に集まったムクドリです。こうして集まったあと、何かをきっかけに、群れはねぐらに向かって飛び去っていきます。いくつかの群れが集まっているようで、見ていると、電線に残っているムクドリもいて、すべてのムクドリがいっぺんにねぐらに向かうのではないようです。それでも暗くなる前には、鉄塔や電線には一羽のムクドリもいなくなります。
→画像クリックで拡大
→動画(クリック)
(画像と情報:スタッフのつとむさん)
10月27日(木)
 カノープス見えた! 
南の低い空に見ることのできるカノープス。見えました!ただし午前3:23。
(画像と情報:隊員のGママさん)
★シリウスに次いで明るい星ですが、日本では高度が低いため(東京で約2度)なかなか見ることができない星です。南がよく開けた場所を探して、星座アプリなどで見える時刻(けっこう限られた時間です)を確認して、みなさんもこの冬はカノープス探しにちょうせんしてみましょう。
10月26日(水)
 綿の実ができました! 
畑に植えた綿(わた)に実ができました!
(画像と情報:隊員のKママ)
★白いフワフワの綿の実。このフワフワからみなさんが着るいろいろな服やタオルなどの綿(コットン)製品ができるのですね。このままリースなどの飾りとして使ってもすてきですね。来年はみんなでもっとたくさん育ててみたいですね~
10月23日(日)
  
虹色の雲(彩雲=さいうん)が出ていました。
(画像と情報:スタッフのつとむさん)
★太陽のそばにある高積雲などの端が美しく虹色にかがやく現象です。古くからとても縁起(えんぎ)がよいものとされています。何かいいことあるかな・・・
10月14日(金)
 「石神井川そばのソバ 」 
 ~ にげ出したソバ ~
西東京市の石神井川は、水が少な目で、川ぞこにたまった土には多くの野草が生えています。
このところ川べりを歩いていてやたら目につくのが、白い小さな花をたくさんさかせているつる性の野草です。大きな群れをなしてさきほこっています。葉は、かどのとれた三角形です。
シャクチリソバ』というソバの仲間でした。にがくてまずいけれどからだいいいことで有名なダッタンソバの親せきです。昔、小石川植物園に外国から薬草としてもちこまれたものがにげ出して全国に広がったようです。ふえすぎてやっかいものあつかいされてもい
ます。
ソバ粉にしてソバをつくってもにがくてまずく、むしろ若い葉を野菜にするということです。
薬草というからには、どんなこうかがあるのか調べてみましょう。(野草をやたらに食べたりしないように
(画像と情報:スタッフのコタジー)
10月12日(水)
 よっぱらったフヨウだ! 
「よっぱらった?フヨウ」を見つけました。スイフヨウ(酔芙蓉)」といい、街角でふつうに見かける花です。さきはじめた朝は花びらが白いのですが、時がたつにつれて、しぼみながらピンク→赤とかわっていきます。そのようすをよっぱらって顔が赤くなることにたとえたのですね。どうして色がかわるのか調べてみましょう。
(画像と情報:スタッフのコタジー)
10月8日(土)
 十三夜の月と木星 
雲の合間から見えました!
(画像と情報:隊員のGママさん)
10月2日(日)
 関公園にて 
関公園で出会いました。ヒバカリかな?と思ったけれどアオダイショウ?
(画像と情報:隊員のGママさん)
10月1日(土)
 光をあてて拡大してみると!!
浴室や洗面所など水回りでときどき見かけるオオチョウバエ。ただ地味でうっとうしいヤツと思っていましたが、ストロボで光を回して拡大撮影してみると…。
9月24日(土)
 小さな細長い貝発見! 
画像悪いですが、先ほど初めてキセル貝を見つけました!
(画像と情報:隊員のKママ)
★陸にすむ貝はカタツムリだけではないんですよね。よく探すとこのような細長い小さな貝を見つけることがあります。キセル貝は左巻きですが、オカチョウジガイという右巻きのもいます。死んだ貝殻のように見えても水をかけると写真のように動き出すことがあります。探してみましょう!かわいいよ~
9月16日(金)
上小のヒガンバナも咲き始めました
この時期になると、すぅ〜っとのびて、パッと花火のように咲くヒガンバナ。トンボ池でも咲きはじめています。
(画像と情報:スタッフのSさん)
9月15日(木)
 カマキリ釣りにちょうせん! 
自宅で子ども文庫を開いている知人に、探検隊の本を寄付しましたところ、利用者の少年が、早速【釣れた】報告を下さったそうです。
(画像と情報:スタッフのMさん)
★探検隊の本から、身近な自然遊びが広がっていっているようでうれしいですね。みなさんもいろいろ挑戦してぜひ報告を聞かせてください。
9月12日(日)
 黄色のヒガンバナ見つけた! 
ヒガンバナが咲き始めています。上小の駐車場わきのはどうですか? 近所に黄色のヒガンバナがあるのに気が付きました。プランター植えです。ヒガンバナは真っ赤、ピンク 白 などがあると思っていたら、黄色のもあるんですね。
黄色いのはショウキズイセンという名でもよばれています。ほかにどんな色のヒガンバナがあるのかさがしてみてください。
(画像と情報:スタッフのコタジー)
9月9日(金)
 トチの実 
トチの実の季節になりました!公園にたくさん落ちていました。今年はリース教室やるんですか?
(画像と情報:隊員のGママさん)
★風の吹いた次の日、早朝のお散歩のごほうびですね~ピッカピカのトチの実、拾うとうれしくなりますね。リース教室、まだ確定ではないですが今年もやりたいなぁと考えています。みなさんも材料集め始めましょう。
9月8日(木)
 オケラ発見!! 
露天風呂でオケラ発見!近くに田んぼもないのに・・・
(画像と情報:スタッフのKママさん)
★田んぼのような場所で見つけるイメージですが、都内にもいるんですね~。上小でもトンボ池横の側溝でスタッフのSさんが見つけた記録があります。
※「露天風呂」というのはKママさんのおうちはお風呂屋さんだからです。
ちなみにオケラは泳ぐの得意だそうですよ。
9月7日(水)
 レンゲショウマ 
SNSで人気のレンゲショウマ。石神井公園、いろいろありますね。映えないケド・・・ 
(画像と情報:隊員のGママさん)
★御岳山まで行かなくても身近なところでも見られるのですね~
9月4日(日)
・・・ドクターブラック・・・
家の前の道路を黒いきれいなイモムシが3匹も歩いていました!
★頭の部分がななめの流線形。黒いボディーにオレンジ色と黄色の丸い窓みたいなもよう。おしりにはとがったアンテナが1本。新幹線にドクターイエローっていう車両があるけれど、まさにそのブラックバージョン!ということで私は「ドクターブラック」って呼んでいます。 (→資料)
この時期、食草のヤブガラシから下りて地面の下でさなぎになります。身近に出会える美しい生き物ベスト3に入ると思いますよ。ちなみにとげはにせもの。さわってもだいじょうぶです。
(画像と情報:隊員のりっちゃん&ママ
8月19日(金)
 夏のオリオン 
昨晩から今朝にかけては風が変わりましたね。光にもかすかな秋が感じられます。早朝の上石神井の空には冬の星座オリオンが見えていました。(19日3:38撮影)
(画像と情報:隊員のGママさん)
8月13日(土)
昼間からうじゃうじゃカブトムシ
近所の民家(緑が多いところですが、広い緑地は近くにはありません)に、昼間からカブトムシが元気に動き回っている木を見つけました。
シマトネリコという木のことをテレビで紹介しているのを思い出しました。カブトムシというと、夜クヌギなどの木にやってきてじっくりと樹液を吸っているというイメージですが、シマトネリコにやってくるものは、様子がかなり違います。
昼間なのにとにかくよく動きまわり元気です。ブンブン飛び回るものもいます。この木とカブトムシの関係は、まだわからないことも多いみたいですが、埼玉県の小学生の研究も参考にしていろいろと調べてみてください。
★シマトネリコという木になぜかカブトムシが集まるという情報、聞いてはいましたがまだ見たことがありません。このシマトネリコという木は最近、庭木として人気なのだそうですが上石神井にはありますかね。どんな木が調べておいて登下校やお散歩の時などに探してみてください。
(画像と情報:スタッフのコタジー)
8月10日(水)
街路樹を見上げてみれば
いま、あちこちで鳥のヒナが鳴いていますね。新青梅街道の街路樹にも鳥の巣がありました。(写真左上)青梅街道の街路樹にも何かの巣があったし、街路樹って巣作りしやすいんですかね?
★昼夜を問わず人やクルマが絶えず通る場所は、天敵におそわれにくいというようなことがあるのでしょうか。都会に暮らす鳥たちのしたたかな知恵ですね。
(画像と情報:隊員のGママさん)
8月6日(土)
 夏のモフモフ 
昆虫界のアイドル、セダカシャチホコ
数日間外廊下の天井にいましたが、とうとう力尽きたご様子。
暑くないのか心配になるほどのモフモフっぷり!
(画像と情報:隊員のGママさん)
8月1日(月)
上石神井駅の日の出(夏
暑い日が続きます。早朝5時の駅から見た東の空。
冬バージョン(2月23日・クリック→動画)とくらべてみてください。
★暑い暑い・・・と文句言ってないで、ちょっと早起きして空を楽しむのもいいですね~
ちなみに下の空の動画も素敵です。こちらも撮影はGママさん。7月27日。ほかでもない上石神井の空です。
(画像と情報:隊員のGママさん)
7月21日(木)
 7月の発見いろいろ 
7月に見つけた自然いろいろ。
上・石神井公園内の売店「豊島屋」さんで見つけたタマムシ(7月8日)
中・石神井公園のモミジの木に生えていたキノコ。とてもおいしいキノコなのかハムシがたくさんいました。(7月5日)
下・井草の森公園のアオギリの花。そろそろ開花です。(7月5日)
★今年は梅雨明けが早く、すぐに暑くなったためタマムシはずいぶん早くから見られた気がします。石神井公園にもいるのですね。
みなさんも見つけた夏の自然を教えてください。
(画像と情報:隊員のGママさん)
7月9日(土)
オナガの子育て2022(巣立ち編)
オナガのヒナたちですが、生まれたのは4羽。そのうち落ちてしまい死んでしまったのが1羽、8日の段階でかなり大きく(巣の中で羽をばたつかせている)育ってきたヒナが3羽が巣の中に確認できました。翌日9日は朝少し早め6時ころに見に行きました。ヒナはもう巣の外に出ていて、一羽は数m下のカエデの木に乗っています。もう1匹はなかなか見つからなかったですが、声をたよりに探してみると巣の真下の低木(アオキやクマザサ)の葉陰にかくれるようにとまっていました。いずれも、何羽もの親鳥がギーギーいきかい、エサを時々やりにきていました。ヒナに近づこうものなら、頭をつつかれそうないきおいでした。残る1羽のヒナはついに見つけられませんでした。ツミの声や姿がよく見らるので、1羽は捕食されてしまったのかもしれません。生きているのはどちらも飛ぶのはかなりおぼつかないヒナです。ちょっと、「巣立ち」が早かったのでしょうか。親からエサをもらっているので、そのうちしっかりしてくると思いますが、なにしろ外敵がけっこういそうなのでちょっと心配です。
5分09秒動画→こちら
(画像と情報:スタッフのコタジー)

7月5日(火)
 オナガの子育て 2022 
5月末に近くの公園のけやきの木に巣を見つけてから、3週間以上かかってやっとオナガのヒナがふ化しました。
去年は、どういうわけか親鳥がとちゅうで巣をあきらめてしまったようですが、今年はめでたくヒナのたん生を目にすることができました。ヒナは今はすくすく育っているようですが、途中悲しいこともありました。
同じ園内にいるツミにおそわれそうになる場面もありましたが、なんとか切りぬけられたようです。今は台風の大風や大雨が心配ですが、無事に巣立ってくれるとうれしいです。高い木のななめ下からの撮影ですが、ひなはどんどん大きくなるので、そこそこ中の様子をうかがうことができます。ひなの鳴き声も聞こえます。強拡大するために望遠鏡のレンズを使いました。
2分40秒動画(→こちら)
(画像と情報:スタッフのコタジー)
7月2日(土)
10円玉みがきやってみました
探検隊で(カタバミの葉で)10円玉を磨いてから、帰って5円玉も磨いてみました。5円玉は10円玉と違ってそこまで綺麗に光らなかったです。磨いてしばらくするとまた錆びてきてしまいました。
★今日の観察会でやった「カタバミの葉っぱ」を使った10円玉みがきをさっそく家で発展させて実験してみたんだね。こんなふうに別のものでもいろいろ試してみるとおもしろい発見もあるね。台所にあるお酢などの調味料、庭の別の葉っぱなども試してみたそうですね。こんど結果を詳しく聞かせてください。
(画像と情報:OB隊員中2のNくん)
6月28日(火)
水星見えたよ・逆三日月も
27日早朝の東の空。水星と細ーい逆三日月がよく見えました。5月2日の投稿と較べてみて下さい。
(画像と情報:隊員のGママさん)
6月23日(木)
 なんのまゆかな? 
学校のクワの木で見つけました!
★大きな繭(まゆ)ですね。クワの木で見つけたということは、カイコの原種と言われるクワコでしょうか。しっかり糸で繭を作り、中のさなぎが鳥などに食べられないようにガードしているのですね。この糸だけを集めて布を作ろうと考えた昔の人もすごいなぁ。
(画像と情報:隊員のGママさん)
6月22日(水)
 見たことあるかい? 
こんにちは!
ハラグロオオテントウ(上)とビロードハマキ(下)です。
ハラグロオオテントウは関町で飛んでいたものです。1.2センチほどあります。
ビロードハマキは石神井公園の旧内田家住宅にいました。図鑑の絵は、はねがひらいて描いてあったので、気がつきませんでした。
どちらもツマグロヒョウモンやアカボシゴマダラ、ナガサキアゲハ、ジャコウアゲハなどと同じように近年北上してきた昆虫ですね。数年前は房総で見つかったとニュースになっていたのに、そこらへんで見られるようになりましたよね。
★このHPではどちらも初登場の新顔さんです。練馬区内にいるのですね!ハラグロオオテントウはその名の通りの大きさであることが1円玉とのひかくでよくわかります。
(画像と情報:隊員のGママさん)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6月13日(月)ソバの花
市内の新青梅街道そばにソバの花を見つけました。がいろじゅのすぐわきに、いったいだれがまいたのでしょうか?
ソバは、年に二回(夏と秋)とれるそうです。▲の形をした種を見たことがありますか?
あざやかな赤い花をつける種類もあるそうです。
(画像と情報:スタッフのコタジー)

6月10日(金)
キアゲハの幼虫
3齢までの、まだ体全体が黒っぽいうちは数多くいても、緑色が多くなった4齢の幼虫になると、なぜか数を減らしてしまうような気がします。このキアゲハの幼虫は久しぶりに見つけたビッグサイズので、もうじきサナギになるのではないかな。
(画像と情報:スタッフのSさん)